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「データしか信じない人はどんどんアホになるなぁ」

プロフィール

年齢
誕生日12月16日
血液型AB型
CV久野美咲
大渕野々花

概要

国籍・年齢不明の家出少女。

ゲームならなんでも大好き、宿代のためしぶしぶ働く喫茶リコリコの不良店員。

その正体は、インターネットの黎明期から活躍する最強のハッカーウォールナット』。

自身の命を狙う追手から逃れる為、しばらく喫茶リコリコに身を隠すことになり、最前線で任務にあたる錦木千束井ノ上たきなのサポートを行う。

人物

容姿

癖のある長い金髪オールバックにまとめ、黒色のうさ耳リボンを頭の上で結んだ、気だるげな目をした小さな女の子。見た目は幼いものの、持ち前の博識ぶりでミカやミズキと対等に話しており、精神年齢はかなり高い。

年齢については尋ねられても「秘密だ」と返すばかりであり、公式情報でも一切明かされていない。第7話では身分を偽装する際に「30歳」を設定したことがあるが、実年齢との関係性は不明。

普段はリスがデザインされたダボダボのパーカーを着ており、袖から手が出せないために袖ごと物をつかんでいる。また、喫茶リコリコの仕事着は黄色のものを宛がわれており、アニメ第8話で客先に現れた際には「かわいい」と好評であり客達からは「ネットの写真には載ってなかったお店の新人さん」と認識されている。

性格

一人称は「ボク」であるが、「無知であることは嫌い」というスタンスのもと、つねに情報を収集してアップデートすることをよしとする探求者。

常に情報収集と分析に頭のリソースを割いており、目の前で起こっている事柄に対してもいちいち反応することなく、一歩離れたところから静観するようなスタンスをとっている。

私情を挟まない論理立てられた考え方や、時折口をついて出てくる揶揄混じりの小言からは、感情よりも理性を重んじる彼女の達観ぶりをうかがい知ることができる。

自身が興味を持ったものに対してはどこまでも貪欲に探究する反面、普段の生活のなかでは無気力なぐうたらさが目立っており、しょっちゅう喫茶リコリコの営業の手伝いをサボっている。また、シャツ1枚で扇風機の前に陣取ったり、すっぽんぽんのまま部屋から風呂に平然と入りに行くなど、親父臭くデリカシーに欠ける一面も見受けられる。

その他

日本語だけでなく英語も堪能なバイリンガルであり、喫茶リコリコに外国人観光客が迷い込んできた際にはネイティブな発音の英語で対応している。

趣味はゲーム全般。テレビゲームはもちろんのこと、喫茶リコリコで暮らし始めてからは来店客と一緒にボードゲームに興じるようにもなっている。計算をするタイプのゲームでは圧倒的に強いものの、感覚や人の感情を読むタイプのものではミスを多発している。

理知的な振る舞いとは裏腹になかなかの食いしん坊であり、丼ものからかき氷まで何でも景気よく平らげる。一方、印象通り料理を作ることは得意ではなく、喫茶リコリコのまかないを任された際にはたいてい冷凍食品か駄菓子を用意して済ませている。

能力

凄腕のハッカーであり、その手腕は最強のセキュリティを誇るDA(Direct Attack)のシステムに容易く侵入できる程でサイバー上のいかなるセキュリティも突破して自由自在に情報収集や攻撃を行うことができる。

民間人の個人情報やSNSアカウント程度であれば朝飯前で特定することができるほか、AI学習と併用したウィルスを流し込むことによって、ネット上に拡散されたデータをピンポイントで抹消するような芸当もこなしている。

また、喫茶リコリコがDA本部から高強度の任務を引き受ける際には、自身のマシン類をフル活用してサイバー領域におけるサポートを実施している。その具体的な内容としては、ハッキングした監視カメラや自身のドローンを用いた作戦エリアの監視や、敵拠点の電力およびネット回線の遠隔遮断、そして作戦や敵に関する情報をリアルタイムで収集・分析して伝達する情報活動などが挙げられる。

千束とたきなのバディがガンアクションに至るまでに必要な段取りを一手に引き受けてくれるクルミの存在は、喫茶リコリコが任務を達成するために不可欠なものであり、作品のストーリー原案を担当したアサウラも彼女のことを「作中最強キャラ」と高く評している。実際彼女のハッキング能力がなければ詰んでいた場面(特に終盤)も数多くある。(参考記事

