概要
暗くて静かな場所に棲息する、名前の通りアゲハ蝶のような模様の羽が特徴的なコウモリ。
臆病な性格をしており、集団で群れを成して生活し、食べ物を捕獲する時以外には滅多に他生物に危害を加えることはない。
食材としては肉以上に羽に付着している鱗粉がスパイシーな味の香辛料として需用があり、「アゲハコウモリスパイス」として数多くの料理人達の必需品となっている。
洞窟の砂浜を進んでいくトリコ達に襲いかかり、トリコは生きたまま捕食して(当然ながらアニメではこのシーンは描かれなかった)、ココは後で飛べるよう弱い毒を用いたポイズンドレッシングで対処する。
しかし、彼らは襲ってきたのではなく洞窟内に潜むデビル大蛇から逃げていただけだった。また、この時のどさくさで小松が美食屋ブちゅポンに拐われてしまった。
ゲーム版
グルメサバイバル!などの各ゲーム作品に登場。
小さな体で飛び回っては急降下して噛みついたり、口から超音波を飛ばして攻撃する。コウモリらしく休憩(睡眠)時は天井に張りついているため、不意打ちでのノッキングは出来ない。
亜種
- ウスバアゲハ
白い体に光の具合で七色に見える羽をもったアゲハコウモリ。「アゲハコウモリ固有種」とも。
発達した声帯で超音波を生み出し攻撃に用いる。羽からは七種の風味が混じった不思議なスパイスが採れる。
- ホタルアゲハ
長い時間をかけて暗闇の中で繁殖を繰り返した結果、燐光を発する発光能力を得た突然変異種。「アゲハコウモリ稀少種」とも。
通常種よりも耳が大きく、光に呼び寄せられた虫などを捉えて食べる。光る香辛料は口の中で弾ける鮮烈な風味を持つ。
- コウハクアゲハ
紅白模様の羽を持つアゲハコウモリの一種。
古くから縁起物とされており、おめでたい席の料理に使われるが、臆病な性格のため見つけるのは困難。
- サタンアゲハ
悪魔の名を冠する紫色の体と金色の目を持つアゲハコウモリの一種。
捕食時以外でも他生物を襲うほど性質は攻撃的。羽から放たれるリンプンは強烈なスパイスとなっており、微量ながらもうかつに舐めたり吸い込むと激痛が走る。