アマゴ

あまご

サケ目サケ科の淡水魚の一つ。

概要

サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に属する淡水魚。

漢字では「雨子」、「雨魚」、「甘子」、「天魚」などで表記される。

同じ種類の中で一生を淡水域で過ごすものがアマゴで、海に降りるものは「サツキマス」と呼ばれる。

本種はサクラマスの亜種であり、その陸封型であるヤマメとよく似ているが体の側面に赤い点々があることで区別できる

元々は神奈川県の酒匂川以西の太平洋側に生息しているが、福井県や富山県でも生息が確認されている。

おそらく放流されたものが増えていったと考えられるが、同種とはいえ別亜種同士の自然交配も確認されている事から行政の監視や研究も取られている。

食べ頃の時期は春先の梅雨の時期〜初夏までの、文字通り雨がよく降るシーズンが旬とされる。

料理方法は塩焼きが最もメジャーとされているが、からあげや燻製、ムニエル、串カツ、刺身など、食べ方は多岐にわたる。

ただし天然産には寄生虫が存在する事もあるので、刺身用に養殖されたもの以外は生食を避けるのが望ましい。

釣りの対象魚としても人気が高く、山あいの釣り堀でもなじみ深い種類である。

関連項目

魚 淡水魚

サケ マス ヤマメ

サツキマス サクラマス

釣り 養殖