概要
それいけ!アンパンマンに登場する、そのキャラクター達の種族名である(公式名称ではなくファンの間から名付けられいる)。
例の要素は、
- 頭部がパンでできている
- マントを身につけて空を飛ぶ
- 胸に特定のマーク
- スーパーマン如く戦い、困っている人を助ける
と、これらの要素を携えている。
主人公アンパンマンをはじめ、しょくぱんまん、カレーパンマン、メロンパンナ、ロールパンナ、クリームパンダの6人のキャラクターを主要とする。
ロールパンナを除くパン達は、パン工場に所属しており、困っている者の為にパトロールをしたり、ジャムおじさん達と共に街でパンを配る仕事をしている。
パンのためか、ほとんどの戦士が水に弱く、顔がふやけて力を失う。よくやられるアンパンマンが有名だが、カレーパンマンやしょくぱんまんも水を浴びると顔がふやけてる。雨で顔が巨大化した事がある(ロールとローラうきぐも城のひみつより)。ちなみにメロンパンナはなぜか水に強いらしく、川に落ちても平気なところがある(ばいきんまんの3ばいパンチより)。
ロールパンナ(ブラックロールパンナ)は雨に打たれても平気だった(アンパンマンとブラックロールパンナより)。
キャラクター
3人のヒーロー
アンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマンを主要とした3人の戦士の事である。名称は不明であり、少なくもファンからは「パンマントリオ」と言う者もいる。この3人は初期から登場している古参のヒーロー。またばいきんまんに目の敵にされている。
3人で力を合わせた必殺技「トリプルパンチ」をする事ができる。
公式などでの順番は歌などでアンパンマン、しょくぱんまん、カレーパンマンと並べられるが、実はカレーパンマンの方がしょくぱんまんより登場が早い(初登場はカレーパンマンが第2話B、しょくぱんまんが第3話B)。
劇場版での出演は皆勤賞であり、しょくぱんまんやカレーパンマンは1作品だけ主役を張った事がある。
アンパンマン/クリームパンマン
顔があんぱんのご存知みんなのヒーロー。
茶色のマントを羽織るがイメージカラーは赤。
ジャムおじさんが初めて作った生きてるパン。いのちの星から生まれた。
空腹の者達に自分の顔をちぎって食べさせる。顔の欠けた状態のアンパンマンは普段の力よりも弱体化してしまう。
ばいきんまんにやられて、水に濡れたり、汚されたり、変形されたりすると「顔が○○て力が出ない(濡れると「濡れて」汚れると「汚れて」、変形すると「歪んで」)」と言うフレーズはお約束。ジャムおじさんが作った焼き立ての顔と交換して、「元気100倍!アンパンマン!」と言いながら力が復帰する。
クリームパンマンに変身する。
必殺技は「アンパンチ」。主にばいきんまんを懲らしめる事に使う事が多い。
しょくぱんまん
食パンのヒーロー。
ジャムおじさんが作ったパン戦士ではなく、トースター山からやって来たと言われている。
しょくぱんまんに乗りながら、学校の食パンを届ける配達をしている。
キザな性格をしており、ドキンちゃんをはじめとする女の子にモテる。また、江戸っ子のカレーパンマンとは犬猿の仲。
必殺技は「しょくパンチ」
劇場版の主役作品は、12作目の「人魚姫のなみだ」で、1度だけ主役を果たしている。
カレーパンマン
カレーパンのヒーロー。
オレンジの服を着て黄色いマントを羽織っている。
アンパンマンの次に登場し、ジャムおじさんがアンパンマンの弟の様な者として作ったパン戦士。
人々の為にカレーを作っている。
性格と言葉使いが江戸っ子である。
甘い物が大の苦手。シチューを食べて、言葉使いが丁寧になった事がある。一人称も「俺」から「僕」になった事に本人はかなり違和感を感じた。
必殺技はあまり名乗らないが「カレービュー」。
口から出すカレーはかなり辛く、目や口などにかけて攻撃する事が多い。
劇場版の主役作品は、29作目の「ブルブルの宝探し大冒険!」で念願の主役を果たした。強制変身は、しょくぱんまんと共に、最初にされてしまうが、主役となった作品だけ、それが免れた。
メロンパンナ
メロンパンの女の子戦士。
メロンにちなみ緑色の服とマントを身につけている。
アンパンマン200回記念として登場した。
愛の花の花粉により、飛行船アンパンマン号の釜戸から生まれた。登場してからかなり出番が多くなり、しょくぱんまん、カレーパンマンの出番は少々減った。
力は3人のヒーローより劣るが、ヒーロー系なので多少の岩を持ち上げれたりか弱いわけではない。
必殺技は「メロンパンナのメロメロパンチ」
相手をメロメロ状態にして精神を奪う。
