すいとるゾウ
すいとるぞう
ばいきんまんとえほんのルルンに登場した怪物。
青色のゾウのような外見をしているが、まばたきを全くしない。
自我も持ち合わせており、普通に喋ることも可能。
語尾に“ゾウ”が付くが、決してちびぞうではない。
ばいきんまんは始めてみたはずなのに既視感を覚えている。
基本は踏み潰しや体当たり、鼻を振り回して攻撃をするが、なんと言っても名前の通り、生命エネルギーを吸い取る力を持ち、吸い付くされた植物は枯れ果ててしまう。
また、目から発射されるエネルギー波にはあらゆる生命体をコゾウ(小さい上に「パオパオ」しか言えない象)に変えてしまう効果を持つ。
耐久力も異常で、正面からパンチを食らっても効かなさそう。
声を担当した岡村氏は以前にも27時間テレビ内の『サザエさん』スペシャルアニメ(本人役)や洋画の吹き替え(主役)で声優を担当した事があるが、アニメ映画への出演は今回が初となる。ちなみに前者には2代目ドキンちゃんやロールパンナの声を演じた富永みーな女史が出演しており、岡村氏と共演している。
本作出演の際嘗てぐるナイのゴチになります!でゴチメンバーだった宮野真守氏からアドバイスを受けていた事を思い出していたという。
また、すいとるゾウのことを気に入っているようで、グッズ化されることを望んでいた。
『めちゃイケ』メンバーが映画にゲスト出演するのは、1999年に公開された『勇気の花がひらくとき』にゲスト出演した雛形あきこ女史以来25年ぶりである。
すいだすゾウ…対義語…ではない
ちびぞう…先輩のゾウさん
前述の通りまばたきをしなかったり、異常な耐久力を持っていたり、駆けつけたアンパンマンと対決する途中、腹部に檻がついていたことが判明。そこにばいきんまんを閉じ込めていたりと、生き物とは思えない面がいくつかある。
さらに、アンパンマンが起こした竜巻で青い毛皮が剥がれていき…
ネタバレを知りたいお前らのために、オレが書いておいたゾウ!ネタバレ注意だゾウ!
「えほんの世界のエネルギーを吸って最強メカになるんだゾ〜ウ!」
正体はばいきんまんが作成したメカの失敗作(そうとは思えないくらい強いが…)。
実は絵本と一緒に落ちてきた設計図はスゴイゾウのものではなく、コイツのものだった。本当の外見はは目と檻以外、スゴイゾウによく似ている。
この世界に来た経緯やなぜ失敗作になったのかは一切不明。
コイツのように翼を展開させて飛ぶ事ができる。
正体が判明した後、ばいきんまんがアンパンマンに自分ごとすいとるゾウを倒すように言うが、アンパンマンは檻を破壊してばいきんまんを助けた。しかしその隙にコゾウにされてしまう。
解放されたばいきんまんはウッドだだんだんの頭部が変形したウッドもぐりんを使ってすいとるゾウを足止めしつつ攻撃をするが、粉々にされてしまう。
駆けつけたパン戦士たちの攻撃も効かず(メロメロパンチは有効だったが、すぐに効果が消えた)返り討ちにし、ばいきんまんとルルン以外をコゾウに変え、とどめを刺そうとする。
ところが、ばいきんまんやアンパンマンとの出会いで勇気を貰ったルルンが森の力で戦う力を解放したことによりツタで足止めされてしまう。
しかし、すいとるゾウは今まで吸収したエネルギーを自分にかけ、「デッカイゾウ〜!」と巨大化する。
ツタでの拘束を破り、ルルンが作ったもくせいバイキンロボ(名前はパンフレットから)も瞬殺し、勝てる気がしない状態にさせた。
それでもルルンは何度やられても立ち上がった。
その間にアンパンマンが新しい顔で復活。
ばいきんまんもウッドもぐりんの残骸でもくせいバイキンUFOを作った。
アンパンマン、ばいきんまん、ルルンの3人と最後の戦いをする。
1対3でも善戦するが、もくせいバイキンUFOの爆弾で視界を塞がれる。最後はルルンの力を受けたアンパンチにより敗北した。
映画ボスとしては珍しく、消滅や封印ではなく、浄化という結果となった(下の画像真ん中)。
「メカ…だったよな…?」などと突っ込んではいけない。
映画ボスが浄化される例(強化されたばいきんまんが通常に戻るのは除く)は、ガラゴン、グリンガーが挙げられる。
さらなる余談
- 岡村氏は、『すいとるゾウは映画シリーズ史上最強の敵!?になるかもしれません。』とコメントしていたが、ラスボスの中では最強クラスのゴロンゴラやブラックノーズにも匹敵する暴れっぷりをみせたので、あながち「最強の敵」であることは間違いない。
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すべて見るもしもブラックノーズと魔法の歌にすいとるゾウがいたら…
世界線、時系列等は特に気にしなくて大丈夫です。気軽にどうぞ。 ただ、ブラックノーズと魔法の歌、ばいきんまんとえほんのルルンのネタバレを含みます。4,848文字pixiv小説作品