CV:斉藤貴美子
概要
戸塚慶文の漫画『アンデッドアンラック』で、世界の四季へ関わる理(ルール)を司るUMAの一体。AUTUMN-オータム-は「秋」の季節(シーズン)を担っている。
UMA間では「概念(コンセプト)系」と呼ばれる者にあたり、他のUMAよりも現実改変する影響力が強く、特異な能力(ルール)を有しているため、特に創造主-神-のお気に入りらしい。
AUTUMN-オータム-の初登場は、組織(ユニオン)が100個目の罰(ペナルティ)がかかった課題(クエスト)で、他の四季を司るUMAと共に捕獲対象として存在が提示された。
その場面では、本が山積みされた場所で細長い手先にある本を読み漁っていた。なお立ち読みしている本は、頭部が書物になった人型をしている不自然な形状をしており……。
いざ対峙すると〈読書へ触れやすい時期へ由来するような変化系〉〈並大抵の攻撃にビクともしない防御力〉といった異能で課題(クエスト)の挑戦者たちを翻弄した。
101回目のループでは前週よりも円卓の席が二つしかない遥かに早い段階で登場。さらに今回は捕獲ではなく討伐が条件とされた。
外見
コアフォーム
核(コア)は6つ目のある球体。知的な人語を話せるなど、ある程度の知性を有している。
フェーズ1
ギョロっとした3対の目がある丸い頭部、3対の巨大な関節肢(かんせつし:昆虫の手足や指のような部位)みたいな手先には鋭い爪、有翅昆虫(ゆうしこんちゅう)みたいな胴体や腹部など、蜘蛛と蜂を融合させたような怪物。甲虫みたいな外骨格は非常に頑丈。
また背中には爪型の弾丸を発射する構造がある。
腹部から蜘蛛型のジュニア(人間を変質させたUMAもどき)を産み出す。
フェーズ2
オータムジュニアと合体してフェーズ2へ成長する。
フェーズ1を痩躯(スリム)にしたような体型と、全体像的に女性的な特徴が加わる。頭部は核(コア)を模した顔型。
UMA像
知的好奇心を満たしやすい時期なども司る理(ルール)に引かれてか、人間を本へ変える能力によって【人生 = 一生の物語】を貪る欲求が強い。つまり本化した人を食べる事へ貪欲。作中では「人の人生を喰らうUMA」と言われ、捕食した人(本に変えた者)を素材に手下(ジュニア)を産み出す。
人語を喋るが形態毎に話し方は異なる。フェーズが上がる毎に知性が強化される模様。
能力
四季の「秋」を司っているUMAとして、涼しい自然環境・連想文化を実現化している。
特徴的な能力として「人を本化させる変化系」がある。AUTUMN-オータム-やオータムジュニアの爪・噛み付きなどによる攻撃で変異させる。
フェーズ1では生物限定、フェーズ2では制限が緩み無生物(地面や樹木など)も本化できる。
甲虫みたいな外骨格は並大抵の攻撃を凌ぐほどの防御力がある。AUTUMN-オータム-と初邂逅した男性主人公・アンディの当時最大攻撃技だった紅蓮弾(クリムゾンバレット)を簡単に防ぐ硬度がある。
また負傷しても瞬く間に治癒する再生力も有している。
しかし101回目のループでは「不変」の扱い方を掌握したジーナに不変の手で身体を拘束された挙句に「不変剣」によってコアごと両断され、フェーズ2に移行する前に一撃で討伐されてしまった。
余談
本作『アンデッドアンラック』にて「秋」を司るUMA(ユーマ)。
つまり作中で季節特有の光景・交流を齎している事へ由来し、本作関連で「秋」の作品という象徴(タグ)の活用が出来るだろう(この捉え方を肯定するか否定するかどうすんべか、論議は様々であろう)。
関連タグ
世界(アンデラ) 理(ルール) 課題(クエスト) UMA(ユーマ)
【秋】AUTUMN-オータム-