洋子「武器になるようなカーナビ、作ればいいのよ。透明なボーゾックがわかって、ついでに私でも上手くナビゲーションできるような!」(第21話)
概要
物語中盤よりカーレンジャーが使用する、カーナビ型の万能アイテム。後述の3つの機能を搭載しており、本来の機能である運転時のナビゲーションの他、戦闘においても大いに活用される。
元は透明化能力を持つAAアバンバへの対策として、ダップがカーレンジャーの女性陣と共同で開発したもので、どうにか完成には漕ぎ着けながらも肝心のシステムの起動に至らなかったところ、洋子の落とした涙がきっかけとなって無事?起動に成功したという経緯を持つ。
最初に登場したもの以外にも複数個製作されており、作中ではペガサスサンダーとドラゴンクルーザーに配備された分、それにシグナルマンがポリス星に帰還する際にポリスピーダーにセットされた分の、少なくとも計3個が確認されている。
機能
ナビックコム
基本形態。探索機能やエネルギーメーター機能といった、カーナビとしては標準的な機能の他、セットしたマシンの自動操縦機能も備えている。
ナビックショット
本体を変形させた銃形態で、高電圧ビームを発射することができる。5キロメートル先の敵を捉え、ナビックコムのサーチ機能によって姿を消した相手でも、追尾してビームを命中させることが可能である。また、軌道上に障害物がある場合はビームが曲折してこれを回避するようにもなっている。
ナビックブラスター
ナビックショットを、オートパニッシャーの後部に接続した合体銃。発射されるエネルギー光弾は合体前の3倍にまで威力が上昇し、さらに命中精度の低下というオートパニッシャーの欠点も、カーナビックの働きによってカバーされている。
パワーレンジャー・ターボ
原典とは異なり、物語開始直後の第2話よりターボナビゲーターとして登場。ディバトックス一味のしかけた爆弾を捜索するために活用されていた。
実際に戦闘で活用されたのは、原典のAAアバンバを元にしたトランスルシターが登場する第24話である。
備考
名前からも容易に察せられる通り、放送当時普及しつつあったポータブル式のカーナビと携帯ゲーム機がモチーフとされている。玩具は液晶パネルを搭載し、モードの違いによって異なるゲームが楽しめる仕様となっているが、それゆえにやや高めの価格帯となっており、また他の強化アイテムに埋没する形で曖昧な位置付けとなってしまったことを、後に野中剛が述懐している。
関連タグ
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー:スーパー戦隊シリーズの第42作目。同作に登場するルパンコレクションの一つ「幸運の大当たり~Le coup de chance~」はカーナビックをモチーフとしている。