概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC28巻収録「ポカリ=百円」。
慰謝料を支払ってほしい相手にアンテナを向けておき、支払われる慰謝料の値段を設定しておくと、仮にその人物から何か被害を受けた場合、被害者がこの道具のボタンを押すと慰謝料をもらうことが出来る。1度アンテナを向けておけば、以後はその人物(ターゲット)を自動で追跡し続ける。
慰謝料は現金で支払われるが、ターゲットがお金を持っていなかった場合、ターゲットが持つ資産を換金する形で支払われる。その為、被害者が慰謝料をもらえばもらうほどターゲットの資産が無くなっていく。
作中ではジャイアンがのび太やスネ夫を殴り続け、彼らが慰謝料をもらい続けた際、ジャイアンが持っていた漫画や彼が身に付けていた洋服がどんどん消えていき、最終的には全裸になってしまった。その様子を見たドラえもん曰く「ジャイアンが全財産をなくしたからもうおしまい」とのこと。この状態のジャイアンから更に慰謝料をもらおうとした場合はどうなるか不明。
また、慰謝料の値段設定は後から変更したり、被害の度合い(例えばジャイアンの場合なら殴られ具合や蹴り飛ばされた場合等)に応じて金額を変えて設定することも可能。それだけでなく、ターゲットに対して自分から被害を被りに行ったとしても慰謝料を貰うことが出来る。実際に作中では、スネ夫達が慰謝料の値段設定を高くし、わざとジャイアンに殴られに行くという形で小遣い稼ぎを行っていた。
アニメ版ではそれに乗り遅れたのび太(だいたいこいつのせい)が、全裸のジャイアンに向かってぼくを殴ってくれと懇願するというとんでもない終わり方であった。
関連動画
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フエール銀行、レンタルシーバー:ターゲットの資産を自動で換金し、所持品を消していくことで最終的に全裸になってしまう点が共通している。