概要
ZENピクチャーズから発売されたDVDオリジナルの実写ドラマ『ウィッチハンターサヤカ』を元祖とする作品群。
複数回関連作品が発売されているが、監督及びメーカーこそ同一であるものの、世界観や設定はその都度一新されている。
本項では便宜上、主演女優の名前も作品の呼称に用いる。
『ウィッチハンターサヤカ』(五ノ井ひかり版)
2006年発売。『グラビアヒロイン』というシリーズの1作で、主演はグラビアアイドルの五ノ井ひかり氏。
2008年に同シリーズの『ガイアレンジャー』『マイゴージャスボディーガード』と同時収録された上で再版もされた。
元々リョナシーンが登場することの多いレーベルの作品であり、本作にも主人公へのへそ責め・腹パン・オイル責め・緊縛・吸血(しかも乳吸いにしか見えない)といったシーンが存在する。
特にへそ責めは2回登場するが、1度目は敵の魔女によって数分間執拗にへそをほじられ、2度目はバラの造花の茎を挿し込まれてグリグリされるという入念ぶりである。
登場人物
桃姫さやか
主人公。両親を殺した7人の魔女を倒すために一人旅をしている女戦士。
ビキニアーマー(というより単なるビキニ)と、自分で踏ん付けて転びそうなほど長いマントを身に付け、一振りの日本刀を武器にしている。
へそは性感帯ではないのか、責められても快感ではなく苦悶の声しか上げなかった。
バラの魔女ローズ
敵役。7人の魔女の1人。黒いコスチュームを身に付けている。人間の生き血を吸う。
サディストで、他の人間に擬態する能力を持つ。
なおDVDのパッケージ裏では「ローズ」と表記されているが、スタッフロールでは「ローザ」と表記されている。
他の6人の魔女はヘビ・ヒル・クモ・ガ・タコ・コウモリの魔女であることが判明しているが、セリフの中にしか登場せず。
魔女の下僕
ローズの手下達。黒い全身タイツと白い仮面を身に付けた、いわゆる戦闘員。
サヤカを取り押さえるシーンと腹パンを浴びせるシーンがある。
ミツル
男性のウィッチハンターで、ローズに殺されかけたサヤカを救った。彼女が非情になりきれない事を危惧する。
敵を分散させるためサヤカと別行動を取るが、いつの間にかローズに殺害されており、姿を擬態された。
『ウィッチハンターサヤカ』(森野美咲版)
2020年に発売されたオリジナルの実写ドラマ作品。『ヒロインピンチオムニバス』というシリーズの第28作。主演は女優の森野美咲氏。
公式サイトの商品紹介コーナーでは「リクエストが多かったので実現したリブート作品」と紹介されている。
しかし主要登場人物の名前以外は旧作と全く異なっており、実質別作品と言って良い。
パッケージ裏面のあらすじには「サヤカは七人の魔女に両親を殺され」と、旧作と同じ内容を思わせる一文があるが、実際はサヤカの父親に関しては触れられておらず、母親を殺した魔女も1人である。
また、へそ責めや乳責めは一切登場せず、リョナシーンにしても腹パンや顔面パンチ、首絞めといったものばかりで、「エロ」ではなく「痛々しさ」を強調したものとなっている。
登場人物(森野版)
サヤカ
主人公。金色のビキニと赤いブーツを身に付け、マントを羽織り、一振りの剣を武器にしている。
アローラ国に所属するウィッチハンターだが、母サクラを死刑に追いやったローズを探してオーガス王国に侵入する。
剣技に素手の格闘をまじえた戦い方が得意で、腕の一振りで敵の武器攻撃を払いのけ、蹴り一発で敵の身体を跳ね飛ばしている。
旧作のサヤカを演じた五ノ井氏が当時18歳だったのに対し、こちらを演じる森野氏は当時34歳で、未熟さや性格の甘さを見せず常に不敵な笑みを浮かべ挑発的な態度を崩さないという、熟練した女戦士として描かれている。
サクラ
