ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

「こんな時、綾波レイならどうするの?」

概要

アヤナミレイ(仮称)(あやなみれいかしょう、CV:林原めぐみ)は、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の登場人物。主にヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qシン・エヴァンゲリオン劇場版:||に登場した。命令に拘って自我を持たないような言動が多く、悪い意味では多くの人が知っているような物事に対する知識・感情が欠けていた。ただし良い意味では純粋無垢で、シン・エヴァンゲリオンでは第3村の人々との交流で人・生きる事・幸せを知り、最終的には自我が形成されていった。

劇中での扱い

タイムラグ

所謂旧エヴァンゲリオンでの3人目の綾波レイに当たるが、その役割と行動は大きく違っており、劇中で碇シンジと出会うまでの時間に最大の相違点がある。実際に旧では2人目のレイが死亡した直後に3人目のレイと出会っていたが、新劇場版でシンジはの最後で14年間も眠り続けていた。正確な時間は良く分からないが、その14年間の内にアヤナミレイ(仮称)は存在している為、碇シンジとアヤナミレイ(仮称)と出会うまでには大きなタイムラグがある。

結果

このようなタイムラグが生じた結果、2人目と3人目がある種の同一人物として描かれているような旧エヴァンゲリオンに対し、アヤナミレイ(仮称)は破までのレイとは確固たる別人としてのアイデンティティを保持している。この記事の見出しにある「こんな時、綾波レイならどうするの?」と言う発言はそれを端的に表していると言っても良い。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

ネルフ碇ゲンドウ)の命令を受けてシンジをヴィレから回収する為、エヴァンゲリオン9号機に搭乗してAAAヴンダーを襲撃した。当初シンジはレイを破の終盤で自分が助け出した「綾波レイ」と思い込んで再会を喜びながら彼女に話しかけるも、彼女は何を問うても「知らない。」と返答するだけであった。その理由は「綾波レイ」は第10使徒のコアから助けられたはずだったが、実はレイの魂はサルベージされないままエヴァンゲリオン初号機のコアに残存していたからで、シンジはその事実を冬月から「彼女の出生の秘密」と共に教えられて益々絶望していく。

終盤

エヴァンゲリオン13号機を護衛する為、再度9号機に搭乗して改2号機8号機と交戦した。戦闘の最中に機体を失った事で、交戦した後はシンジとアスカに付いていく事になった。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

村での生活

シンジと共にクレーディトが援助する第3村で記憶喪失の少女として生活する事になり、そこで田植え・農作業・他にもそこの住民たちと助け合っていく。それによって普通の人間がどのように生きているかを知り、生活していく中で綾波レイと同じく感情が生じた。トウジヒカリ夫妻からは綾波レイの「そっくりさん」と呼ばれ、娘のツバメからは非常に懐かれていた。村の子供たちとの交流では以前シンジから貰っても無関心だった本に興味を持ち始め、次第にこの村で生きていきたいと願うようになり、その為に自分が何者であるか明確にするべく名前を求めるようになる。

シンジの対応

数多の絶望と強大なショックで極度の自己嫌悪に陥り、村を離れてネルフ第2支部N109棟跡に座り込んでいたシンジに対し、しばしばアスカから食料のレーションを受け取って運び続けては話しかけていた。そしてある日シンジから「どうして皆こんなに優しいんだよ。」とその辛さを吐き出されると、ただシンプルに「碇君が、好きだから。」と一言述べた。

迫る死期

その後シンジは村に戻って時間と共に現実を受け入れ始め、同時に人それぞれに秘めている思いを知って立ち直っていった。しかし元々ネルフでしか生きられない彼女の身体は限界を迎えており、手に黒い痣が出来た事で本人も自分の死期を悟り、鈴原邸に「おやすみ」・「おはよう」・「ありがとう」・「さよなら」という別れの手紙と貰った制服を置いてシンジの所に行った。

最期

最期はもっと村で過ごしたかった事・少しの間だけでも人間として生きられた事・シンジとの僅かな時間を過ごせた事・シンジが自分の名前を考えてくれた事に「ありがとう」・「さよなら」と告げて目を瞑り、倒れながらシンジの目の前でLCLと化して死亡した。レイが死去した後にLCLで濡れたプラグスーツはシンジに号泣されながら抱えられ、このスーツはゲンドウによる嫌がらせなのか、最期に黒いスーツから徐々に綾波レイと同じ白いスーツに変化した。

