概要
エンガノ島に分布するアトラスオオカブト属(カルコソマ属)のカブトムシ。
学名は「Chalcosoma enganesis」。
最大69mmの小型種。
雄はコーカサスオオカブトやアトラスオオカブトの小型個体に似るが、同サイズのコーカサスと比較すると胸角が発達し、逆に同サイズのアトラスよりは胸角が発達しないところで見分けられる。
65mm以上の大型個体はコーカサスに近い外見となり、頭角の先端突起があまり開かないことや生殖器の形からコーカサスに近縁と考えられている。
雌の上翅の体毛が肉眼では見えないため光沢が強く、ツルツルしている。
2018年末〜2019年にかけて日本に生体が輸入されたが、長期の輸送に耐えられず個体の状態が悪かったことなどもあり飼育個体は出回らなかった。
その後コロナ禍もあり輸入は絶望視されていたが、2022年4月に再びまとまった輸入がされた。
甲虫王者ムシキングシリーズでのエンガノオオカブト
新旧共に登場はしていない。ただし、5周年コレクションカードではモーレンカンプオオカブトのカードの裏側に
「カルコソマ属のカブトムシはコーカサスとアトラスとモーレンカンプとエンガノの4種類しかいないんだ。エンガノはムシキングにいつ登場するのかな?」とトリビアとして掲載されているが、結局アダー完結編になっても登場しないままで、アダー完結編での新規追加はなかった。
※ただし、アダー完結編でカード化された「改造コーカサスオオカブト」は通常版の「コーカサスオオカブト」とは別のカードとして扱われていた。
仮にエンガノオオカブトが登場していたら、強さ120相当、性格はアタックタイプまたはスーパーアタックタイプという感じになっていたと思われる。必殺わざはグーだったかもしれない。
なお、新甲虫王者ムシキングにおいてはエンガノオオカブトよりも後になって新亜種として認定されたローチオオカブトが登場している。
関連タグ
カルコソマ属 コーカサスオオカブト アトラスオオカブト モーレンカンプオオカブト