概要
体長40㎝、尾長約40㎝、体重2.6~2.8kg。
夜行性で単独生活をしている。長い中指で種子の中身を食べたり、木の中の幼虫を引き出して食べたりする。
現地では「悪魔の使い」と呼ばれ恐れられている。イメージが不吉であることの他にも果実の害獣ともなるために殺されてしまうことがあるという。
「アイアイ」という名前はこいつを見て驚いた原住民の叫び声を、発見者がこの動物の名前と勘違いしたところから付けられた。
日本では同名の童謡で有名だが、作詞者はこの動物のことは何も知らず名前と図鑑の絵だけをヒントに例の詞を書いた(特徴はしっかり捉えてはいるが、どんだけ雑な絵だったんだ…)。後に詳細を知ってドン引きしたと言われている。
この見た目故か、子供向けの童謡の本やTV、動画で本曲が出てくる際に添えられる挿絵やアニメーションでのサルは、「茶色い毛・人間のような丸い耳・長くはあるが短い毛の尻尾」といった、アイアイとは似ても似つかぬ汎用的なサルの姿なことも結構ある。(元の全体的な特徴を捉えつつ可愛らしくデフォルメさせたアイアイをちゃんと登場させるということも勿論ある)
関連項目
インドリ 命名経緯の似ている近縁種
上野動物園 国内どころかアジア唯一の展示している動物園(そうした意味ではジャイアントパンダよりすごいし、繁殖もこっちの方が順調に進んでいる)
ザルード、タギングル - アイアイをモデルにしていると思われるポケモン
アイアイ(けものフレンズ) - 本種をモデルにしたけものフレンズのキャラクター