告げられた名前

ただし直前にシンジの口から時間をかけて考えた「綾波レイ」という名前が告げられ、スーツの色が変化したのは仮称では無い正式な名前を与えられ、レイが「もう1人の綾波レイ」となれた証だと言えるかもしれない。シンジ曰く「他に名前が思いつかなかった。」そうだが、別人とは言ってもシンジにとってはレイもまた「もう1人の綾波レイ」であり、後に再会する綾波レイ本人にも「別の生き方を選んだもう1人の君」としてその存在が伝わっている。アスカによると「綾波レイを含めてアヤナミタイプは基本的にシンジに好意を抱くように設計されている。」と説明されたが、レイはそれすらも受け入れようとしていたのである。

冬月の発言

その後の冬月からは「ナンバーシックスは無調整故に個体としての姿を保てなかった。」と語られており、作られた存在・歪な生命であろうともレイは自分なりに多くを学び、不器用ながらも人と交わって1人の人間へと到ったのである。劇中で黒いスーツでは無く綾波レイと同じ制服を着用する描写があるが、それも救いになった事であろう。

シンジの決意

レイの最後を看取ったシンジは衝撃を受けつつも、人生を全うしたその姿に何かを感じ取り、自己嫌悪・ショックから立ち直って自分の運命に決着を付ける事を決意する。結果はどうあれかつての綾波レイと同じように、シンジの決意を促した重要な存在と言えるだろう。

外部出演作品

スーパーロボット大戦シリーズ

是非記述を求む。

白猫プロジェクト

コラボイベントにて水属性のウォリアー(斧)として登場し、モチーフ武器は「Mark.09の大鎌」である。コラボガチャで彼女を入手し、かつコラボイベント本編をクリアする事で技・ステータスが同じ「綾波レイ」を入手できる。

名前

名前は「(仮称)」まで含めたものが正式名称で、字幕では「別レイ」として表記される。バックアップの為にある綾波レイのクローンであり、アスカ曰く「綾波タイプの初期ロット」・マリの台詞によれば「ゼーレの暫定パイロットさん」らしい(本編AR台本より)。普段は黒いプラグスーツを身に着けており、『シン・エヴァ』の序盤では第3新東京市立第壱中学校の制服を着るシーンが存在する。

コメント

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 使命に生きる

    There is always HOPE.

    お久しぶりです…… いつか破でできなかったお食事会。 今回からちょっとずつオリジナル要素入れたいなと…
  • 大冒険の夜に

    綾波レイ生誕祭ということで、短編を書きました。 でも、書いたのはシンエヴァの黒波です。生誕祭に書くのにふさわしいのか? というのは悩ましいですが、彼女もまた綾波レイであるならいいだろう!いいじゃんいいじゃん!てことで。 たくさんLRSを書いてきましたが、ここまできちんとシンエヴァ設定で書くのは初めてです。 中々勝手が違いますね。そもそも「綾波レイ」という呼び方をしていいのか、という問題がありますし。 そのあたりは今回適度なタイミングで逃げました。読みやすさ優先てことで。 黒波=名前をつける願いが成就=消滅の時 ぽか波=エントリープラグで触れ合えない時=二人が最も近い距離かつシンジがエヴァに乗らない=願いが叶う時間 という、新劇特有のふたりの切なさを少し書いてみたくなりました。 ということで、次回はロング綾波の話を書きたいな。 2022年も地道に続けていくので、よろしくお願いします。
  • until you come to me.

    シン・エヴァンゲリオンのアヤナミレイ(仮称)とシンジのお話です。閲覧後の苦情はお受けできません。なんでも許せる方のみご覧下さい。
  • one and only

    それは命令

    アヤナミレイ(仮称)さん登場です。 この小説の話をすると、内容は一応原作をなぞりながらもだんだんと変わっていく予定になっております。
  • 【Qシンカヲ】VIOLET VISION

