概要
「キングアラジン」は円谷プロが制作した特撮テレビドラマ『怪奇大作戦』(1968年TBS系で放映)第1話「壁ぬけ男」に登場する人物で、予告状を出して宝石や仏像を盗み、壁を抜けて消えてしまうという怪盗であった(俳優は田口計)。
作中で、極端に背中を後ろに反ったポーズ(コントーションの技名で「cheststand」と呼ばれるものの一形態)を見せていることから、同様のポーズをとる人物のイラストに、同名のタグが付けられるようになっている。また、「キングアラジンの真似」というタグが付けられる場合もある。
なお、ゆうきまさみ氏の漫画『究極超人あ~る』(1985年~1987年)に登場するキャラクター「兵藤信」が「キングアラジンの真似」と称して行ったことからポーズの名前として認知されたと思われる。ちなみにその回でもツッコまれているが、キングアラジンの真似をするならその格好のまま転がって進む必要があったりする。
関連イラスト
関連タグ
ポーズ ストレッチ ヨガ 軟体 柔軟 アクロバット 雑技団 キングアラジンの真似 後屈 コントーション
キングアラジンの正体
以下はネタバレ注意!!
警察をあざ笑うかの如く宝石や仏像などを盗み続けていたキングアラジンだがSRIの調査でその正体が発覚した。
その正体はかつて一世を風靡した天才マジシャンの一鉄斉春光であった。
彼は10年前に海からの箱抜けマジックに失敗してしまい、それからと言うものの誰からの喝采を浴びなくなってしまい引退し、助手であった妻の紫乃と共に暮らしていた。
そして壁抜けのトリックは鏡のような性質を持つ特殊なスペクトルを持つ繊維をガスのように撒き、その繊維を辺りの色に反応させてカメレオンのように姿を消していた。それをあたかも壁にめり込んでいたように見せていたのである。
そしてトリックを見破られて踏み込まれた春光は、再び姿を消そうとするが牧の用意したスペクトル破壊機によって姿を消す事が出来なくなるとガスを撒いて逃走。家の近くにある湖に箱に入って沈んでいく。妻曰く湖に潜ると喝采の幻聴が聞こえるとよく潜っているという。
彼が相当な財産を持ちながら盗みを働き続けていたのは精神が狂っていたからである。そして喝采の幻聴を聞きながら彼は再び箱抜けをやろうとするも失敗し、箱もろとも湖の藻屑と消えた。