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オリジナル世界観&新感覚戦略ゲーム

VENTURE INTO THE UNKNOWN


ゲーム概要編集

インフィニット・ラグランジュ(InfiniteLagrange)は戦略ゲームの一種。開発・販売元は「荒野行動」「IdentityV」などで知られるNetEase。2021年6月2日に配信が開始された。通称は「インラグ」。


ゲームシステム編集

  • 基本的には一般的な戦略ゲームとシステムは同じであり、自分の兵力を蓄え、ユニオンに加盟し、領土を拡大するというオーソドックスなスタイル。いわゆるリアルタイムストラテジー
  • プレーヤーは「指揮官」(コマンダー)として、たどり着いた未開拓の星系で自らの艦隊と拠点となる宇宙ステーションを率い、周辺の資源を回収し自らの艦隊を強化しつつ、宇宙に蔓延る私掠船団(NPC)や敵対する勢力と戦い、加盟したユニオンのメンバーと協力しつつ、その星系の覇権の獲得とラグランジュ・ゲートの起動を目指す。
  • ゲーム内には「銀河情勢」という達成目標があり、星系(サーバー)内の全てのプレーヤーの開拓具合の合計により開拓段階が進み、最終的にラグランジュ・ゲートの起動をもって一つのシーズンの区切りとする。ラグランジュ・ゲート起動が確認された星系の勢力は一度パイオニア星系と呼ばれるロビーサーバーに呼び戻されたあと、次のシーズンに向かう新たな未開拓星系を選択。新シーズンの開始とともに新たな星系へと旅立つ。
    • なお、この際には前シーズンで蓄積した基地の繁栄度や艦艇の練度などはリセットされる。ただし、技術ポイント(通称「青ポ」)やゲーム内通貨、手持ちの艦艇の設計図などはそのまま引き継がれるのでご安心を。

このゲームの特徴的な点編集

  • 美麗なグラフィック
    • 各艦艇のグラフィックはかなり精密であり、背景の星空や星雲、星間物質の様々な美しい宇宙の表現もあって、見てるだけでも楽しい。そのためか、ゲーム内にはスクショ専用モードがある。また艦艇のカメラアングルを複数種の中から好きに決められるなど、撮影モードにかなり力を入れている。お気に入りの艦艇を撮るだけでもかなり楽しめるだろう。
    • なお、高精細のグラフィックに力を入れてしまったためかバッテリーをかなりのスピードで消費してしまう。出先でのプレイには気をつけよう。

  • 激しい外交戦
    • サービス開始当初(シーズン1)ではプレイヤーの国籍ごとにサーバーが振り分けられていたためそれほど表面化していなかったが、次のシーズンから複数の異なる国籍のプレイヤーが同じサーバーに所属することになった結果、お国柄の違いによるプレイスタイルの違いによるすれ違い、ひいてはユニオン同士の外交戦が激化。ゲーム内のみならず、ユニオンによってはDiscordなどの通信手段を用いてユニオンメンバーへ連絡を徹底したり、他のユニオンと独自の外交ルートを作り出したりしている。
    • サーバーによっては星系を二分するような戦争が日常茶飯事な状態や、中堅ユニオンの背後に星系を二分する巨大ユニオンが付いている状態も見られる。このようなサーバーでは当事者たちはいつ来るかわからない敵襲に備えシールドを張るものの、それまでコツコツ建設していた資源収集用宇宙基地や本拠地をズタズタに破壊され、全く見知らぬ空域に強制転移させられることも多い。
    • また、ユニオンのリーダーや外交員を任されているメンバーは血気盛んな自らのユニオンのメンバーをなだめつつ、勝算を見積しつつ、他ユニオンとの同盟や外交をしなければならないなど実際の外交官や軍首脳もかくやという胃痛ポジになってしまうことが多い。

ストーリー編集

  • 明確なストーリーはないものの、定期的に開催されているイベントなどでは豊富なバックストーリーが公開されている。その中には他の星系からの遥かな声、インラグの世界観に関わるものも多く、読むだけでかなり楽しめる。
  • また、各艦艇にもそれぞれの艦艇の開発秘話や参加した戦闘についてのフレーバーテキストが豊富に添付されている。お気に入りの艦艇の歴史に触れ、思いを馳せるのもいいだろう。