経歴

第1話では、『アラン機関』の依頼を受けてDA(Direct Attack)の本部にあるAI『ラジアータ』をクラッキングし、リコリスの作戦を妨害していた。

しかし、アラン機関にも探りを入れようとしたことで彼らから用済みと見なされたことや、同僚ハッカーのロボ太による功名心目的な裏切り行為などにより、自宅(ダミーだったが)を爆破されるなどの危機に見舞われたため、第2話において喫茶リコリコに護衛を依頼する。

彼らの協力で自身の死を偽装したあとは、喫茶リコリコで(目をつけていた本部には極秘で)DAの仕事を手伝うことを条件に身を隠すことになる。

居住スペースは喫茶リコリコの押し入れ上段で、対外的には「店長がちょっと預かっている子供」ということにされている。

喫茶リコリコの通常営業においては、営業時間中に平然と入浴して店の手伝いをサボったり、ミズキが切り分けたスイカをこっそりつまみ食いしようとするなど、素行の悪さが目立っている。店が忙しくなると手伝いのために駆り出されることもあるものの、いざ仕事をしてみると転んで皿を割るなど邪魔になりがちだったりする。

主要キャラクターとの関係

錦木千束

センシティブな作品

喫茶リコリコの看板娘であるファーストリコリス。

いつも元気いっぱいに突っ走って皆を振り回す千束のことを、クルミはしばしば「リコリコの暴走特急」などと称しており、彼女が引き起こす滅茶苦茶なハプニングに接するたびに呆れた様子を見せている。

その一方で、彼女が秘めている人助けのための信念の強さやしなやかさについても察しており、彼女はそこまでバカじゃなく、現実を見すえた律儀な人間であるというような見立ても行っている。

なお、クルミの声をあてている久野美咲女史は、千束の飄々としたつかみどころのない魅力が、無知であることを嫌うクルミにとって興味の対象になったのではないかという考えを明かしている。(参考記事

井ノ上たきな

喫茶リコリコに新しくやってきたセカンドリコリス。

真面目で融通の利かないたきなの特質に際したクルミは、その頑固さを前にしてげんなりとした顔を浮かべたり、とんちんかんな質問を投げかけられて「冗談は大概にしろ」と返したりするなど、納得はしつつも頭を悩ませることが多い。

また、第6話では自身がかつてDAのセキュリティにアクセスしたことを喫茶リコリコの皆の前で白状し、たきなを間接的に左遷させてしまったことを詫びる一幕が登場しているが、彼女がそれよりもテロリストの真島の脅威を排することを優先と考えたことから、そのための協力を求めるという形で許されている。

中原ミズキ

喫茶リコリコの店員である元DAの情報部員。

クルミはしばしば、ミズキの不憫な一面を面白がって彼女にちょっかいを出すなどしており、そのたびに彼女からぶん殴られたりわいわいと揉みくちゃになるなど賑やかな交わりを見せている。

そのほか、人のプライベートにずけずけと踏み入ろうとする彼女を「デリカシーがないぞ」と制止したり、彼女の感情的な持論を論理的にたしなめたりする等、人間的な相性は良い。

ミカ

喫茶リコリコの店長である元DAの訓練教官。

喫茶リコリコのメンバーのなかでいちばんの年上であるミカに対して、クルミは臆することなく対等な語り口で話しかけている。

その内容についても、大らかな彼の振る舞いに対する指摘からDA本部や『アラン機関』に関するものまで多彩であり、そのいずれも深い思慮に基づいて発せられたものになっている。

余談

公式サイトでは放送前から存在が明かされていたが、第2話のオンエアまでウォールナット=クルミであることは伏せられており、項目冒頭の『家出少女』というギリギリ間違っていない紹介がされていた。第1話の時点では、EDクレジットにモザイクがかけられているという徹底ぶりである。

ただし、すでに公表時点でウォールナットのマークが描かれたシャツを着ていたことや、ウォールナットの和訳がクルミであることなどから、勘のいいファンは何かしらの関係に気づいていた模様。

『ウォールナット』は少なくとも過去30年間活動していたことや、何度も死亡が囁かれていたことが劇中語られている。襲名制なのか本人が何らかの理由で長命なのかは不明だが、第7話で申告した年齢が正しければ生まれてすぐにハッカー活動を開始したことになる。

