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オズワルド刑務所

おずわるどけいむしょ

アメリカで制作された1997年にスタートした刑務所を舞台にした人間ドラマ。人種差別、暴力、麻薬、同性愛といった難しいテーマや汚い言葉、セックスシーン、排泄行為など従来では放送不可能な事柄が、大胆に生々しく描写されている。
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覚悟の無いものは覗くことさえ許されない。それがオズだ


「オズ。オズは最も警備の厳しい重罪犯用のオズワルド刑務所の通称だ。オズは牢獄。オズは懲罰だ。誰かを罰したいなら、家族から引き離し、自尊心を奪い、悪人と一緒に閉じ込めればいい…」

概要

正式名称は「OZ/オズ」。しかし、コナミのアクションゲーム「OZ-オズ-」や様々な創作作品と重ならないようにするためにこのタグが使われている。
(一方で、正式名称のタグもごく一部で使用されている)

アメリカの有料ケーブルテレビ局HBOで、1997年から2003年にかけて放送された連続ドラマ。日本では2001年から2005年にかけて有料チャンネルのSuper! drama TVで放送された。(全6シリーズ)
人種間対立や暴力同性愛麻薬レイプなどの苛烈な内容のため物議をかもしたが、アメリカのTV界でも高く評価され、各賞を受賞している。
製作総指揮はバリー・レビンソン、脚本はトム・フォンタナ。日本では刑事ドラマ「ホミサイド」のスタッフとして名が知られている。

オズにはさまざまな人種・社会集団がひしめいているため、その暴力と犯罪の理由は多様であり、囚人たちが希望と挫折の狭間で見せる苦悩はこのドラマの見せ場である。

ストーリー

オズワルド刑務所の一画には、最新テクノロジーと24時間体制による監視付の特別区画があった。
「エメラルド・シティ」と呼ばれるその一画は、新しい囚人更正プログラムのために、人種、年齢、犯罪歴など、様々な重罪犯たちが集められている。
人種差別、同性愛、麻薬、暴力、権力闘争などが渦巻くそこはまるで、アメリカ社会の縮図のようだ・・・。

今日もまた新しい囚人たちが護送されてきた。
トバイアス・ビーチャーは、元エリート弁護士。飲酒運転で人身事故を起し、殺人罪で15年の刑。
ミゲル・アルバレスは暴行と傷害罪で懲役15年
ドナルド・グロ-ブスは両親を殺して食べてしまった凶悪犯で終身刑
自称政治犯のカリーム・サイードは放火罪で18年の刑
ドラッグ・ディーラーのポール・マークストラムは、オズワルド刑務所グリン所長のいとこだった…。

登場人物

刑務所内のグループ
オズの78パーセントは黒人であり、人種・グループ間の問題はオズのトラブルの大きな原因である。

■ムスリム

ムスリムは、コーランの朗読と礼拝を日課とし、黒人の生活と労働条件を改善するためにさまざまな運動を繰り広げるグループで、 アフリカ系アメリカ人によって組織されている。グループでは厳しい規律のもと、麻薬と同性愛は固く禁じられている。 彼らはアーリア人グループとは犬猿の仲だがその他のグループとの争いはほとんどない。

・カリーム・サイード

自らを政治犯と称する、偉大なムスリムの指導者。刑務所内の人権・人種問題を解決するためにさまざまな裁判やハンガーストライキなどの活動を繰り広げ、 そのためにマクマナスからは煙たがられている。憎しみ合いを嫌うカリスマ的存在だが…。

・ザヒール・アリフ

ムスリムのナンバー2。サイードを心から尊敬している一方で、彼の決断を受け入れられないことも多い。

■黒人ギャング

ムスリム同様にアフリカ系アメリカ人のグループ。 構成員はオズ内で最多で、ムスリムとは対照的に麻薬、暴力、殺人など何でもありの強大なグループだが、 それゆえ揉め事も多く、頻繁にリーダーが変わった。オズにおける麻薬の売買を仕切っているグループのひとつである。 同じく麻薬売買に関わるイタリアン・マフィアやラティーノとは協力関係を結ぶこともあるが、 腹の底ではお互いに邪魔者を排除し、売買を独占したいと思っている。

・サイモン・アデビシ

黒人ギャングのメンバーで、自らの欲望に忠実な人物。ナイジェリアからの移民二世であり大柄だが頭はいい。ムスリムのサイードを評価しており、彼とともにエムシティに理想郷を築こうとした。

■アーリア人グループ

黒人、ユダヤ人、その他純粋な白人でない者を嫌う白人至上主義者である。 何より白人の純血を大事にしており、それを破ったものには容赦がない。 新入りの囚人をレイプしてペットにしたり、有色人種を見せしめに殺すなどオズで最もサディスティックなグループである。 麻薬には反対しており、バイカーたちとはつながりが強い。

・ヴァーン・シリンガー

アーリア人グループのリーダーで、非常に冷酷な人物。家族には優しく、息子に麻薬を売りつけようとした売人に対する過重暴行でオズに収監された。
オズの中で最も敵の多い人物だが、特に、彼と犬猿の仲であるトバイアス・ビーチャーとの関係は、このドラマを構成する大きなピースのひとつ。

■バイカー

「麻薬とタトゥー」を愛する白人グループで、メンバーは体中にタトゥーを彫っている。 また、アーリア人グループとは同盟関係にあり、彼らが黒人グループと対立する時などに協力している。

