概要
ウィリアム・ギブスン(William Ford Gibson、1948年3月17日生まれ)は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州生まれの小説家、SF作家である。
未だインターネット黎明期の1980年代初頭に早くも「サイバースペース」という概念を提唱した人物であり、その後一大ブームとなったサイバーパンクの旗手として名高い。
その他、スチームパンクやレトロフューチャーの分野にも大きな影響を与えている。
代表作、ニューロマンサーでは、スプロール化現象(無計画な土地開発と都市化によって形成された広域に広がる都市空間と、付随するスラム街などの混沌とした人工風景)によって無限増殖を繰り返した東京が関東平野を丸ごと一個の都市空間として飲み込んだという大胆すぎる設定でオノ=センダイという造語を生み出した。こういった、独特ながらある種説得力のある発想と抜群のネーミングセンスを随所に遺憾なく発揮させるスタイルが、多くの読者を魅了した。
(なお、このオノ=センダイにおいて技術的に最も発展している地域は、チバ・シティで、劇中人物の言によれば、「最新技術を二世代更新するだけの技術力が闇では出回っている」らしい……)
主な作品
- クローム襲撃
- ニューロマンサー
- カウントゼロ
- モナリザ・オーバーロード
- ディファレンス・エンジン:同じくサイバーパンクブームを牽引したブルース・スターリングとの共著。