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起源、意味、発音

 低地ドイツ語に由来し、多くの場合「良きヨハンネス(„guter Johannes“、Johannesは低地ドイツ語ではJan、「ヤン」)」を意味する。古い文献では、Guderijan、Guderjahn、Guderiahn、Guderianなどのヴァリエーションも存在する。元来は、それゆえに3音節で区切ってはっきりと発音され、第1音節にアクセントを置いていた。後になって、「ファビアン(もしくは「ファビアヌス」)」または「ダミアン(「グロビアン」を参照)」のようなラテン語もしくはギリシア語の人名に準拠して、開いたaの発音の代わりに母音接続の形で、4音節で発声されるようになり、その際にアクセントが第2音節へと移ったという(Josef K. Brechenmacher: Etymologisches Wörterbuch der deutschen Familiennamen. C. A. Starke Verlag, Glücksburg 1957-1963, S. 603.)。

 この外国語模倣は、プロイセン軍人の家系「グデーリアン」と、そのもっとも著名な末裔ハインツ・グデーリアン(1888~1954)に関係している。ソ連においては、彼の珍しい家名が「ハチャトゥリアン」「バグラミャン」の様なアルメニアに由来する苗字ではないかと、度々誤って疑問を持たれる結果となった(Anthony Beevor: The Second World War. Little, Brown & Co., New York and Boston 2012, p. 202.)。この誤報は今日も、特にアルメニアアルメニア人ディアスポラの間に広まっている(Vartan Gregorian: The Road to Home: My Life and Times. Simon and Schuster 2008, p. 26.)。石油王ヌバル・グルベンキアン(1896~1972)は、彼の自叙伝の中で、国防軍の有名な戦車大将が彼のアルメニアの故国から宣教師によってドイツへ送られた子供だったと主張した(Nubar S. Gulbenkian: Portrait in Oil: The Autobiography of Nubar Gulbenkian. Simon and Schuster, New York 1965, p. 317.)。実際には、グデーリアン家はシュナイデミュール(現ポーランドのピワ)やシェーンランケ(現ポーランドのチュチャンカ)地域に置かれていた当時のプロイセンのポーゼン州に発し、そこでは17世紀以来、ノイマルクやヒンターポンメルン出身のドイツ語を話す入植者たちがこの名を名乗っていたことが証明されており、いずれにせよコーカサスに辿りつくものではない(Hans Guderian: Guderian. In: Deutsches Geschlechterbuch. Band 214. C. A. Starke Verlag, Limburg an der Lahn 2002, S. 3–7.)。

グデーリアンという名の持ち主

 ピクシブ百科事典上にある記事で有名なものは以下の通り。

  1. ハインツ・グデーリアンは、ドイツ国防軍上級大将。電撃戦の「先駆者」といわれる。下記の元ネタ。
  2. 秋山優花里歴女チームから授けられたソウルネーム。
  3. トリニティ・ブラッド』のグデーリアン。本項で解説。

トリニティ・ブラッド』の登場人物

 ケンプファーがイシュトバーンや王都ロンディニウムで運転手兼ボディガードとして同行させていた、肉食獣のような目の寡黙な男。

 「牙の眷属」と呼ばれ、狼に似た巨大な獣への変身や野犬を操る能力がある模様。ウィリアム・ウォルター・ワーズワースの眼前で、彼の過去を揶揄しながらヴァネッサ・ウォルシュを殺そうとしたところ、髪の毛針で口腔内に一撃を喰らい、続けてガス攻撃で撃退された。

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