サヤカの母。
やはりウィッチハンターであり、20年前、悪の道に走った師匠ローズを討とうとするが、相棒ゲイドの寝返りによって敗北、火炙りに処された。
森野氏がサヤカと二役で演じており、装備も同一だがマントだけは身に付けていない。
ミツル
オーガス王国所属の男性戦士で、黒い鎧と剣を身に付けている。
犯罪者であるメラクを討とうとするが敗北、突如現れたサヤカに助けられたものの、「奴は俺の獲物だ。邪魔をするな!」と言って余所者のサヤカを連行してしまう。
最後はサヤカを殺そうとしたゲイドを不意打ちで倒し、サヤカを助け起こしたところで物語は幕を下ろす。
ミツルの上司
名前・階級などは不明。黒い鎧を着た髭面の男性。ミツルが連行したサヤカを尋問する。
ミツルに比べれば考え方は柔軟なようで、オーガス王国がローズの手によって腐敗していることは認めているが、サヤカ1人の力ではどうにもならないと諭そうとする。
最後は鎌のような武器を手にローズを追跡するが、いつの間にか殺害されており、戦闘シーンは描かれなかった。
魔女ローズ
敵役。黒いローブを身に付け、1本の杖を持っている。
元々はサクラの師匠だったが悪の道に走り、オーガス王国の元老院に入り込んでいた。
格闘も得意で、サクラと互角の打ち合いを繰り広げるが、黒い鎧と仮面を身に付けた戦闘形態に変身し、勝利する。
サヤカとの戦闘では赤い鎧を身に付けた戦闘形態に変身するが、脇腹を斬り裂かれて絶命した。
なお後述のオークに散々叩きのめされた際にはなぜか変身しなかった。
ゲイド
フード付きのローブを身に纏った、スキンヘッドの男性魔法使い。
元々はサクラの相棒だったがローズの下へと寝返った。
真言のような呪文を唱えることで、杖から電流を発射できる。
ローズを倒して満身創痍となったサヤカを殺そうとするが、駆け付けたミツルに背後から斬られて絶命した。
メラク
ローズの部下であり、オーガス王国の犯罪者。
黒い鎧と鉄仮面を身に纏っており、素顔は不明。二股の槍を武器にしている。
ミツルを叩きのめすがサヤカに圧倒され逃走、後に白い骸骨のような鎧兜を身に付けた第2形態となって、今度はサヤカを圧倒する。
しかし最後は頭から真っ二つに切り裂かれ、消滅した。
オーク
メラクを倒されたゲイドが呼び出した、次なる刺客。オーガス王国の兵士200人を殺害したという。
金髪と見上げるような巨体が特徴であり、口元を黒いマスクで覆っている。
片刃の斧を振り回してサヤカを苦しめ、更に巨大なハンマーに持ち替えて何度も殴り付けるが、自身が捨てた斧で斬り付けられ、倒れる。
止めを請うが峰打ちされただけで終わり、そのことでサヤカに恩義を感じたらしく、「アンタの子分にしてくれ」と言って今度はローズを執拗に痛め付けるが、最後は魔法攻撃を受けて死亡した模様。
ローズの部下
いわゆる戦闘員だが、特に呼び名はない。
骸骨のような仮面と全身タイツを身に付け、短剣を武器にしている。
複数存在するが、倒されると紫色の煙となって消滅する。
『ウィッチハンター』(水谷あおい版)
2021年発売。『ヒロインアルティメットピンチ』というシリーズの1作で、主演はAV女優の水谷あおい氏。
登場人物
サヤカ
トンソク
妖魔達
元老院議長
ウゴー
魔女アクアザラク
『ウィッチスレイヤー』(籠巻絵美理版)
2021年発売。『新・ヒロイン危機一髪!!』というシリーズの第16作で、主演はグラビアアイドルの籠巻絵美理氏。
また関連作品で初めて、世界観の繋がった続編が発売された(2021年、同シリーズ18作)。
『ウィッチハンターサヤカ』(若宮穂乃版)
2023年に発売。前編「七人の魔女スネーク」と後編「七人の魔女ベアー」の二作発売。主演はAV女優の若宮穂乃氏。