■イタリアンマフィア

イタリアンマフィアはオズ内のさまざまな違法行為に関わっている。 他のグループとともに麻薬取引をしているが、黒人ギャングとは反目が耐えない。グループの影響力は広く、看守にも顔が利く。オズの外ともつながりが強く、取引によって外の人間の殺人も請け負う。

・ニノ・シベッタ

イタリアンマフィアのリーダーであり、オズを牛耳っていた。

■ラティノギャング

ヒスパニックにより構成されるグループで、ほとんど麻薬の売人である。 オズの中のラテン人はほとんどプエルトリコ人である。

・ミゲル・アルバレス

オズに収監された日にいきなり刺される。
ラティーノギャングのリーダーだったが自分の統率力のなさに悩む。悪運が強い分、大きな騒動に巻き込まれることが多い。更生を望んでいるが短気な性格が災いし、周囲の理解を得られず疲弊していく。

■アイリッシュ

アイリッシュは少人数の白人グループだが この呼称はマクマナスが決めたものであり、特にグループとして機能しているわけではない。 アイリッシュで注目すべきは、オズでもっとも危険な男、ライアン・オライリーである。 オライリーと敵対した囚人はあらゆる手段で必ず消される。 シリンガーがオライリーの弟シリルをレイプして以来、アーリア人とは仲が悪い。

・ライアン・オライリー

弟のシリルがおり、 オライリーの呼称は一般にライアンを指す。
オズワルド刑務所屈指の策士で、自分で手を汚すことなくオズの主要人物を始末した。
当初は自分で手を下すことはほとんどなかったが後に自分の手を汚すことが多くなる。
医務室勤務の女医ネイサンに惚れており、その歪んだ愛情で次々と問題を起こす。

・シリル・オライリー

ライアン・オライリーの。特技はボクシング。
ライアンが原因を作った乱闘で知的障害を負い、知能は5歳児程度。ライアンに頼まれ、ネイサンの夫を殺害しオズに収監された。一度怒ると誰にも止められず、エムシティ内でもたびたび暴力事件を起こす。

■クリスチャン

クリスチャンは囚人にキリスト教を布教している。 他のグループにとって無害なため、あまり抗争に巻き込まれることは少ないが、虐げられることは多い。

・ジェレマイア・クルティエ

有名なテレビ伝道師。入所するとすぐに信者獲得のために集会を開いた。その場でバーンズの悪魔払いをしてみせ、シリンガーの信頼を得る。

■ゲイ

ゲイのグループは同性愛者で構成されているが、同性と性交渉を持つものが全てこのグループにいるわけではない(シリンガーなどはゲイではなくむしろ彼らを差別しているが、男とセックスはしている)。一部を除き、服装は派手で女性的である。

・アロンゾ・トルケマーダ

夜の帝王と呼ばれるゲイグループのリーダー。最新の合成ドラッグ「ディステニー」を配る。ミゲルに関心を寄せている。

■その他

特定のグループに入っていない、オズの中のはみ出し者グループである。

・オーガスタス・ヒル

車椅子生活を送る囚人。元ドラッグ・ディーラー。
オズのストーリーテラー

・ロバート(ボブ)・リバドー

殺人により死刑が宣告されていたが、執行中のアクシデントにより命拾いし、そのときからの声が聞こえるようになった。同房のブスマリスとは年配者同士、仲が良い。

・アガメムノン・ブスマリス

穴掘りが得意な高齢の囚人。通称「モグラ」。子供向け番組の司会者、ミス・サリーのファン。

・トバイアス・ビーチャー

ドラマは彼の入所日からスタートする。
かつてはエリート弁護士であったが、飲酒運転で少女を撥ね死亡させた為オズに収監された。
元来は平凡な人間だったが、オズでの壮絶な日々によって、たくましく狂気じみた人物へと変わっていく。迷いの多い人物で麻薬、アルコール、宗教に救いを求めた。
入所直後からシリンガーに虐待され、親族をも巻き込んだ骨肉の争いを繰り広げることになる。
また、ケラーとの愛憎劇はオズの大きな見所の一つである。

・クリス・ケラー

詐欺、強盗などさまざまな悪事にかかわり、複数の女性と結婚しながらも男性と関係を持ち、彼らを殺害した。人の心を操るのがうまく、シスター・ピーター・マリーも翻弄された。
ビーチャーとは当初敵として出会うが次第に彼を愛するようになる。しかし、ビーチャーとは対照的な性格であることやシリンガーとの対立が二人の運命を大きく変えていく。
ビーチャーとの関係が冷え切った時でもビーチャーが関係を持った相手に対して嫉妬し、脅したり殺害したりと嫉妬深い。

□刑務所所員、看守

レオ・グリン
オズワルド州刑務所の所長。刑務所内のトラブルやデブリン知事の圧力に日々悩まされている。
ティム・マクマナス
エメラルドシティの責任者。理想主義者であり、色々な囚人更生プログラムを計画するがうまくいかないことが多い。女性関係にはだらしがない。
グロリア・ネイサン
医務室勤務の女医。ライアン・オライリーに好かれており、それが原因でさまざまな事件に巻き込まれる。
ピーター・マリー・レイモンド
温厚なシスター兼精神科医。囚人の悩みを聞き入れアドバイス。
レイ・ムカダ
バチカンより派遣された心優しい神父。囚人更生の手助けをしているが、結果的にそれが最悪の事態を招いてしまうことが多い。

このほかにも多くの人物が登場したり,死んだり,登場したり,殺害されたり,登場したり,死刑にされたりしている。

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