概要
中学生になった星馬豪が、大神陽人の策略によりGマグナムタイプゼロを失った豪が生み出した九代目マグナム。 リボルバー拳銃をヒントに一晩で作り上げ、山で最終調整を行って完成させた。
当初はフロントとリアカウルの一部形状がリボルバー拳銃のような形状になっていたが修行中に破損したため、二代目を彷彿とさせる黄色のヘッドライトと初代に近い赤と青のファイアパターンが組み込まれた、歴代マグナムの特徴を受け継ぐフロントカウルが追加された。
原作のウイングはライジングトリガーに近いが、製品版では五代目のような水平なデザインに変更されている(後述)。
スピンオフ作品・レッツ&ゴー!!翼ネクストレーサーズ伝にも登場。こちらは翼が使用している(彼のマシン・Zウイングマグナムが壊れたため、修理が終わるまで豪が貸した)。
特徴
マグナム系統では初のフロントモーターシャーシを採用したマシンである(採用されているのは、最新型のFM-Aシャーシ)。またマグナム系統では初めてデザインに文字通りのマグナム(弾丸)の要素が組み込まれたマシンでもある。
リボルバーの名が示すようにコクピット後部には撃鉄を模したパーツ、左右のサイドカウルには回転式弾倉が組み込まれ、カートリッジ内の圧縮空気を解放し、瞬発的な加速力を得ることができるという、ある意味でプロトセイバーJBの空気砲をマグナムに組み込んだマシンとも言える(アニメでは実際にサイクロンマグナムに空気砲を取り付ける策を豪が提案し、Jと仲違いしかけるが…)。
未完成の時は制御が難しかったが、修行を重ねて克服した。
圧縮空気ではなく本物の火薬を使用したカートリッジ(豪曰く「スペシャル弾丸」)もある。
また、空気発射口の角度は変えることも可能。
必殺技
空中で高速回転し一直線に飛んでいく、歴代マグナムお馴染みの技。
- マグナムガトリングアタック/マグナムガトリングダッシュ
連続で圧縮空気を噴射させ、加速し続ける。ネクストレーサーズ伝で翼も使用した。
- マグナムRイナズマショット
片側だけ撃って方向転換する技。交互に撃ってコーナーをクリアする姿はサンダードリフトを彷彿させる。フェンスが無くてもコーナリングできる。
- マグナムダンガンファイヤー
スペシャル弾丸を使用した技。戦闘機のように離陸し、壁にローラーを食い込ませてコーナリングする。
- ファイヤーギャロップ
ゴール直前で超加速させる技。リディアが一時的に豪から借りて烈とのレースに挑んでいる際に発動させた。
- ファイヤーランス
ファイヤーギャロップで加速させたマシンを更に加速させる技。応用で体当たりができる。
- マグナムガトリング走行
連続して体当たりを仕掛ける技。コスモソニックに大きくダメージを与えた
- ダンガントルネード
超加速された状態でマグナムトルネードで体当たり攻撃を仕掛ける技。
- マグナムサブマリン走行
ネクストレーサーズ伝で登場。発射口の角度を変え、爆風がからみ合うようにした。
商品としてのグレートマグナムR
2018年9月15日にFM-Aシャーシが採用されて製品化された。
物語の時系列的にはマグナムシリーズ9代目だが、キットとしては8代目である。(キットとしての7代目はZウイングマグナム、物語内での7代目、8代目は未キット化)
シャーシとAパーツはブラックで、ホイールはマグナム伝統の蛍光グリーンが採用されている。
これまでのフルカウルミニ四駆シリーズとの最大の違いに、リヤカウルのトレッドがミニ四駆REVシリーズと同規格まで狭まりフロントカウルと同じになっている点が挙げられる。
厳密にはラウディーブルでも採用されているフロントリヤ共通トレッドのAスポークホイールを採用しているため、マグナムセイバー プレミアム型ホイールやYスポークホイールをそのまま履かせた場合リヤカウルからホイールが飛び出るような形になってしまうので注意が必要である。
ウイング形状がフラットなものに変更されている他、サイドカウルの回転式弾倉の配色が異なっているなど、原作とは異なる部分も見受けられる。
サイクロンマグナムのようにウイングのリヤステー部分の耐久が低いので、その都度補強が必要であり、原作初登場のようなウイングにしたければ、ライジングトリガーのウイングを流用して改造する必要がある。
関連タグ
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return_Racers!!
マックスエンペラー:徳田ザウルス氏が描き下ろしたFMシャーシ採用タイプのエンペラー。当時のコロコロコミックにて立体物が製作された。
プロトセイバーJB:元祖空気砲搭載フルカウルミニ四駆。ただしレイスティンガーの攻撃をやり過ごすために使った時は相手を吹き飛ばすだけにとどまったため、マグナムのものには破壊機能はないと見られる。
ブロッケンG:先代のSFMシャーシが初めて採用されたフルカウルマシン。
スピンコブラ:二代目スピンアックス。アニメ版ではSFMシャーシを採用していて、稲妻走りが可能である