概要
『ドラゴンクエストⅢ』に登場するよろいの一つ。
装備すると人間大のネコの姿になる着せ替え要素のあるアイテム。
ちなみにファミリーコンピュータ版では街中をうろついてる四つ足のネコの姿になっていたが、スーパーファミコン版以降は直立して移動するネコの姿となった。
ファミリーコンピュータ版発売当時は着ぐるみ(人体着用ぬいぐるみの略)という呼称が定着しておらず、ぬいぐるみという呼称で登場。
キャットフライ及びその近隣種であるキャットバットを倒すと手に入るドロップアイテムであり、おそらくこれらが人間大に成長した個体が原材料だと思われる。
性別関係なしで全員装備可能。
ファミリーコンピュータ版だと守備力15で、モンスターから手に入れた戦利品を装備する場合前衛が身に着けるには物足りないが、防具に恵まれない魔法使いや武闘家ならばみかわしのふくまでのつなぎとして装備してもいいかもしれない。
一方、スーパーファミコン版以降は倍以上の35に強化されはがねのよろいを上回るようになり、前衛もまほうのよろいやマジカルスカートが手に入るまでお世話になる可能性がある。
入手頻度も盗賊が新たに前衛職業として加わったため上がっている。
シリーズ他作品での”ぬいぐるみ”
本編では登場しないが、『ワールド漫遊記』にてエンドールの城のモニカ姫の私室に何故かピンクのレオタードが置かれているのを語るエピソードにて登場。
本編でも軽率な言動が目立ったエンドール王だが、今度は『モンスター限定の闘技大会』を開催し王家の宝剣を景品にしてしまったため、それを阻止するためにアリーナ姫の薫陶で武術に目覚めた姫がインナーにピンクのレオタードを纏いとらおとこの着ぐるみを身に着けて尻尾にリボンを付けた格好で闘技会に参加。
同じく事態を危惧しキラーアーマーに扮して出場したサイモンに決勝で勝利し優勝した後ぬいぐるみを脱いで正体を現し(ご丁寧に挿絵つきである)、いい加減思い付きでこんな大会を開くのをやめるよう父王を諭した。
短期間で並のモンスターを圧倒する戦闘力を身に着けるとは、モニカ姫もただものではなかったようだ。
オルフィーでは主人公たちの活躍で滅亡する運命から救われたオルフィーにて、伝説の白いオオカミに町を救われた感謝の心から、町中の人間が着ぐるみで仮装する事で動物への感謝を表す『動物への感謝祭』が伝統行事として催されるようになっている。
村長に話しかけると主人公達も仮装用の着ぐるみ(ぬいぐるみ名義)をかしてもらえ祭りに参加することができる。
きぐるみという名称が用いられるようになったのは“プスゴンのきぐるみ”から。
レンタル衣装屋か各種衣装券を渡すと一定期間重ね着として使用できる。
中には魔仙卿の服のような特別な着ぐるみもある。
その他にハウジング要素として作中キャラクターのぬいぐるみ家具が存在しており、エステラに渡すことで会話イベントが発生する。
入手方法としてはふくびきやバザー、ショップでの課金入手となる。
その他、ついてクンという人形がある。
ベロニカの専用おしゃれ装備として「ネコのきぐるみ」が登場。頭防具である「ネコのかぶりもの」と併用して初めて着ぐるみ姿になることから、ネコのきぐるみだけでは頭部がむき出しになっている模様。
Nintendo 3DS版及び『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS』では上位版に当たる「黒ネコ装備(黒ネコのきぐるみ・黒ネコのかぶりもの)」が登場する。
詳しくは「ネコニカ」の記事を参照。
関連タグ
ネコのきぐるみ・黒ネコのきぐるみ…『ドラゴンクエストⅪ』に登場するきぐるみ系装備。