また、『クルミ』という名も千束にせがまれるなかで気だるげに名乗ったものであり、ウォールナット(胡桃)を日本語に直訳しただけの仮名という可能性もある。

声優陣や製作側の発言によれば、久野氏にはかなり高めの年齢を意識した演技指導がされているとのこと。裏設定や真偽はさておき、精神年齢的にはミカと並ぶ(もしくはミカ以上の)最年長キャラとして描かれている。

ちなみに、クルミの花言葉は『知性』など。

関連動画

キャラクターPV:クルミ編

第9話「What’s done is done」予告動画

参考文献

  • アサウラ『リコリス・リコイル Ordinary days』 電撃文庫 2022年9月10日初版発行 ISBN 978-4-04-914618-9

コメント

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  • 千束スマホ>さ、さかなぁ〜… たきな「!?」

    はじめての短編です。 Twitterに無限さかな〜を載せている方がいて、2分くらい見続けましたが、飽きないの不思議ですね。 よく動画でのトラブルって最近耳にしますが、千束もたきなも人に見せびらかして相手を陥れるような事は絶対しないと思うので、ある意味彼女たちの信頼関係があるからこそ書ける内容なのかなと思いました。
  • ちゅーの価値

    どうも、唐揚げ専用レモン汁です。 今回は、twitterの相互フォロワーさん発の概念をお借りして、SSを書かせていただきました。その相互さんのpixivとtwitterのリンクを下に貼っておくので、是非そちらも覗いて行ってください。 1ページ目が、特に癖が強い要素に関する注意書きとなっておりますので、その中に相容れない要素を感じた方は自衛をお願いします。 https://twitter.com/lemo_adsm_lcrc?t=BwvimedjQ5_7B_mAbVMerA&s=09←私、唐揚げ専用レモン汁のtwitter 最近貼ってなかった気がしますね…。恐らく水星多めになります。 https://www.pixiv.net/users/31101119←概念提供者、ふぐさんのpixivページです。主にたきな中心にちさたきを描いてらっしゃる絵師さんです。 https://twitter.com/fugufugunofugu/status/1641317943123509250?t=ViFUdgdw3FQ3vpMnk6GJdw&s=19←ふぐさんによる元ネタ概念ツイート twitterにのみ上がっていてpixivには未掲載、という素敵な絵が複数あるので、是非こちらからふぐさんのtwitterを覗いてみてください!
  • お見舞い

    入院中の乙女サクラをお見舞いに行く、井ノ上たきな視点のお話です。 延空木の事件から数週間後が舞台となります。 『リコリス・リコイル』本当に久しぶりにハマったシリーズでした。で、見終わってSSというか、ストーリーで気になるところを妄想で補完した感じのお話を作ってみました。 当然ネタバレあります。未見の人は注意です。 書き終えて、時系列にかなり無理があるなあ、とは思いつつあげちゃいます。 ところで、リコリス達の先輩後輩の関係性ってどうなっているのだろう? 年次よりファーストやセカンドの地位が大事なんだろうけど、サクラの口の聞き方や呼称にも迷いがある。 DAもリコリスも組織の関係や、やめることはできるのか、ミズキさんは完全に民間人なのか、いろいろわからないところが多い。 というわけで勝手な設定とか許せる人だけ読んでください。
  • 来てくれて嬉しい

    今更感はありますが大好きなリコリス・リコイルの最終回、千束が姿を消してから見つけるまでの間の出来事を書いてみました。 たきなは何でもないような感じで千束と再会しましたが、きっとものすごい葛藤があったと思うんですよね。 あとおまけには、あのパフェのことを書いてしまいました。
    10,389文字pixiv小説作品
  • GUN RECOIL on GIRL

    #8.44 Lady・Acetosa

    コンセプトは引き続きガンスリからポイントをズラさないリコリコ、その悪化。こんな設定は無い……と、思う。タイトルはガンスリ8巻44話より。内容も少しだけ意識してる。また、ミズキ演じる小清水亜美さんがガンスリにおいて戦闘から引退した義体であるクラエスを演じていたことにも掛かっている。Acetosa:イタリア語で栗色、またスイバの学名。花言葉は愛情、親愛の情。 ガンスリ原作読者による『リコリス・リコイル』覚書 各話感想と考察 https://ker-cs.hatenablog.com/entry/2022/08/13/001349
  • 腐敗と決意

