機体説明
ガズR、ガズLとも呼ばれる。
ネオ・ジオンがゲルググをリゲルグとして発展・強化し運用したのと同様に、旧ジオン公国軍の高性能機ガルバルディを発展・強化し、連邦軍のガルバルディβ同様第2世代のMSに改装したもので基本性能はガルバルディβより高い。
ハマーン・カーンのキュベレイを護衛する機体として開発されたため、「ロイヤルガード・ガルバルディ」とも呼ばれる。
前述の通り、当初はキュベレイの護衛機として運用される予定であったが、強化人間となったキャラ・スーンの情緒が不安定であったことからゲーマルクの監視、護衛に運用された。
二機の機体性能に大きな差異は無いが、赤・青のカラーリングと左右どちらかに突き出た肩アーマーが外見上の違いとなっている。
なお、ガズアルは銀色と青色でアーマーは右肩、ガズエルは銀色と赤色で左肩にアーマーを装備している。
資料によってはガルバルディαあるいはガルバルディβのいずれかをベース機にしているとされている。ZZ放映当時のキットインストでは連邦が運用するβを経由していない設計(βに近い外観のガルバルディが一年戦争時ジオン機としてすでに存在していた、という解釈)とされているが、これは書籍により異説も多く、ガルバルディ系列の考察を複雑なものにさせる一因となっている。(メタな事をいえば単に流用キットであるからなのだが、後年の宇宙世紀系ゲームや外伝でバリエーション機が増えたことによりガルバルディという機体の開発系統樹を極めてわかりづらくさせている。)
武装
- 大型ビームサーベル
- バックパックに装備された大型ビームサーベル。2つ装備されていてバックパックに装備した状態でビームキャノン、柄を連結することで双発型ビームサーベルとして機能させることができる
- ヒートランス
- 騎兵槍型近接武器。先端を赤熱化する事でMSの装甲を貫く事ができる。
- ビームライフル
- ゲルググ用のビームライフルをアップデートしたタイプ。照準器の配置がRとLで異なるのが特徴。
- ビームサーベル
- 前腕装甲内部に格納されているビームサーベル。二基装備されていて、RとLで格納されている配置が異なる。
- ショルダーアーマー
- 肩に装備された大型装甲。元々は装飾として装備されたものであったが、内部にミサイルや爆雷などの装備が追加された。
関連動画
バリエーション
AMX-117RG ガズアル・グラウ
AMX-117LG ガズエル・グラウ
立体物
本放送当時1/144シリーズにラインナップ。ガルバルディβの金型の成型色を変更+ガズエル/ガズアル用装備パーツ及びエングレービング用デカールが追加されたものになっている。
両方使って肩のでかいガルバルディを組むという荒業を考えた者は少なくあるまい。
2018年には、HGUCガルバルディβをベースにしたHGUC版がプレミアムバンダイ限定商品として発売。旧キットのコンパチ仕様に対し、こちらはツインセットとなっている。