「『紛い物』は処分しねえとな。」
プロフィール
所属団体 | 征西派 |
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身長 | 212cm |
体重 | 171kg |
年齢 | 49歳 |
誕生日 | 4月5日 |
お気に入りの場所 | 地元のパブ |
特にこだわっているもの | 葉巻と飯と酒 |
概要
エドワード・呉とは、漫画『ケンガンオメガ』の登場人物であり、呉雷庵や呉恵利央が属する呉氏の中でも西洋に渡った「征西派」を率いている。出身地はイングランド。
しかし一方で本作の敵組織である「蟲」の最高幹部の一人であり、呉氏が行った「蟲」掃討作戦では呉氏を裏切り情報を流していた。それによって日本の呉一族は次期頭首候補であった陸斗を、中国の呉氏宗家は多数の人間を失ったため彼らからは蛇蝎のごとく忌み嫌われている。
性格は傲岸不遜を絵に書いたような人物であり、呉一族及び呉氏宗家を「紛い物」と呼び見下しどんなときも余裕を崩さない。一方で圧倒的な実力を有しているにもかかわらず雷庵に対して3対1で戦いを挑むなどクレバーな面も持ち合わせている。
しかし、その実力への自信は過信レベルなので、リスク管理に甘さを垣間見せる。
プライベートでは、セレブ趣味で美食を好んでいる。
戦闘能力・技術
作中屈指の実力者である雷庵や元滅堂の牙である恵利央、宗家の呉星や呉一族である怜一とホリスの5人を一人で相手し圧倒するなど、その自信に裏付けされるかのように戦闘能力はケンガンシリーズの中でもトップクラス。呉一族の奥義である「外し」の100%を開放した雷庵、恵利央の攻撃を「鬼魂」を発動することなく捌き、今までの試合で本気を出さずに対戦相手を圧倒し、底を見えない強さを誇っていた雷庵を本気を出すことなく恵利央を警戒する片手間に圧倒するといった描写は読者を絶望の淵に叩き落とした。
技
- 鬼魂(グイフン)
呉一族が「外し」と呼ぶ、脳のリミッターを解除することで潜在能力を開放し身体能力を向上させる技術。開放率こそ雷庵と同じ100%だが、恵まれた体格と元から高い戦闘能力を持つエドワードが使用すると文字通り手がつけられないほどの強さを誇る。
- 呉氏絶技 泰山北斗八壊拳(タイザンホクトハチカイケン)
天地の構えのようなポーズから繰り出される素早いラッシュ。名前がこれっぽいと話題になった。
- 回生(フイシュン)
かつて一族が分かれる前から伝わってきた、呉氏の奥義の一つ。「語り手」と「繋ぎ手」の二人が必要で、語り手が自身の半生の詳細な内容を何十年もかけて何度も語り聞かせることで、語り手の人格を繋ぎ手に宿らせる擬似的な転生の手段。早い話が洗脳であり、これによって数千年前の人物の人格も現在まで繋ぐことができる。
エドワードとアランといったその予備である4人は「最初の呉」と呼ばれる5000年前に生まれた存在、「呉黒」(ウーヘイ)の人格を宿している。
戦闘技術ではないものの、同じ人格を宿していることで一糸乱れぬコンビネーションが可能になるなど戦闘面で有用な利点も存在する。
活躍
『ケンガンアシュラ』の最終話でも登場しており、「虎の器」や夏忌らと密かに何かを企てていた。
本格的な活躍は『ケンガンオメガ』から。煉獄の主宰者である豊田出光に会い、拳願会との対抗戦における煉獄側の選手枠の一つを貰いアランを送り込んだ。
対抗戦では最初は表舞台に出ることなく夏忌と共に試合経過を観察していたものの、アランが雷庵に殺害され自身の姿も見つかったことで撤退。しかし最終的に彼に追いつかれたことで戦闘となる。
同じく呉黒の人格を宿したファビオ・呉とソロモン・呉とのスリーマンセルによって雷庵を圧倒するが、援軍として駆けつけた恵利央によってファビオが殺害され、彼とさらに援軍として来た呉星と2対1の勝負となる。
しかし二人の連携や奇襲を物ともせず逆に反撃を加え、雷庵も参戦しさらに外しや鬼魂を使われるもののなお圧倒し、駄目押しと言わんばかりに鬼魂を解禁して蹴散らした。勝ちを確信しソロモンに任せて撤退しようとするが、逆にソロモンが恵利央に倒されてしまい、再び彼と戦闘。恵利央の昔の強さを讃えた上で圧倒し、ベアハッグを喰らわせ致命傷を負わせる。
しかし自身すら囮とした恵利央の作戦を読み切ることができず、彼に気を取られすぎたことにより呉星によって首を小刀で刺されてしまう。急所を外したことで致命傷は回避したが、塗られていた毒によってダメージを負ってしまった。それによって復活した雷庵との戦闘では、余裕を失い今まで雷庵には使わなかった技を駆使して対抗するも押され気味となってしまい、最後は傷つけられた頸動脈を抉られ敗北した。
敗北後、「これからどデカイ祭りが始まる」と言葉を残し雷庵によって頭を潰され死亡した。
しかしクローンに回生をさせることで復活を遂げる。
繋がる者によると彼の事をやや過剰気味に崇拝しているらしい。