世界観編集

  • 今から遥か遠い未来、ラグランジュ・ゲートという空間跳躍システムにより恒星間航行が可能になった時代という設定。なお、ラグランジュ・ゲートが開発される以前にもコールドスリープ技術などによる長期間の恒星間航行が実施されていた様子。期間限定イベントでは、まだゲートが開発される前に数十年の時間をかけて地球への帰還を成し遂げた開拓民からのメッセンジャーたちの手記を見ることができる。
    • なお、このラグランジュ・ゲート、設定では万民に開かれているわけではないようで、協定に参加しないと通行権をもらえない様子。例として、プレイヤーは通行前に通行証を提出する(自動)必要がある描写がある。このシステムが巡り巡って私掠船団(後述)などの敵対勢力を生み出してしまっているような描写がある。

  • 一方で、このゲートも万能ではなく未開拓の星系には片道切符でしか送り出せない。そのため、ロビーサーバーであるパイオニア星系に戻るには必死に星系を開拓し、ラグランジュ・ゲートを建設するしかない。結構ブラックである。
  • また、ラグランジュ・ゲートに頼らず気の遠くなるような時間をかけて未開拓恒星系にたどり着いた挙句、私掠船団(宇宙海賊)に成り下がった開拓者もいる(NPCではあるが)。これら私掠船団は資源地を攻撃するため、プレイヤーにとっては大変厄介なおじゃま虫となる。
    • これら私掠船団は根拠地となる私掠基地さえ健在なら無限に湧いて出てくるのであるが、それを逆手にとって私掠船団基地周辺を封鎖してリスキル・経験値稼ぎ道場とするプレイヤーも多い。こうなってくるとどっちが海賊なのかわからなくなってくる。

尚、プレイヤーの選択によっては(シーズンごとだが)私掠者基地を育てることもできる。


登場艦船編集

  • 様々な艦艇が登場するが、基本的にはガチャで当てないと手に入らないので注意。特に巡洋戦艦以上はガチャ以外に手に入らないことが多いので注意。
  • 救済策として星系に点在する宇宙都市のドックで購入したり、設計図を一時的に貸与してもらえる場合もあるので、積極的に利用しよう
  • 以下の一覧では、初期装備艦艇としてもらえる艦艇には○、ガチャに含まれない都市専用のものには※をつける。

航空母艦編集

  • CV30000級高速航空母艦
  • ソーラーホエール武装戦略航空母艦
  • マーシャル・クルックス級武装航空母艦

航空母艦。といっても甲板というものは存在せず、発信口から発艦する。銀河英雄伝説の帝国軍空母を思い出してもらえば分かりやすいか。


巡洋戦艦編集

  • ST59級防御巡洋戦艦
  • エターナルストーム級攻撃巡洋戦艦
  • コンスタンティヌス級総合巡洋戦艦
  • スピアーオブウラヌス級重量級巡洋戦艦
  • ルドゥダブル級

航空母艦と同じ「超主力艦群」。航空母艦に並ぶ攻撃性能とコストを備えている。後者は欲しくないが。

多くはガチャから入手できるが、ST59に限り頑張れば確実に入手できる。

ただ、ルドゥダブル級はNPC専用で、都市から購入するしか入手方法が存在しない。


巡洋艦編集

  • クラッシャー級(一般型/艦載型)※
  • KCCPV2.0(総合型/パルス型/電磁加速砲型/艦載型○)
  • CAS066級(総合型○/砲撃型/艦載型)
  • イオ級(イオン砲型)
  • プレデター級(一般型)
  • スタースイーパー級(イオン砲型)※
  • イエーガー級(支援型)
  • カリスト(魚雷型/対艦型/支援型)
  • キメラ級(弾道型/防護型)
  • ライトコーン級(一般型/対空型)
  • コマネカオス級(電磁加速砲型)

主力艦。インラグには様々な造船企業が存在し、それぞれに特徴があるがこの辺りである程度完成形になる。

星系中心部の高エネルギー帯を通過できる最低ランク。


駆逐艦編集

  • ウイングドユサール級(対艦型/総合型/対空型)
  • クワオアー級(電磁加速砲型/魚雷型)
  • エリスI(大砲型/重砲型/装甲型)
  • AC721(一般型/ミサイル型/艦載型○)
  • アーガス級(艦載型)※
  • セレス級(艦載型/支援型/戦術型)
  • トーラス級(攻撃型/突撃型/防護型)
  • アルダブラ級(一般型)
  • ガーディアン級(支援型/両用型/パルス型)
  • ツンドラ級(支援型/艦載型)
  • ボアレス級(一般型)※
  • ヘリオス級(一般型)※

