今夜も、極上の歌を、あなたに。
『オールド・ホイッスル』にようこそ
概要
『アイドルマスターDS』に登場する生放送番組で、土曜日の夜に放映されるテレビ番組。歌番組の中では最高峰とされており「音楽の砦」とも言われている。
司会者は武田蒼一で、彼の権限により他の人からの口出しは許されていない（コミカライズ版『Neue Green』では、番組の内容も放送直前まで極秘との事）。この番組に出演できる歌手は高い素質が求められ、実力だけにあらず歌手の心理的な資質も求められる。
桜井夢子はこの番組の出演に夢を見つつアイドルとして高い実力がありながらも、多くのアイドルに妨害をした影響で武田から却下された。（妨害行為をしなければ彼女は出演できた）
立派な男性アイドルになることを夢見る秋月涼は、武田から直々にオファーされることを切っ掛けに、「オールド・ホイッスル」を通じて叶えることになっていく。
ちなみに撮影場所はゲーム版とコミカライズ版とで異なっており、前者は放送局の内部らしき場所で撮影されていたが、後者は東京ドームのような会場で行われ、かつメディアからの妨害を防ぐ為に765プロが協力した事や愛＆絵理達が信頼できるファン層に招待状を送ったおかげもあり、無事に完遂する事ができた。
ただし、エピローグ（愛＆絵理＆涼の3人全てがベストエンドを迎える）によると後番組「お色気野球拳」を巡って番組の存続に問題があるらしく、武田の味方の中には番組内に物真似コーナーを作って視聴率を取り戻そうとする人もいる模様。
デレマスでは、涼の立ち位置の関係上出演はしていないが番組の名前は登場しており、涼がユッキにその番組について話している。
関係者
出演者
武田蒼一
司会者。音楽業界の中では大御所とされており、作曲家や音楽プロデューサーとしての一面もあり、昨今の売り物としか見ていない歌事情やマスゴミ・やらせに嘆いている。
老若男女問わず好きになれる歌を広めることを夢見ており、涼にそういった素質を見出してからは彼に自身の夢を託しつつ、涼の夢の手助けに一役買った。
如月千早
765プロアイドルで、アイドルが出演者となるのは初めてとなっている。
劇中ではアメリカから帰国しており（アケマス及び箱マスのベストエンド後）、武田から涼に対して紹介された。涼から尊敬されており、彼にアイドルとしての信念を諭している。なぜ彼女が出演できたのかは定かではないが、弟の事故死や、それに伴う両親の離婚に由来する心の闇から解放された事に起因すると思われる。
『アイマス2』以降の作品ではこの設定は無くなっている模様。『SideM』でも涼が彼女の名前を出した事が無い為、この作品の千早も出演経験があるかどうかは不明瞭となっている。
秋月涼
アイドルとしては二人目となる。武田から夢を託され、そして自分自身の夢を叶えるべく、武田から託された曲「Dazzling World」を引っさげて出演していく。
元々彼は、他の歌番組でカミングアウトしつつ「アイドルアルティメイト」のオーディションを制覇してから出演するつもりだったが、「歌のミュージックアワー」という歌番組でカミングアウトした際には出演者は信じてもらえずスルー、かつその辺りの部分がカットされてしまい、更には業界上層部の圧力で仕事が激減してしまいカミングアウトの機会を失ってしまう。涼の相談に乗った武田は、彼の絶対的な権限を使って「オールド・ホイッスル」でのカミングアウトを提案し、その番組に出演できるタイミングを変更した。
武田の全面バックアップにより、自身が男性であることを改めてカミングアウトしてからは、ファンから幻滅されるところがむしろ高評価となり、同性ばかりモテていた自分を変えるべく「イケメンアイドル」になることを達成していった。
視聴者
桜井夢子
涼のライバルキャラクター。元々彼女は「オールド・ホイッスル」に出演できる資格があったのだが、自身がやらかした悪行が祟って出演を却下された。
ただし、涼に番組を見てもらうよう促され、彼が夢を諦めないよう番組を通じて言われると、彼を異性として意識するようになっていく。そして武田から正々堂々出直していけば出演できると、伝言として涼を通じて伝えると、彼女は再び出演に向けて再燃するようになっていく。
九十九一希
『アイドルマスターSideM』のキャラ。彼は父親のゴーストライターとして活躍しており、一希自身としての活躍が出来ないことにコンプレックスを抱いていた。
ある日、テレビを付けながら執筆している最中に、テレビから流れた涼の「これ以上、自分のことを秘密にしても誰のためにもならないと思った」という台詞に感化し、F-LAGS結成の一歩となっていっている。
岡村直央
同上。こちらは本編ではなく「ST@RTING LINE 14」のドラマCDで判明している。
もふもふえんの宿題の作文で「自分の秘密」について書くことになった際、直央は涼にその番組を見たことを話しており、涼の勇姿を見届けて彼を格好良く思っていた。
志狼は見ていないが志狼の兄は視聴しており、その人は女の子としての涼のファンでCDも沢山買っていたが、涼がカミングアウトしても彼のファンにもなっているという。
その他
水嶋咲
同上。こちらは明確な描写が無いが、彼は涼を「可愛くて格好良い」「あたしの憧れ」と尊敬している設定があり、また彼自身も自分らしさに貫いている性格でもあるため、咲も「オールド・ホイッスル」を見ていたのではという考察もあると言われている。
涼が『SideM』に参戦する前に言っていた言葉であり、かつ咲が『SideM』オリジナルキャラの中で唯一『DS』のキャラに触れていたのもあって、単なる女装アイドル繋がり以上の関係性を示唆されている。
どういったアイドルが出演できるか？
上記の通り、高い実力だけでなく潔い心構えや打たれ強い精神面も重視されており、特に自分の言葉を真っ直ぐ素直に伝えられる事は非常に重要視されている。
また、涼や千早以外に出られそうなアイドルはファンによって予想されることもあり、特に都築圭や玲音辺りは挙げられやすく、マスゴミややらせに対抗できる力を持ち精神面では涼に近い信念を持つあさひも候補になり得る。
