曖昧さ回避
概要
ナポリ料理の一つで、正式名称は「ペシェ・アッラクア・パッツァ」であり、魚のアクア・パッツァ風である。
魚介類を水とトマトまたは白ワインを加えて煮込んだ魚のスープで、これにオリーブオイル、ニンニク、イタリアンパセリが加わる。
イタリアにトマトが伝わる以前は海水と少量の白ワインのみで煮込んでいた。
この料理に用いられる魚は白身魚が向いている。
「アクアパッツァ」とは、元来はワインを作った後に残った滓などで作った粗悪なワインの事を指す。
料理の名称になったのは少量の白ワインと海水で煮る調理法から来た、あるいはトマトで色づいた煮汁が水で薄まった赤ワインを連想させるからともいわれる。
イタリア語での意味は「奇妙な(風変わりな)水」 あるいは「狂った(暴れる)水」だという。