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概要

メスゴキブリを捕獲してに持ち帰っては、を産みつけて幼虫の餌にする狩り蜂のグループ「セナガアナバチ」の一種。

アフリカ、南アジア、東南アジア、太平洋諸島などの熱帯に分布し、日本には分布しない。


前述した分類に沿って「エメラルドセナガアナバチ」とも呼ばれるが、セナガアナバチ(セナガアナバチ科)自体は名前に反してアナバチ(アナバチ科)とは別グループである。

学名は「Ampulex compressa」。英語日本語名と同じ意味で「emerald cockroach wasp」もしくは「jewel wasp」(ジュエルワスプ)と呼ぶ。


その生態ゆえに文字通り「ゴキブリから生まれ出ずる」だが、一般に汚いイメージが強いゴキブリから出てくるとは思えないようなシャープなフォルムと、名前の通りエメラルドグリーン金属光沢に差し色のようなの赤を入れた派手なカラーが印象的。


狩りの流れ

エメラルドゴキブリバチ

交尾を済ませ、産卵の準備ができたメス蜂は獲物となるゴキブリを確保し、毒針2回刺す。1回目はゴキブリのを持つ胸部を狙い、数分ほど麻痺させる。2回目はゴキブリのを狙い、に侵させて逃走反応を封じる。数分後、1回目の麻痺から運動性を回復したゴキブリだが、2回目の毒により逃走もせず、蜂の操り人形と化す。


そして「地獄まで自分の足で歩いていけ」と言わんばかりに、ゴキブリはメス蜂に触角を引っ張られながら自ら蜂の地下の巣穴へGO。自分から入っていくのか…


メス蜂は巣穴に入ったゴキブリの脇腹に一粒のを産み付けて、最後の仕事として巣の入り口を塞く。当然身動きできないゴキブリになす術はなく、孵化した幼虫に生かさず殺さずで体内を食われ続ける事に。まで成長する頃にはゴキブリが中身を食い尽くされた空殻となり、最後にまるでゴキブリの体内から出てくるかのようにして羽化する。


なおゴキブリもただやられるだけというわけではなく、防衛戦略がある。あの気持ち悪いほど素早い動きを実現しているあの脚、あれが武器となる。近寄ってきたハチに対して強靭な後ろ脚でキックをお見舞いするのが、ゴキブリの防衛戦略なのだ。


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ヴィクトリア・ウッドテラフォーマーズ):この蜂の能力を持つ改造人間。


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 狩り蜂 ゴキブリ

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