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オーク英雄物語

おーくえいゆうものがたり

小説投稿サイト『小説家になろう』で理不尽な孫の手氏により連載されている作品。富士見ファンタジア文庫より書籍化されている。正式なタイトルは『オーク英雄物語 忖度列伝』。
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オークの戦士バッシュは英雄である。
戦争でありとあらゆる敵を打ち砕き、オークの中のオークとして、全てのオークに尊敬されている。
だが、そんな彼には隠し事があった。
それは女性経験が皆無であること……すなわち童貞ということである。
戦闘と性交の回数を重んじるオークにとって、童貞はとてつもない恥である。
オークの英雄として崇められる自分が童貞であるということは、すなわちオーク全体の恥である。ていうか自分も嫁が欲しい。
そう考えた彼は、旅に出ることを決意する。
種族の誇りと名誉を守るため、そして童貞を捨てるために……。

概要

著者は無職転生で有名な理不尽な孫の手(マゴノテ・ソード)氏。
小説家になろうに投稿されているが2020年06月11日現在、連載は休止中。
2020年6月12日、富士見ファンタジア文庫より書籍化された。
イラストは朝凪氏が担当している。

所謂勘違い系で、オークの英雄である主人公バッシュが、自身の嫁となる女性を探すために異種族が治める諸国を旅しつつ、様々な偶然や勘違いから各国が抱える事件や問題を解決していき、やがて世界を揺るがす大きな陰謀へと巻き込まれていくストーリー。
様々な種族が登場し、各種族の風習や文化などの差異を細かく描写しているのが特徴で、種族間の差別や過去の戦争の負債などを根底としたシリアスな展開もある。

あらすじ

ヴァストニア大陸は、もはや長寿で知られるエルフですら平和な時代を思い出せない程の長く大きな戦争に明け暮れていた。しかしデーモンの王ゲディグズが討たれたことを契機に各国は和睦を結び、世界にようやく平和が訪れた。
そして3年後、かつて戦場で名を馳せ、今でも最強の戦士として名高いオークの英雄バッシュは28歳を迎えたものの、しかし自身は未だに童貞であることをひた隠しにしていた。
オークの英雄である自分が童貞だということは、すなわちオークという種族そのものの恥であると覚悟を決め、自身の伴侶を探すため旅に出ることにした。

登場人物

七種族連合

デーモンの王ゲディグズがまとめ上げた7つの種族からなる連合軍。各種族の特徴を最大限に生かした戦術を駆使し、四種族連盟をあと一歩のところまで追いつめたが、ゲディグズが討たれたことで一気に瓦解し、七種族連合の敗北という形で終戦した。

オーク

緑色の肌と長い牙、毒や病の効かぬ強靭な肉体を持った好戦的な種族。強い性欲を持ち、オークにとって繁殖行為というのは生物的に必要な行為であると同時に、日常的に行われる娯楽でもあるが、「オーク族は男しか生まれず、異種族の女との間でなければ子を成せない」という種族として大きな欠点を抱えており、戦時中は捕虜の女性に子供を産ませ続けていたため、特に大きな被害を受けていた種族からは蛇蝎の様に忌み嫌われている。
一方で誇り高い戦士の種族でもあり、その戦術は他種族が舌を巻くほど優れている。

  • 『オークの英雄』バッシュ
本作の主人公。緑色の肌をした、寡黙で理知的なグリーンオーク。オーク最強の戦士であり、デーモンの将軍から授かった大剣を操る偉丈夫。かつての戦争ではその勇猛果敢で知られ、数多くの武勲をたてた。しかし『オークの英雄』であるにも関わらず童貞であるということが強いコンプレックスになっており、「嫁」を見つけるために国を出て旅をすることに決める。

  • オークキング・ネメシス
白いひげを生やした初老のオーク。背丈はバッシュの2倍ほどもある。終戦間際まで前線で戦い続け、バッシュを含め全てのオークから父と慕われるオークの王。

フェアリー

小さな人間のような姿をした種族。大きさは30cm程度で、全身がほのかに発光し背中には二対の小さな羽が生えている。飛行する速度は非常に早く、風の魔法が使え、身体から落ちる粉は傷を癒す力がある。総じて陽気で刹那的な性格。戦時中は伝令兵や衛生兵としてオークと連携を取っていた。