他にも頭部から出すメロンジュースは、アンパンマン達の汚れを落としたり、闇堕ちした者を浄化させる力を持つ。ちなみにこれを口にすると、メロメロ状態になる。
劇場版のデビュー作は第5作「恐竜ノッシーの大冒険」で、主役作品は「夢猫の国のニャニイ」、「ブラックノーズと魔法の歌」など、主役作品が多い。主役を張ると、強制変身は大体免れる。
ロールパンナ/ブラックロールパンナ
ロールパンの女戦士。
顔に覆う白い包帯がトレードマークだが、青いマントを羽織り、黒い服も青色がかかっている。
アンパンマン300回記念にて登場した。
メロンパンナの後に生まれたが、メロンパンナが「お姉ちゃんが欲しい」と言う声からメロンパンナの姉とされている。まごころ草の花粉とばいきんまんがこっそり入れたばいきん草のエキスにより、善と悪の心を持ち生まれた。釜戸で焼いて生まれる前に、メロンパンナが自身のメロンジュースを入れた事から、メロンパンナとの絆が深い。
戦闘力が高く、元気100倍のアンパンマンに匹敵するほどの力を誇っている。
悪の心が強くなると服やマントも黒くなり、ブラックロールパンナに変身する。
「ロールリボン」という新体操のリボンを駆使して戦う。必殺技は「ローリングハリケーン」。巨大な竜巻を起こして周りの物を竜巻で吸い込む。強力な攻撃だけではなく、アンパンマン達の場所を移動させたり、建物を移動させる事もできる(つきことしらたま〜ときめきダンシング〜)。
他のキャラと比べて扱いづらいのか、最近は出番が少ない。
劇場版のデビュー作は第7作「ゆうれい船をやっつけろ!!」から、主役を果たし、他にも「虹のピラミッド」、「ロールとローラうきぐも城のひみつ」などは、ファンの間から人気が高い作品。
劇場版での活躍は大きいが、ごくまれに「勇気の花がひらくとき」、「妖精リンリンのひみつ」などで強制変身されてしまう事がある。
クリームパンダ
クリームパンの男の子。
イメージカラーは黄色であるが、この場合カレーパンマンはオレンジ色と見る者が多い。
現在最後のパン戦士。
しょくぱんまんに続き、ジャムおじさんが作ったパン戦士ではなく、カスタードの国からやって来た。末っ子の様な存在でメロンパンナの事を「お姉ちゃん」と呼んでいる。
パンダの様な顔をしており、パンダと言われると「パンダじゃないやい!クリームパンダ!」と言いながら本人は否定する。
必殺技は「グーチョキパンチ」。グーで攻撃する時は、「グーチョキパンチのグー!」と言いながら攻撃する。
劇場版のデビューは「人魚姫のなみだ」。初登場以降「ロールとローラ」のみ欠勤。主役作品は「シャボン玉のプルン」、「ミージャと魔法のランプ」など、子供系のゲストキャラクターなどと共にスポットがあたる。
余談
- ロールパンナだけ異質な扱いのためか、パン戦士6人が揃う本編は極めて少ない。しらたまさんを主役にしたクリスマスエピソード、『うたおう!おどろう!みんなのクリスマス』、700回記念の『みんなだいすき!アンパンマン』がおすすめ。
- アンパンマン、カレーパンマン、メロンパンナ、ロールパンナはジャムおじさんに作られたが、しょくぱんまんとクリームパンダのみジャムおじさんに作られていない。ジャムおじさんが作ったパン戦士が揃うのは、『ドクロ谷のロールパンナ』、『カレーパンマンとロールパンナ』が印象的。
- クリームパンダがいなかった劇場版の「てのひらを太陽に」のOPにて、アンパンマンを除く、パンの背景と共に映るパン戦士のシーンがある。メロンパンナとロールパンナが笑顔で手を上げている姿は必見。かわいい。
- 「アンパンマンが生まれた日」のアンパンマンのマーチが流れる場面で釜戸の中から5人のパン戦士が出てくるシーンがある。
- やきそばパンマンやハンバーガーキッドというパンのキャラクターがいるが、このキャラクターは非常に別物なので、彼らと含める者はあまりいない。チョコレートパンマンという知る人ぞ知るキャラクターもいる。
関連イラスト
関連タグ
他のパンのキャラクター
あかちゃんまん…パン戦士ではないが、パン戦士と並んで活躍する事がある。ピンクヒーロー(性別不明)として認定され事もある。
妖精リンリンのひみつ…パン戦士6人が集結した劇場版。
パーマン…様々なキャラクターがマントをつけて空を飛ぶキャラ達の元祖。強い力で悪と戦い困っている人を助け、空を飛びながらパトロールをする。ちなみにこの作品にもカバオと言うキャラがいる。
たこやきマントマン…頭部が食べ物(たこ焼き)でマントで空を飛ぶ戦士達。
パワーパフガールズ…空を飛び強力な力で戦う丸っこい正義のヒーロー。ヒーローは作られし者で、3人に因縁がある悪の科学者がいるなど、共通点が多い。