ガジガジ
がじがじ
日本語オノマトペとしての「がじがじ / ガジガジ」は、歯で物を何度も強くかんだり激しくかじったりする時に発する音を表す擬音語である(※1)。また、そのさまを表す擬態語でもある(※1)。
「噛み付き」と区別されるべき点は、噛む回数もしくは執拗さの違いであり、「ガジガジ」は間違いなく執拗に噛んでいる(何度も噛み付いている、もしくは、噛み付いた口を離すことなく何度も噛み直してやめない)のに対して、「噛み付き」はそうとは限らない。また、「カジカジ」と「ガジガジ」の違いは、噛む側と噛まれる側の力関係で決まり、例えば、人間の大人が赤ちゃんに噛まれても「カジカジ」で済むが、噛まれて流血するような相手にやられたなら、何らかのダメージを伴う「ガジガジ」が相応しい表現と言える。ただ、「関連イラスト」節で例示しているように、「カジカジ」と「ガジガジ」のどちらで表現するかは個々人の感覚によるところが大きく、そこに「一つの正解」は無い。
がじがじ / ガジガジ - 本項に該当。2023年10月時点での該当作品数は11(絵=11〈全16作品中〉、文=0)。
かじかじ / カジカジ - 記事はまだ無い。2023年10月時点でのタグ付け作品数は19(絵=19、文=0)。
ペーパーマリオRPGに登場するキャラクター。魚を模したロボットのような外見のキャラクターで、天然の川、池、海、人工的な水溜まりや水路、さらにはピカリーヒルズの噴水やプールの中など、本作のありとあらゆる水場に潜んでいる。
マリオシリーズの魚キャラはプクプクが有名だがガジガジは名前や丸いフォルムからどちらかといえばワンワンに似ている。
本作のマリオは(「紙」である事もあってか)自由に水場を泳ぐことができず、ある程度深みのある水に転落してしまうと、このガジガジに追い立てられて水中から空まで垂直に飛び上がり、そのまま飛び込んでしまった場所の近くに落下する形で復帰する(この際に1ダメージが発生する)。前作とは違い、柵などが無い場合は容赦なく水中に落下してしまうため、ちょっとした操作ミスでもガジガジに追い立てられることになる場合は少なくない。
ただし、どれだけ水場に近付いても落下しない限りはガジガジが自ら水上に飛び出して襲い掛かってくるようなことは無く、ボートモードで水上を移動している場合も襲ってこない。また、マリオについてくる仲間だけが水中に落下した場合も出現せず、仲間は何事も無かったかのように復帰する(マリオと一緒に落下した場合は出現するが、ダメージを受けるのはあくまでマリオだけ)。
本作の敵役であるメガバッテン軍団の総督であるバツガルフの部屋は巨大な水槽の中にあり、部屋の窓からはその水槽の中を泳ぎ回る大型のガジガジが複数体確認できる。このため、本作を最後までプレイしているなら、例え水中に落ちなくても必ず目にする事にはなるはず。
敵キャラクターとして戦闘に発展する機会は無く、システム的にはキャラクターというよりも一種の仕掛けのような存在。本編の中ではクリスチーヌのものしりによるテキストの中くらいにしか名前が出てこないため、そもそも名前がある事さえ知らなかったプレイヤーもいるかもしれない。また、上述したようにロボットのような見た目であり、しかしながら天然の河川にでも当然のように住み着いているため、生物なのか機械なのか、はたまたサイボーグの類なのかもよくわからない奇妙なポジションのキャラクターである。
後にスーパーマリオブラザーズワンダーにも同名の敵キャラクターが登場している。