  • 『慧眼』ゼル
戦時中にバッシュと連携していたフェアリー。一人称は「オレっち」。バッシュの活躍を間近で見てきたため、バッシュのことを非常に信頼し尊敬している。バッシュの旅の目的が『嫁探し』だと知り、協力するため旅に同行する。非常に陽気で喧しく、酒場で口を開けば吟遊詩人のようにバッシュの英雄譚を語る。情報収集能力に長けており他種族の事情にも詳しいが、勘違いして覚えている事柄も多いためイマイチ信憑性には欠ける。なお『慧眼』という二つ名は自称。

オーガ

赤茶色の肌に4m以上ある身長、異常に発達した肩と顎が特徴的な種族。
戦時中は外見に違わぬ腕力を振るっていた。
言葉を話すのがあまり得意ではなく、たどたどしい言葉遣いをする。

サキュバス

美しく肉感的なヒューマンの女性のような身体と尻尾を持つ種族。魅了の能力を持つ。
他種族の男性の精気を食料とするため、オークと並んで他種族から嫌われている。他種族と子を成すことが出来ず、同族同士がキスをすることで子供が出来るという独特な繁殖能力を持つ。

デーモン

青い肌を持つヒューマンに近い身体を持つ種族。戦時中の七種族連合の中では最上位に位置しており、他種族を見下していた。

ハーピー


リザードマン



四種族連盟

長きにわたり七種族連合と戦争を続けていた4つの種族の同盟。戦時中は各種族の王が協力して戦い続けており、各種族の英雄から成る決死隊によりデーモンの王ゲディグズを討ち取り終戦を迎えた。

ヒューマン

人間。中世ヨーロッパ風の文明を持ち、主に金色の髪とエルフほどではないが白い肌を持つ。
戦時中に特に戦功があったことで多くの領土を手に入れており、オーク国の領土の殆どを取得した。戦後は平和を謳歌しているものの、一部のヒューマンは野盗をしたり、また愛玩用や治療薬としてフェアリーを捕獲するなど犯罪に手を染めている。

  • 『豚殺し』ヒューストン
要塞都市クラッセルの現騎士団長。戦時中10年にわたって対オーク方面軍の司令官を務め数多のオークの屠ってきた。戦時中はオークに勝つために様々な手を使ってオークの情報を集めていたため、誰よりもオークに詳しい人物である。そのためオークの文化や風習にも詳しく、平和になった今では却ってオークに対する差別意識が薄らいでいる。

  • ジュディス
金髪碧眼、赴任して一年の新米女性騎士。野盗事件を捜査している最中にバッシュと出会う。気が強く、バッシュのようなオークの偉丈夫相手でも強気な姿勢を崩さない。

エルフ

森林地帯に住む、500年以上生きる事もある非常に長命な種族。魔力が多く目見麗しい容姿をしており、ヒューマンと比較すると痩せた体躯をしている。プライドが高く、他種族に対し非常に攻撃的・排他的だったのだが、現在は戦時中のサキュバス軍との戦いが影響して「女余り」の状況となっており、かつ戦争で失われた人口を回復させるため、国を挙げて「婚活パーティ」を実施しており、他種族の男性を積極的に呼び込んでいる。

  • サンダーソニア
金髪碧眼。小柄で、丸みのないナイフのようなほっそりとした体躯の女性のエルフ。戦時中に活躍した大魔道士であり、デーモンの王ゲディグズ討伐の決死隊にも参加したエルフの英雄。自身に不老長寿の呪いをかけており、若い頃のまま肉体が変化していないため、実年齢は1200歳。

ドワーフ

背丈が低く筋骨隆々。団子鼻で顔が大きく手が大きな種族。山に住み着き、まるでアリの巣のように穴を掘りそこで生活をする。ほぼすべての住民が鍛冶に携わっており、その燃料確保のために森を切り開くため、森を愛するエルフとは仲が悪い。男女で容姿が大きく変わらないためオークには人気がなく、そういった経緯から四種族連盟の中でもオークに対しての差別意識は低い。

ビースト

二足歩行する獣のような種族。俊敏で獰猛、そして残虐性を持ち、夜目が効く上に嗅覚も鋭い。ビースト同士でしか解らない特殊な鳴き声を出して連絡を取り合い、敵を追い詰める包囲戦が十八番であり、勇猛で力でねじ伏せるオークとは対照的に、しなやかな動きで敵を仕留める戦士の種族。そのため魔法に関しては他種族と比較して大きく遅れている。戦時中にオークの英雄がビーストの王を討ち取ったことからオークのことを嫌悪しており、平和になった今でも、王族ですらオークへの嫌悪感を隠さない。


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無職転生 ・・・ 作者である理不尽な孫の手(マゴノテ・ソード)氏の作品。

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