概要
ドラえもんプラス第4巻、藤子・F・不二雄大全集第4巻に収録。
これを頭にかぶって誰かを恨めしいと思うと、自分の幽霊が現れてその相手へ恨みを晴らすことができる。また、幽霊は恨みを晴らすと自動的に消滅する。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 1990年7月6日放送。
- のび太はジャイアンと出会うまで、宿題を忘れて学校で居残りされていた。
- ジャイアンの機嫌が悪かったのは、母ちゃんに怒られたからで、のび太が殴られている様子をネコが見ている。
- のび太の幽霊は家を出てすぐに空地で野良のブルドッグに追いかけまわされていて、のび太からは「情けないな!あんな野良犬に負けるなんて!」と言われているが、ドラえもんは「でも、そう言うのび太くんはどうなのさ」とすかさずツッコミ返している。
- のび太の幽霊がしずかの家に入った時、彼女は庭で水やりをしていた。
- のび太の幽霊が来た時、ジャイアンは漫画を読んでいた。
- ジャイアンが食べていたおやつは冷やし中華。また、その後の母ちゃんのお仕置きはお尻ぺんぺん。
- のび太の幽霊が来た時、スネ夫はテレビゲームをしていた。そして幽霊を見に来ないかと最初に電話をかけた相手はジャイアンだったが、先ほどの一件でひどい目にあったからと断られた。
- 幽霊の見物量は50円で、のび太の幽霊は三遍回ってワンも指示されたができず、窓から逃げ出した。これにより、スネ夫はつまらないから見物量を返せと言われる始末となった。
水田版
- 2011年8月5日放送。
- サブタイトルは「のび太 ユーレイになる」
- 冒頭では、夜に女性が一人で町中を歩いていると幽霊に遭遇し悲鳴を上げるという回想シーンがあり、これについて二人の女性が幽霊が出たと井戸端会議している。
- ジャイアンに殴られ、ズタボロになって帰ってきたのび太を見て、ドラえもんは最初、「幽霊だ!」と驚いていた。
- のび太の幽霊がしずかの家に入った時、彼女は入浴中で、覗いてしまったドラえもんとのび太もお湯をかけられている。ちなみにこの後2人は「全く、のび太くんの幽霊だ」「ほんとに困ったやつだ」と会話している。
- のび太の幽霊が来た時、ジャイアンは夏休みの宿題をやろうとしていた。
- ジャイアンはおやつのラーメンを食べに来た時、先ほどのび太の幽霊をやっつけようと部屋でドタバタしたことで「ドタバタうるさいんだよ!」と母ちゃんから軽くコツンと殴られている。
- のび太の幽霊が来た時、ジャイアンはロボットのプラモデルを作っていた。それからスネ夫は専用のテントを作り、衣装も着てのび太の幽霊を見せ物にしている。ちなみに見物量は今回も50円。しかし、顔が間抜けだとか、芸もできない上、50円は高いと客からは第不評だった。