ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

事の発端はプロゲーミングチーム・Crazy Raccoonが主催した「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」(以下SV)のゲーム配信者向け大会「Crazy Raccoon Cup Pokemon Scarlet and Violet」で勃発したとある試合であった。


この大会は2人1組の4チームが「SVのシナリオを捕獲ポケモン8匹以下(さらに、DLC「碧の仮面」のポケモンは1匹まで)かつ4日以内でクリアした状態で大会に臨み、大会期間中はその8匹以外使用不可」というなかなかに鬼畜な条件でバトルを行うという物で、全ポケモンにニックネームをつけることが義務化されていた。

各チームはこの鬼畜な制約な中で8匹のポケモン達を用意したのだが、この大会にローレン・イロアス氏とのタッグで参戦していただるまいずごっど氏が、とんでもないクワガノンを用意してきたのである。


そのクワガノンのスペックは以下の通り。

性別メス
ニックネームギロチンネキ
持ち物せんせいのツメ(毎ターン20%の確率ですばやさに関係なく先制)
ハサミギロチン(一撃必殺技)のみ

…そう、このクワガノンは完全運ゲー型。すばやさ種族値43とアタッカーとしてはかなり鈍足であるクワガノンを運よく相手を先制して運よく一撃で屠ることにのみ特化させた、徹底されたギャンブラータイプだったのである。

しかもクワガノンは1匹しか使えない「DLC内定枠」であり、貴重なその枠をこの奇天烈な型のクワガノンに割いてきただるまいずごっど氏の奇策には、試合前から驚きの声が多数聞かれていた。

そして、予選第2カードの第3試合・うるか氏との対戦で、だるまいずごっど氏はこのクワガノンを控えの一角に選出して試合に臨むのであった。


当該試合の展開編集

ギロチンネキ登場まで編集

初手は両者ともラウドボーン。加えて、両者ともほのおタイプテラスタルするというミラーマッチの様相となった。

うるか氏のラウドボーンは命中率が低いものの相手を眠らせる効果が強い「うたう」に、状態異常の相手に倍のダメージを与える「たたりめ」と、技を外すとすばやさが2段階上がるアイテム「からぶりほけん」を組み合わせた構築で、試合では「うたう」失敗(すばやさ2段階上昇)→「うたう」成功(相手ねむり)→「たたりめ」(ねむり状態のため威力2倍)で撃破というきわめて理想的な流れでだるまいずごっど氏のラウドボーンを撃破した。

目の前にテラスタルでほのおタイプの技の超強化&すばやさ2段階上昇中のラウドボーンという超絶望的な状況下で、だるまいずごっど氏は2匹目にギロチンネキを送り込む。普通に考えれば、ここでほのおタイプに弱いクワガノンを送り込むのはとんでもない悪手である。

…普通のクワガノンであればの話だが。

ギロチンネキ登場後編集

先述の通り、ギロチンネキの技は「ハサミギロチン」のみなので、だるまいずごっど氏は「ハサミギロチン」を即選択。

すると、このタイミングで持ち物「せんせいのツメ」が発動。さらに、ここでギロチンネキは「ハサミギロチン」(相手が同レベルであれば命中率30%)をまさかの成功。うるか氏は圧倒的有利な状況であったはずのラウドボーンを失ってしまう。

皮肉にも、うるか氏のラウドボーンはテラスタルしたことで「ハサミギロチン」を防ぐ手立てを失っており(ラウドボーンはゴーストタイプ複合のため、テラスタルを切っていなければノーマルタイプの「ハサミギロチン」を無効にできた)、うるか氏にとっては悔やんでも悔やみきれない展開となった。

立て直したいうるか氏はカラミンゴを2匹目に投入するが、次のターンにギロチンネキは再び「せんせいのツメ」を発動させると、そのまま命中率30%の「ハサミギロチン」も成功させ、何もさせずにカラミンゴを屠る

予想外の展開で後がなくなったうるか氏は、3匹目にSVで初登場の600族セグレイブを投入。しかし、ギロチンネキはあろうことか次のターンでも「せんせいのツメ」を発動し、そのまま「ハサミギロチン」も成功、何もさせずにセグレイブを屠った

かくして、だるまいずごっど氏は圧倒的不利からギロチンネキの力だけで試合に勝利したのである。

余談編集

  • 先述した通り、「せんせいのツメ」の発動確率と「ハサミギロチン」を同レベルの相手に命中させる確率はそれぞれ20%30%である。したがって、1ターンの間に両方が発動する確率は6%、これが3ターン連続で発生する確率は0.0216%であり、無補正状態で色違いポケモンを引く確率(0.0244%)よりも低くなっている
  • この試合が起こった「Crazy Raccoon Cup Pokemon Scarlet and Violet」は先述した通り多数の有名ゲーム実況者が名を連ねた大会であったが、この奇跡を目の当たりにした実況者たちは皆、驚きの声をあげることとなった(「関連動画」を参照)。というかだるまいずごっど氏本人も驚いていたそりゃそうだ…。

  • この大会では優勝者に対する賞典の他に、いわゆる「特別賞」として「サトシ賞」という名前の賞が用意されていたが、この試合が決定打となってだるまいずごっど氏が受賞した。

関連動画編集

①だるまいずごっど氏視点

②うるか氏視点

③もこう氏視点

関連タグ編集

クワガノン ハサミギロチン

だるまいずごっど うるか

どうしてこうなった フロンティアクオリティ


ヘラクロス:ギロチンネキ同様、大会で1VS3の状況から逆転した虫ポケモンつながり(「伝説のきしかいせい」を参照)。また、モチーフ甲虫であることも共通している。


オクタン:ポケモンサンデーにてきあいのハチマキを連続で発動させて伝説ポケモン相手に大判狂わせを見せた。

関連記事

親記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 729

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました