概要
メタルマックスシリーズの代表的な回復アイテム。単体回復アイテムとしては最上級であり、HPを大幅に回復する。実は作品によって回復量が異なり、初代『メタルマックス』や『メタルサーガ 〜砂塵の鎖〜』ではHPが多すぎると満タンまで回復しない。
回復量の多さから、少なくとも中盤、場合によっては終盤にならなければ町で購入することはできない。そのド直球なネーミングから逆に外見の予想が困難と考えていたプレイヤーもいたようだが、荒野の方舟においてデカビタCの様な飲み物だと判明した(のちのナンバリングでもよくあるスタミナドリンクの形状になっている)。
プレイヤーの心を大破させる効果
このアイテムが語り草になっているのは、単純なHP回復アイテムとしての利便性ではない。
敵キャラクター、それもボスクラスの敵がHPを容赦なく全回復させるというもので、RPGとしてはおよそ掟破りの使い手がいることがこのアイテムの存在感をトラウマ的な意味で有名にしている。
必然、ザコ戦より長期戦になる相手が、戦いの末にHPを全回復させるという行動は、プレイヤーの闘志を大破させて戦意喪失させるという精神攻撃になっており、特にメタルマックス3以降は敵の回復量が全て目に見えるようになったため、万単位のHP回復を眼前で見せ付けられて心を折られるケース多数。
しかし、いたずらに全回復させているのではなく、使用にはきちんと条件や回数制限がある。使われないことを祈るのではなく、使われることを前提としたバランスが最初から組まれているのが特徴。理不尽に「見える」だけなのである。
使い手
- メタルマックス2:ピチピチブラザーズ(オトピチ)、テッドブロイラー
- メタルマックス3:アメーバブラザーズ(全員)、オーロック
- メタルマックス4:バッド・バルデス(DLC)、ボニエ&クライヤ、スエゴ・マルデ、テッドブロイラー(DLC)、オーロック(DLC)
なお、アメーバブラザーズのように最大HPを突破して回復する者もいる。
関連タグ
他作品
バズズ・ベリアル・ハーゴン・シドー:ゲーム『ドラゴンクエストⅡ』に登場する全回復魔法を使うボス。シリーズ製作者である宮岡寛氏は初期のドラゴンクエストシリーズにも関わっており、プログラム上の制約で設定できるHPに上限があったために、強敵であるという演出として考案したものだという。
エリクサー:様々な作品で最高クラスの回復アイテムとして登場する。