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ストーリー編集

謎の美術商ミスター・アクメ。彼は7組の殺し屋達を雇い、7人の商売敵を殺させた。

殺し屋達に更なる指令が届けられる。「他の6組の殺し屋達を始末せよ。手段は問わない」

かくして多額の報酬と殺し屋としてのプライドを賭けた、殺し屋達の血みどろのバトルロイヤルが始まる。


ルール編集

7人の殺し屋から操作する殺し屋を1人選び、他の6人と1人ずつ戦っていく。(同キャラ対戦なし)

相手の体力ゲージを空にするか、時間切れの時点でゲージが多い方が勝者となる。

攻撃方法は、通常は素手であるが(一人を除いて)威力が非常に低いため、ステージに落ちている

様々な武器を拾って使いこなすことが重要となる。持っている武器はダメージを受けると

落としてしまう。各ステージには固有の仕掛けやトラップがあったりするなど、体力制のスマブラみたいなものではあるが、バトルの中身は(ギャグみたいな武器・ギミックも多いが)殺し屋によるガチの殺し合いであり、ナムコ作品の中でも特に異色の雰囲気を誇る。コアなファンも多いが内容が内容だけに家庭用への移植も絶望的である。


登場キャラクター編集

ジョン・スミス編集

ベビーシッターから革命の指導者まで、報酬のためなら仕事を選ばない男。

在日占領軍士官の息子としてヒロシマに生まれ、禅の奥義を学んだ。

赤いダルマがプリントされた福と書かれた縁起の良さそうなTシャツを着ている。

得意不得意のないバランス型のキャラクター

ライバルを始末すると、「DONE」(済)と描かれた札をモニターに貼り付けていく。


ベッティ・ドー編集

14ヶ国語を自在に操るインテリにして、狙撃の名手。 「20世紀最も成功した女性実業家」の一人。

貧民窟で飢えに震えた少女時代から、全米3位の個人所得を誇る現在までを、他人の血にまみれた手で這い登った。

銃の射撃精度が極めて高い上、その他の攻撃全般に隙がない。

しかし、全キャラの中で一番足が遅くジャンプ力に欠ける。また、しゃがみ時の姿勢が高すぎるという欠点もあり、ドゥイーブのような元々背の低い相手とは相性が悪い。

ライバルを始末すると、律儀にモニターのスイッチを切る。


バーナード・ホワイト編集

消火栓を引き抜く怪力と、鋼鉄の義手を使い、大量殺人の世界記録を更新中のスキンヘッドをした巨漢の黒人。

元米国中央情報部のエージェント。ナチュラリストで、人間以外の動物はゴキブリすらも殺すのを嫌がる。

体が大きいため、相手からの攻撃を受けやすいが、ダメージ耐久力が非常に高い。

また鋼鉄の義手で殴るため、素手の攻撃力が飛びぬけて高いのも特徴である。

ライバルを始末すると、義手を付けた豪腕でモニターをぶち抜く。


イヴ編集

金のために始めたポルノ女優の仕事から、さらに儲かる盗賊へ、果ては高額で雇われる殺し屋へと

転身を繰り返す。ジャンプ力が最も高く、走るのも速い。しかし、走って止まったり、方向転換をするなどの行動が苦手。

背中に背負っている相棒のイグアナは相手の銃弾を1回だけ防いでくれる。

イグアナが撃たれると肩から落ちて自由行動を始める。武器や作動した手榴弾を持ってきたり…

ライバルを始末すると、拳銃でモニターを三発撃ち込む。


プロフェッサ・チン編集

第2次大戦中「東洋のアインシュタイン」と呼ばれた天才理学・工学博士。殺しのために極めた

中国拳法が長寿と健康に結びつき、現在82歳。彼が設計した殺人車椅子は後ろからの銃撃を防いでくれ、さらに車椅子に備えられているアームのおかげでロケットランチャーがブレ無しでまっすぐ飛ぶ。ただ、背後からの弾丸は受け付けないと言っても、密着距離での射撃や爆風、火炎放射の炎は防げないことには注意。

車椅子による移動のため、走行速度が全キャラクター中最も速いが、その分動きに癖が強く、小回りが利きにくい。

ライバルを始末すると、モニターをハッキングして「DISPOSED」(始末済)と書き込む。


ドゥイーブ編集

バナナの為に人を殺す世界唯一のチンパンジーの殺し屋。タキシードを着込んでいる。

あらゆる武器を使いこなすだけでなく、金を数える事も出来る。

身体が小さいため相手の攻撃を受けにくいが、銃火器の扱いが下手で狙った所に弾が飛ばない。

ライバルを始末すると、チャンネルを切り替えて子供向け番組に変えてしまう。


ダニー&デミ編集

大人を優にしのぐ知能と冷徹な行動力で犯罪を繰り返す邪悪な双子。発狂した生理学者の研究所で生まれ、実験用のハムスター達と一緒に檻の中で育てられた。拳銃やナイフなどをおもちゃだと思っている。

男の子の方がダニーで、女の子がデミ。全般的に能力は低めだが、使用中しているもの以外にも、武器を一つストックすることができる(二人で一つずつを持つ)という特徴を持つトリッキーなキャラクター。

ライバルを始末すると、緑のクレヨンでモニターに落書きする。


ミスター・アクメ編集

今回の事件の首謀者。

世界的に知られる美術商だが、裏では贋作を売りさばいて莫大な利益を得ている。

7人の美術鑑定家と結託し贋作を売却するが、協力した鑑定家を全員殺し屋を雇って殺害させ、今度はその殺し屋達に成功報酬をかけて互いに戦わせて生き残った最後の一人を自邸に呼び出し、罠にハメて始末しようと計画している(要するに関係者全員を始末して証拠隠滅を図った)。

ゲーム中では最終ステージに登場するCPU専用キャラクターで、本作のラスボス。

実質的な黒幕は太った中年女性のアクメ夫人であり、最後には二人揃ってヘリコプターで逃げようとする。

ミスター・アクメの体力ゲージは最終局面まで減らず、タイムアップまでにアクメ夫妻の乗るヘリコプターを破壊できず逃してしまうとプレイヤー側の死亡が確定する。

倒されると、まずミスター・アクメが落下(ここで初めて体力ゲージが減る)。彼が起き上がろうとしたところにアクメ夫人が落下してきて潰され、最後にヘリコプターによって夫婦もろとも潰され、圧死する。

アクメ夫妻を倒した殺し屋(プレイヤー)はその莫大な報酬を得てハッピーエンドを迎える。

殺し屋を始末した場合は、シルエットで大笑いする姿を見せ、バッド(あるいはデッド)エンドとなる。

※「アクメ」とは「絶頂」と言う意味だが、「得意の絶頂」「絶頂期」などの言葉があるように、性的な意味とは限らない。またジョン・スミスと同じく「某氏」的なニュアンスもある。


関連タグ編集

ナムコ アーケードゲーム 殺し屋 レトロゲーム

ブラック・ラグーン・・・「登場人物のヘンゼル&グレーテルは本作のダニー&デミが元ネタ」・・・と言われているが、当の広江氏は「半分正解で半分不正解。ゲームの存在は認識してたけど、キャラをデザインする段階では特に念頭になかった」旨をX(旧:Twitter)で述べている。ソース

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