概要だぜ
ジョジョの奇妙な冒険の第3部主人公、空条承太郎の口癖。
この口癖は主に第3部におけるものであり、それ以外の部は「やれやれだ」である。
ちなみに「やれやれだ」系の台詞は承太郎が初出と思われがちだが、実は(口癖という頻度ではないまでも)承太郎の祖父であるジョセフ・ジョースター(6巻)、さらにはジョセフの祖父であるジョナサン・ジョースターも使用している(4巻)。第7部以降のパラレルワールドではジャイロ・ツェペリが使用(9巻)。
使用場面だぜ
人物 | 使用場面 | 台詞 |
---|---|---|
ジョナサン | 怪人ドゥービー戦の最中、彼に止めをさす直前 | やれやれだ |
ジョセフ | サンタナ戦直前、助けを拒否するスピードワゴンに対して | やれやれだ |
ジョセフ | 鋼線のベックの攻撃を受けて | やれやれだぜ |
承太郎 | ポルナレフ戦直後、ポルナレフがカメラで女性の写真をセクハラ同然の撮り方をするのを見て | やれやれだぜ |
承太郎 | ラバーソール戦直後、花京院のレロレロを見て | やれやれだぜ |
などなど
余談だぜ
アレなことを言うと、別の作品のこの無頼漢がこの台詞を口癖にして使った結果、承太郎も承太郎でそのキャラの口癖の「ヘヴィだぜ」をちゃっかりパクり返している。
また最近の創作系では、「巻き込まれ型のひねくれた性格の主人公」を俗に“やれやれ系主人公”と称する風潮がある(ただし承太郎自身はそこに含まない場合が多い。これは、やれやれ系に良くある「無気力」や「事なかれ主義」のような考えが承太郎にはそれほど当てはまらないのに加え、どんな状況でも問題を解決する為の「覚悟」や「スゴ味」等の説得力がある描写がある為と思われる)。
なお、承太郎の担当声優である小野大輔が、下野紘と共にクエストをクリアしていく番組『小野下野のどこでもクエスト』第2期にて「焼き鳥屋の店主を満足させよ」なるサブクエストを受け、手始めに料理を褒めてもクリアにはならず、その後「店主、…やれやれだぜ」の一言に店主が無言で親指を立て、無事にクエストクリアとなるという一幕があった(店主がジョジョ好きだったため、見事にカウンターヒットした模様)。
空条チャー太郎
原作漫画の英訳版やアニメの英語版字幕では "Good grief." と訳される。困った気分や呆れた気持ちを表す英語の定型句なのだが、こうなると「~だぜ」という粗暴な口調が与えるニュアンスが落ちてしまうためか、アメリカの古典漫画「ピーナッツ」の主人公チャーリー・ブラウンの口癖を連想する海外ファンもいる模様。