「しょうかいがおくれた。私の名はアスカ。風来しゅぎょう中の身だ。」
概要
風来のシレン2において初登場した女剣士。シレン同様風来人を目指す。
シュテン山の中腹でモンスターに襲われ、不意を突かれて剣を失ったところを偶然通りかかったシレンに助けられ、シレンの城作りの冒険を手伝ってくれる。
修行中の身と言えど剣の腕前は高く、自身に襲い掛かるケンゴウ三体を瞬く間に仕留める早業を見せる。
続く風来のシレン外伝 アスカ見参においてはなんと主人公として登場。
十六夜の里で再会した語りイタチのコッパとともに天輪国で山の平和を守ってきた「鋼賀忍者」の突然の暴走の原因を突き止め、「祭来国」で催されるリーバ祭の妨害に現れた「八魔天」を退けた。
初登場時は13歳だったそうで、年齢より年上に見えるタイプなのだろう。
が、実際シレンよりは3つ年上である(当時シレンは10歳)。
外伝では14歳でありシレン2の時とそれほど大きな差はないが、幽霊が苦手という意外な弱点が判明する。とはいえゴースト系モンスター相手に弱体化することはない。
強さを求め放浪の旅をするストイックな人物だが桃まんが好物だったり食いしん坊と思われたくないと思ったり人間の幽霊が苦手という女性らしい血面も。
その後、風来のシレン3、6にも登場。
容姿
侍を彷彿とさせる服装をしており、それに違わず「ござる」という古めかしい口調で喋るのが特徴。
青いインナーと白を基調にした袴を着て、額当てを付けている。
シレン3では初登場時の基本意匠はそのまま、全体的に豪華な服装となっている。
能力
シレン2
鬼ヶ島突入までは中腹にて話しかけると仲間になる。クリア後は他の仲間同様にナタネ村で話しかけることで仲間に出来るので、倉庫にて武具の装備をさせることが可能。
特殊能力として武器や盾、腕輪を投げるとそれを装備して戦ってくれる。たとえアスカ自身が背後を向いていようがしっかりと受け取ってくれる。しかも下手したら怪我どころでは済まなそうな剣をガッチリと掴める辺り、相当な反射神経を持っていると思われる。
2の時点ではまだNPCと言う設定だったので、重装の盾や回復の腕輪(基本能力が高いが、ハラヘリ速度が2倍になる)といった扱いにくい装備も問題なく使用できる。
それまでに武器や盾、腕輪2つを装備していた場合はそれまで装備していたものを床に落とし、倒されてしまった場合もその場に装備品を落とす。
仮に呪われた武器や盾を装備してしまっても、シレンがおはらいの巻物を読めば一緒に解呪してくれるのでご安心を。
ちなみに投げたものをかわす・はね返す「身かわしの盾」・「はね返しの盾」を装備しても投げたものはきちんと装備してくれる。
その特殊能力のおかげで、ケンゴウ系と出会いがしらに盾等を弾き飛ばされたとしても、後ろにいるアスカがキャッチしてくれるので非常に安心出来る。
ただし、武器と盾に『銀』の印(貫通能力)が入っていた場合はアスカもキャッチできずに遠くに吹き飛ばされてしまうので過信は禁物。
また、両手持ちの武器・盾は装備することが出来ない。
装備させる武器や盾が強ければ強いほど活躍してくれるため、非常に強力な仲間の一人と言えよう。
ぶっちゃけ、シレンと同じ装備を持たせればシレンが2人いるのと同義なので、他の仲間キャラよりぶっ飛んだ性能である。
唯一あかずの間(持ち込み可の強敵だらけのダンジョン)でも最後まで前線で活躍させることが出来る。
先のケンゴウ系による装備のロストが危険なので、そういう意味でも連れて行く価値はあると思われる。
シレン3
四天王の2人目、大ワシのジョニー戦で窮地に陥っていたところで颯爽と現れてくれる。
この時はシレンがおらず、一時的にアスカのみを操作することになるが、アイテムはそのまま引き継がれる。
シレンとはその後すぐ再会できるが、それまで同行していたセンセーと入れ替わる形で仲間として行動することになり、以降エンディングまで離脱することが無い。
武器+盾の装備以外に、新たに薙刀術も身につけた(=両手持ち武器を使える)。
でも使い勝手はぶっちゃけ武器+盾のほうが扱いやすいのは禁句。加えて二刀流では戦えない。
このため、クリア後ダンジョンではアスカ単騎で挑むことも出来るが、二刀流で戦えるシレンよりもクリアが難しいと思われる。
奥義の巻物で武器に印を入れると、前方三マス直線上のモンスターを不死鳥型のオーラで攻撃する「紅鳥破」(カイザーフェニックスではない)、盾に入れると攻撃or防御アップの「気合活性」の奥義を使うことができる。
なお、今作ではアイテムを投げて渡すことが出来ないので、武器を弾き飛ばされるとそのままロストする恐れがある。装備品も持ち物リストの中に残るままなので、仲間が増えるとアイテム枠が増えるとはいえ容量を圧迫しやすい点に注意。
この時は24歳と年を重ねており、流石に「ござる」口調は恥ずかしくなったのか、女性らしい口調になっている。
因みに、この口調変更は脚本家の独断で、スタッフの反発は凄かったらしいでござる……。案の定ともいうべきか過去作のアスカを知っているプレイヤーからの反発も多かった。
そう言った経緯もあってか、二次創作では3の衣装でも相変わらず「ござる」口調で話すアスカを書いている人も見受けられる。
シレン5
未登場だが、悪中チンタラのモンスター図鑑において
「ピンクの格好をした女剣士に人の物隠しちゃダメでござ……ダメでしょう。と怒られた」とネタにされている。
不評を買ったござる口調直しはどうやら正史として扱われているようだ。
余談でレベル1の悪チンタラはセンセー、レベル3はマーモ、レベル4はミリィがネタになっている。
シレン6
シレンとは別の目的でとぐろ島を訪れている。当初は用心棒を請け負っていた。
2の時のようにケンゴウに囲まれているところをシレンに助けられる。
なお、本作の時代設定はGB(月影村)の後という設定だが、これは「アスカといえばござる口調なので、3より前の時代設定にしなければならないから」とのこと。
素潜り重視のゲーム設計故か無装備で仲間になり、別れると装備品は倉庫に返却される。
そのため装備を都度用意しなければならず手間を感じるかもしれない。
満腹度の概念がないので鉄塊やステーキ装備は効果を発揮しないが、呪い無視、金食いデメリット踏み倒し、使い捨ても外すまでは修正値低下踏み倒しの特徴を持つ。
腕輪は装備できなくなっている。
コッパが自分の事を覚えていない件について心当たりがあるらしい。
余談
実はシレン2においては、加入時以外でメインシナリオに関わることは殆どない。しかしその活躍ぶりのおかげであまり影が薄い認識は持たれない。
パチンコにも登場、日笠陽子がCVを担当した。
pixivにおけるアスカ(シレン)
pixivにおいてはアスカというと某アニメのヒロインが出てくるため
「シレン」「アスカ」のタグで検索すると望ましい。タグをつける際にも「風来のシレン」「アスカ(風来のシレン)」のセットで付けておくと見つけやすくなるので是非。