    依頼と別れ

    難産でした。 どれくらい続くか分かりませんがお付き合いくださると嬉しいです。最期のたきなの銃の話は私の最初の作品の「愛銃」のエピソードです。
  • リコリコ二次創作まとめ

    痴話喧嘩はリスだって食わない

    付き合ってるちさたきが痴話喧嘩する話。 前二つと比べると温度差があります← ミズキさんは頼りになりますね、オチ要因として。
  • 選択ミス

    たきなが誘拐される話 ※暴力、流血表現あり ※「○にたい」みたいな言葉出てくる ※モブ達が出てくる ※たきなが傷つく場面あり ※最後のページに解説あり(見なくてもいい) ※千束が一度だけ不殺辞める ※キャラ視点頻繁に変わるので頑張って 苦手な方は今すぐUターンをお願いします。
  • リコリス・リコイル×和歌

    君がため惜しからざりし命さへ 長くもがなと思ひけるかな

    お待たせしました。和歌シリーズラストです。 タイトルは百人一首より藤原義孝の和歌です。 意味は「あなたに会うためなら惜しくないと思っていた命が、あなたに会えた今になって惜しいと思うようになった。」 と言う意味です。
  • ちさたき

    The day realized that feeling

    こんにちは、私です。 自分のクソでか感情が何なのかに気づくたきなの話。 たきな視点。 千束誕生日も兼ねてます。 リコリコ、終わってしまいましたね。 ですが、私たちがリコリコを想う限り永久に不滅です、ということで、ちさたきです。 私のちさたきの解釈が一変したので、しっかり書いていきたい、ということでこのお話です。 ちなみにこれは続きます。 たまぁにTwitter→https://twitter.com/miracrea_24でもちさたきあげるので、興味がある方は。
  • その声を/きみの所為orため

    ※十話ネタバレ多分ある。 ある時のちさたき小噺+10話時点のくるみずきの妄想。 なんかあのままだとクルミもミズキもフェードアウトしそうな感じあったけど3rdビジュアルでミズキが車運転しなから銃構えてたしきっとそんなことはないんじゃない?????
  • リコリコ営業時間外

    DAのトイレのカイ談 (楠木司令の場合)

    アニメとodを前提とした、なんでも許せる方向け。ネタバレ注意。嫌な人は全速でブラウザバック推奨。 前作と空いてしまい、その間、書いていた別シリーズのラストでにっちもさっちもいかない気に入らない💢💢…という暗礁に乗り上げてしまった為、「こうなったら、気晴らしになんか別の書こう。そうしよう」と書き始めたやつです。 気楽~に、短いのー、と思って書いてこの始末。 なので、内容があるようで無い。それでいて、あと二つくらい書いたら楽しそう…とか途中で思ってしまったので、シリーズ名つけてあります。 宿題がみっつになってしまったので、続けてなんか書いていきたいと思っています… とりあえず生きてました報告。
    38,674文字pixiv小説作品
  • 本編時空のその後

    桜が咲くまで、あと――

    たきなたちが千束を見付けるまでの、ほんの一幕。 支部ではプレーンなテキストでしか載せられないので、よろしければこちらでも。 https://twitter.com/night_brk/status/1688462687297236992?s=20
  • 選択

    【選択】2

    前回の続き。ちょっと関係が変化します。この状態をなんというかはわかりません。はっきり名前がつかない関係性が好き。
  • 四面想華

    どうも、唐揚げ専用レモン汁です。 短い上にタグが嘘偽りなくトンデモ構成になっていますが、久しぶりにちゃんとクルミズが書けた気がします。 楽しんで頂ければ幸いです。
  • Lycoris Relive

    以前書いたシリーズを、一本にまとめるついでに色々書き足したりいじくった作品です。 クソ長いですが、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。 以前書いたシリーズ→https://www.pixiv.net/novel/series/9490251 2022/10/17追記 pixiv小説・男子人気ランキング72位入り 100ブクマいただきました。本当にありがとうございます!
    34,693文字pixiv小説作品
  • 未来へ進む

    これから大人になる君達へ

    たきな目線の千束の父親のミカとクルミ目線の千束の姉のミズキを書きたかったです。シンミカってBLタグついてるけど心臓さんは出てきません。 ちさたきも怪しいレベルで薄いです! 感想、ブクマ、いいねで喜ぶので是非お願いします。

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