主力艦。生産コストと性能が釣り合っている。

この艦種以下でないと小惑星帯は通行できない。


フリゲート編集

  • FG300型(多機能型/偵察型/装甲型)○
  • カリリオン級(偵察型/重砲型/特殊型)
  • マーレトランキリタティス級(総合型/パルス型/対空型)
  • マーレヌビウム級(突撃型/対空型)
  • レリアット級(対艦型/魚雷型/ステルス型)
  • グリムリーパー級(一般型)※
  • マーレセレニタティス級(対艦型/ミサイル型/対空型)
  • ルビー級(電磁加速砲型/防護型)
  • レイジャー級(一般型/魚雷型)※
  • ゼノスティンガー級(特殊型/対空型)
  • ノマM470級(攻城型/支援型/対空型)

数の暴力を体現した小型艦。

兎に角安くて取り回しが良いので多くのプレイヤーが艦隊の穴埋めに使用する。


護送艦編集

  • CV-II003型(多機能型)○
  • CV-M011型(ミサイル型/大砲型)
  • CVT800型(対空型)
  • ボイドエルフィン(ステルス型)
  • ネビュラチェイサー(弾道型/パルス型)
  • セルラーディフェンダー(多機能型)
  • RB7-13型(攻撃型)
  • サイレントアサシン(高速型)
  • ワイルドファイア(対艦型)※

分類としては大型の艦載機なのだが、大きすぎて格納庫に収容できず艦艇の外側にポン付けされている艦載機/小型艦艇群。連結したままでの戦闘も可能なようで、大砲艦コルベットとも呼ばれている。


艦載機編集

  • ジャンビーヤAer410
  • スティングレイ
  • スポアA404
  • B192ニューランド
  • ヴィタスA021
  • ヴィタスB010
  • バランサーアンダーソンSC020
  • ストリクスA100型
  • サンドレイク
  • SOC002型
  • A101ザラショナル
  • フルフロッグ型

小型の戦闘機。

やや攻撃性能が護送艦より劣るが、生存性能、特に回避率は護送艦より高い。


  • なお、豊富な艦種に比べて、名前つきのキャラクターはほとんど登場しない。一応、ゲーム内のシステムメッセージの読み上げ(建設の完了、艦隊の移動、戦闘の開始etc.)は男女1組のオペレーターと思われる音声が行ってくれるのだが、彼らは一切姿を表さず名前もつけられていない。

余談編集

  • プレイしてると実感が湧かないが、この世界の艦艇はどれもこれもデカイ
    • 例えば、設計図のアイコンなどで「顔」として使われているエターナルストーム級は1610m。巡洋艦で一番小柄なKCCPV2.0で800m(それ以外は基本1000mオーバー)。駆逐艦も大部分が500m前後で、一番小柄なフリゲートでも200~300mある。
    • 参考までに他の作品の艦艇たちと比較してみよう。
艦種登場作品種別全長(m)
ソーラーホエールインラグ航空母艦2200
ギャラクティカギャラクティカ戦闘航空母艦2000
エターナルストーム級インラグ巡洋戦艦1610
インペリアル級スター・デストロイヤーSTARWARS戦闘艦1500
マクロス超時空要塞マクロス要塞艦1200
新型デスラー艦宇宙戦艦ヤマトIII戦艦1350 or 702
KCCPV2.0インラグ巡洋艦800
USSエンタープライズEスタートレック戦艦685
アンドロメダ宇宙戦艦ヤマト2202戦艦444
ウイングドユサール級インラグ駆逐艦440
ヤマト宇宙戦艦ヤマト2199戦艦333
デストリア級航宙重巡洋艦宇宙戦艦ヤマト2199重巡洋艦270
FG300型インラグフリゲート250
CR90コルベットSTARWARSコルベット150
セルラーディフェンダーインラグ護送艦130
磯風型突撃宇宙駆逐艦宇宙戦艦ヤマト2199駆逐艦80

尚、公式が「ゲーム内文章と画像の商用利用は禁止」と明言しているので注意。


関連イラスト編集

pixivでは某艦船擬人化ゲームよろしく、登場艦艇を擬人化したイラストが投稿されることもある。

エターナルストーム級-攻撃巡洋戦艦InfiniteLagrange 艦船擬人化

尤も、これを嫌う人も当然いる…というより、ゲーム自体が人という存在が直接登場しない点には注意。


別名・表記ゆれ編集

InfiniteLagrange インラグ


関連タグ編集

戦略シミュレーション RTS(リアルタイム・ストラテジー)

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