概要
DCコミックスに属する多くのヒーロー・ヒロインと戦っているヴィラネスの称号。ファイヤーストームの代表的な宿敵。
熱運動学的クリオキネシス(thermokinetic cryokinesis)の能力を持ち、周囲の空間や任意の対象物から熱エネルギーを奪い、吸収した熱を冷気エネルギーに変換して放出。大気中の水分を凝結させた氷塊を攻撃や防御に活用。人間を直接凍死させるなど、『霜の殺人者』の名に相応しい危険な超人である。
原作コミックでは三人の女性科学者によって継承されており、並行世界の生成やアニメ化などに際して人物像が変化することも多い。
KillerFrostおよびkiller_frostのタグも使用されている。
人物
初代
初登場は1978年、"Firestorm, The Nuclear Man #3"。
ハドソン大学の物理学博士で、(ファイヤーストームの半身である)スタイン教授の門下生だった。
スタインに恋愛感情を抱くが拒絶されたことから激しい憎悪を抱くようになり、実験用の強力な冷凍室に事故で閉じ込めらたことから冷気の超人として覚醒。
DCコミックスの悪の超人チームであるシークレットソサエティ(Secret Society of Super Villains)の創設メンバーでもある。1984年、"The Fury of Firestorm #21"で死亡。
TV版『ヤングジャスティス』と、2018年の長編アニメーション作品"Suicide Squad: Hell to Pay"に登場したキラーフロストは初代と同じくクリスタル・フロストが本名となっているが、超人化した経緯や人物像・容姿等はほぼ別物になっている。
二代目
先代クリスタル・フロストの教え子であり、クリスタルの死亡と同じエピソードで新たなキラーフロストを襲名。冷気の能力とともにファイヤーストームとの敵対関係も継承している。ただしファイヤーストーム(ロニー・レイモンド)と恋愛関係にあった時期もある。
キラーフロストとしての活動期間が最も長く、原作準拠でキラーフロストといえば初代であるクリスタルよりも二代目であるルイーズを指す場合が多い。スーサイド・スクワッドを含む多くのチームにもルイーズが参加している。
TV版『ジャスティスリーグ』『ブレイブ&ボールド』と、長編アニメーション作品『スーパーマン/バットマン:パブリック・エネミー』(2009年)、『バットマン:アサルト・オン・アーカム』(2014年)に登場したキラーフロストがルイーズ・リンカーン。ゲーム版でもキラーフロストが起用される場合は主にルイーズである。
三代目
初登場は2013年、"The Fury of Firestorm: The Nuclear Man #19"。
ルイーズの活動が長期化し、背景世界の再構築も受けて複雑化した設定を、一旦リセットした新キラーフロスト。
ルイーズ同様スーサイド・スクワッドに加入するも、バットマンの誘いを受けて悪の道を脱し、フロスト名義でJLAに参加している。
『DCスーパーヒーローガールズ』シリーズ、実写ドラマ『ARROW』『TheFlash』『レジェンド・オブ・トゥモロー』『スーパーガール』、TVアニメーション『ジャスティス・リーグ・アクション』に登場したキラーフロストがケイトリン・スノー。
関連タグ
villainess / 敵女