概要
CV:依田英助
「ダーク破壊部隊カブトガニエンジ! 俺の邪魔をするやつは誰だろうと生かしてはおけん!」
第19話『死神獣カブトガニエンジ参上!』に登場した、ダーク破壊部隊のカブトガニ型ダークロボット。
鏃状の左腕に、『カブトガニ必殺剣』として発射可能な右腕の針を持つ。口から吐く白い泡『カブトガニフォーム』は人間の自由を奪い昏睡させてしまう。穴を掘っての地中活動も得意。
アラブ人風の人間態を持つ。
作中ではキカイダーを倒すべく死神光線銃を開発し、その完成のためにレンズとして必要な最高級のエメラルドを持つ三森令子を襲う。
偶然居合わせた光明寺ミツコ、マサル姉弟と服部半平もまとめて『カブトガニフォーム』で昏睡させるが、そこに現れたジロー=キカイダーと戦う。だが戦いの中で両足を破壊され、ほうほうの体で地中に潜り逃げる羽目になった。
その後、令子よりエメラルドの指輪を託された半平を、さらに半平に指輪を押し付けられた光明寺姉弟に襲い掛かるが、『カブトガニ必殺剣』で拘束したところで駆け付けたジローと戦闘に。
未完成の死神光線銃を持ち出し攻撃するも、回避されカーブミラーを破壊するにとどまった。
悪魔の笛に苦しむジローに再度、死神光線銃を発射するも、先ほど破壊されたカーブミラーにより防がれてしまう。そればかりか光線を反射され、死神光線銃を破壊されてしまった。さらにその爆発音で笛の音を遮断され、キカイダーに変身されてしまう。
そこからは回転アタック、ダブルチョップ、大車輪投げからの電磁エンドという技のフルコースを受け破壊されてしまった。
死神光線銃
カブトガニエンジの開発した必殺兵器。未完成の状態でもアンドロイドマンを粉々に破壊する威力をほこるが、レンズに最高級のエメラルドを使用することで、的にした物を爆弾に変えてしまう能力を発揮する。
なお外観はパイプや車輪を組み合わせて作られたことがわかるチープな出来。22話でも再利用されている。
再生
第33話『兇悪キメンガニレッド呪いの掟』にて再生されていたことが明らかになった。頭に巨大な角が生え、そこから破壊光線を発射できるようになっている。
だが後継機であるキメンガニレッドの存在により用済みとされ、幽閉されていた。「ここから出してくれ」と暴れるも5倍の力を持つキメンガニレッドには太刀打ちできず、簡単に取り押さえられてしまった。
「愚か者とはいえ兄貴だ」というキメンガニレッドの意向により破壊されることはなかったが、隙をついて脱走。光明寺姉弟を襲いジローをおびきだし、再び勝負を挑む。
プロフェッサー・ギルに「最後のチャンスだ」と悪魔の笛の援護を受けつつジローを追い詰めるも、『カブトガニフォーム』でジローの耳を覆い笛の音を遮断してしまったため変身されてしまう。
キカイダーと戦い追い詰められるが、その境遇に同情した光明寺ミツコにより助けられることになった。
だがその後、ミツコと共にキメンガニレッドの元へ拉致されてしまう。キメンガニレッドに「兄弟と思っていたがもうかばいきれない」と言われ、せめてもの手向けとしてキカイダーを倒してから処刑すると告げられる。
だがその前にミツコを処刑すると言われ、思わずその前に立ちはだかる。「仏心がついたのか」と構わず放たれたキメンガニレッドのビートガンからミツコをかばい、破壊されてしまった。
キカイダー02
1巻で登場。当初は巨大な蛇腹状の尻尾を有していたためコブラ型ロボットかと思われていたが、実は腹部に大量の鎌脚を保有しており途中からカブトガニ型に変形したので、便宜上こちらで扱う。
ヒナノ(原作におけるミツルに相当する、ミツコの異母妹(と思われていたが実は違った))を襲撃しようとするも、突然現れたサブローの破壊剣を眉間と両目に突き立てられて暴走を始め、サブローが発生させたガス爆発により胴体の右半分を失う。最後は修復中に突然起き上がったキカイダーのブラスターで粉々にされた。
なお余談であるが、第1話に登場した没機体として「レッドスネーク」なるヘビ型と思しき者もあったので、こちらかもしれない(本作は基本的にダークロボットが喋らないので呼称も無く白黒なので外見のモチーフだけで当てるほかない)。
関連項目
クラブオルフェノク:カブトガニエンジをモチーフにした善玉怪人