概要
「オレルアン王国」とは『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)に登場する国家。
主にオレルアンの騎士であるハーディン・ウルフ・ロシェ・ザガロ・ビラクに関する作品に付けられるタグ。
ジャンヌ・ダルクが解放したフランス中部の都市の「オルレアン」と紛らわしい。
地理
アカネイア大陸の中央部に広がる平原地帯の国家。南はアカネイア聖王国のレフカンディ領と、西は山岳地帯を挟んで魔法都市カダインと国境を接する。北部は辺境の高山地帯で、人類未踏の地。もし無謀な探検家がいてその挑戦が成功すれば、フレイムバレルに至る道ができるかもしれない。
南部にある内海の対岸には島国・グラ王国がある。
国家
国王(名前は不明)は体が弱く、行商人から入手した命のオーブで命脈を保っている。子供もおらず、弟のハーディンが国政運営の補佐にあたっている。
土着の騎馬民族を中核とする騎兵部隊「狼騎士団」は、大陸屈指の強さと結束を誇る。
主要産業は牧畜(遊牧)。外交面では作中を通してアカネイア聖王国(アカネイア神聖帝国)との従属同盟関係を維持している。
歴史
元々は、“草原の民”と呼ばれる遊牧民が大草原の各地に散らばっていた辺境の地。アカネイア暦499年、メディウス打倒後にアカネイア聖王国をまとめ上げた国王カルタスが北伐を行い、オレルアン一帯を制圧。弟のマーロン伯爵を国王とする統一国家「オレルアン王国」を建国した。アカネイアの貴族達によって支配された草原の民の多くは、長らく奴隷階級のような扱いを受け続けた。
時は流れ、オレルアンにハーディンという稀代の英雄が現れる。彼は病弱な兄王に代わって軍事を担い、長らく奴隷身分に貶められていた草原の民を精強な騎士団にまとめあげることで奴隷身分から解放。それに不満を漏らす貴族達をも黙らせ、完全属国状態だったオレルアンの発言力を高めた。
作中
暗黒戦争時はパレスから落ち延びてきたニーナ王女を保護し、オレルアン城陥落後も抵抗を続けた。やがてアリティア騎士団と合流に成功すると、狼騎士団は解放軍の中核部隊の1つとして活躍した。戦後、ハーディンがニーナ王女と結ばれてアカネイア王となったことで、アカネイアとオレルアンの結びつきは一層強くなる。
英雄戦争でも、狼騎士団は恩人であるハーディンに従ってアリティアを攻撃。だが、マルスから事情を聞いたオレルアン王の命によって戦闘を停止。以降、一部の騎士を除いて中立を保った。