    ■2021年シンカヲの日おめでとうございます🎂🥳  まさかシンエヴァ公開がこの3日後に迫ろうとは…………と物凄く驚いています。色々デリケートなので、結末が怖くて……カヲル君が敵になって現れたらどうしよう、とか、シンジ君がカヲル君以外の誰かと結ばれてしまったらどうしよう、とか、色々考えて塞ぎ込んだりすることが結構多かったような気がします。関係者の方々に感謝の気持ち、おめでとう!!という気持ち、続きが気になる!!観たい!!という気持ちと、まだ2017年にハマったばかりだよ😢 終わるなんて言わないで……置いていかないでよ……という莫大な寂しさもあり、物凄く複雑な気持ちになってしまいます。観終わった後、人の形を保てているんだろうか。 この作品もシンエヴァを鑑賞前、最後の小説になります。 ■Q本編の続きとも言われる見本市の短編アニメ『until You come to me.』(公式アプリで見られます)をベースに、最新ビジュアルの白い砂浜、特報の雨に打たれるピアノのカット、紫色の瞳をしたシンジ君のカット、『桜流し』や『One Last Kiss』のフレーズなどに触れた、荒廃したシンジ君とそれを見つめることしかできないカヲル君の幻想的な再会~シンエヴァへと続くシンジ君が決意を固めるお話です。カヲル君の魂のことなど、捏造っぽい設定もあり。魂で繋がるシンカヲのイメージです。 ※他キャラとのCP要素はありません。 ※シンエヴァ公開後に解釈違いになっても取り下げる予定はありません😫 ■いつもはシリアスでも甘々なものを書いていますが、今回はQからシンに繋がる部分という本編を意識した気持ちで書きました。人によっては、シンカヲの日にこんな湿っぽくてどことなく薄暗い話を投稿するんじゃねえと思う方もいるかもしれません(すみません)。 ■今回も素敵な写真素材をお借りしました! ありがとうございました!
    16,078文字pixiv小説作品
  • Day Tripper!!-Happy Halloween-

    ハロウィンなので、正統派にみんなを仮装させましたよ、というお話です。 みんなでわちゃわちゃ楽しんでくれたらうれしいな、ということで。 お手軽なやつなので、何の気なしにお読みいただけたら幸いです! 子供たちみんなに、幸あれ!
  • 『おおぼけさんとこぼけさん』

    えー。簡単に言うと、新劇場版Qのラストのシーンを元にしたパロディーなので、一部ネタバレがあります。 勢いだけで書いて、シリアス展開をぶち壊しているので、あのシーンを大切に思われている人は読まれないことを推奨します。
  • それから…

    抑えきれなかったアスカとシンジ君とバグったアヤナミ~第3村にて~(後編)

    前回(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17490535)の続きです。深いこと考えずに思いつくまま書き殴った駄文です。 シンエヴァのMVPは農業の小母さん達や委員長であるといつも思います。
    21,689文字pixiv小説作品
  • ポカ波さんと黒波さんによる碇くん争奪戦!

    Q.なぜこうした ? A.だって、仕方なかったんだ! 何か知らないけど電波を受信したんだ! たまには全力で突き抜けてみましたが……本当に何なのでしょうか、これは。 余談ですが、この小説では遊びでどれだけ『碇くん』と書けるかに挑戦してみました……案の定書いてて碇くんがゲシュタルト崩壊を起こしました。 時間がどうしても空いてて暇で暇で仕方ないという方は何回碇くんが呼ばれたのか数えてみるのもいいかもしれません。 答えは73回です……多分
  • 詰め合わせの会話Ⅱ

    ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの前後頃のお話。
  • 運命との戯れ

    偽りの希望

    重いと思います。 次回でQは終わると思います。
  • 運命との戯れ

    たとえ絶望しても

    今回でQは終わりです。 LASと言っても最後の方だけです🙇‍♂️
  • 運命との戯れ

    動き出す歯車

    シリーズ物始めてみました。 完結できるよう頑張るのでよろしくお願いします。
  • 使命に生きる

    I am not ALONE.

    今回はシンジ君が持ち直すまでを書いています。 Qから重い展開しか出せなかったので、次回から少しは軽くしていきたい、そんな思いがあったりはします…
  • one and only

    希望の村

    シンエヴァ2周年&円盤記念に更新なのですが……前回からちょうど1年空いているという。まさかの年1更新!? ……次はもっと早くあげられるように善処いたします。はい。 ところでLRS小説ってシンジ君や綾波さんのセリフに悩んだらとりあえず「綾波…」か「碇くん…」って書きがちですよね(おい なので今の状況のようにアヤナミに対してシンジ君が綾波と呼べないのは、書いてて結構辛いです……セリフ考えるのもそうなのですが、なにより精神的にきます……
  • 機甲少女の想いは一途

    ~ Do vist ayn shirt ~(4)

    第3村での暮らしの中で、もう一人の綾波が築いた小さな幸せの形。
    12,321文字pixiv小説作品
  • one and only

    彼女に捧ぐ小夜曲

    ──嵐の合間に訪れた、束の間の休息。 アマゾンプライムでシンエヴァが配信されるという事で、少し久しぶりの更新。 せっかくなのでこちらでも宣伝を。現在綾波レイの幸せ20周年企画という色々な方のLRS作品が読む事ができるお祭りが開かれております! 私の作品は8月18日に公開されますので、お楽しみに! ↓綾幸20周年企画についてはこちら! https://www.pixiv.net/users/69782080/novels

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

アヤナミレイ(仮称)
79
編集履歴
アヤナミレイ(仮称)
79
編集履歴