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曖昧さ回避編集

  1. 英語で「星座」という意味。
  2. アメリカの航空機メーカーであるロッキード社が開発した旅客機。ここで解説。
  3. アメリカ海軍にかつて在籍していた艦船の名称。特に1961年から2003年8月まで就役していた大型空母を指す事が多い。

概要編集

ロッキード社が世に送り出した旅客機のひとつ。レシプロエンジンを4基備えている。

垂直尾翼を3枚備えているのが特徴で、流れるようなスタイルから「コニー」の愛称で親しまれた。


歴史編集

1939年に開発がスタートし、1943年1月、記念すべき1号機が初飛行を行った。この1号機はL-49と言うモデル名称が付けられていた。


そもそもこのL-49は、トランスワールド航空(TWA)のボスであったハワード・ヒューズのバックアップによって開発されたものであり、当時の戦略爆撃機顔負けの飛行性能を持ち、与圧された客室を装備し、ニューヨークロサンゼルスの間を無着陸で飛ぶ事が出来る事を目指したものであった。

ちなみに、機体のデザインをしたのは、あのケリー・ジョンソンである。

ただ、初飛行した時期がだったため、民間機としては使用出来ず、やむなくアメリカ陸軍航空隊の輸送機・C-69への転用を余儀なくされた。

しかも当のロッキード社はP-38ライトニングの生産に追われており、とてもじゃないがC-69の生産どころではなかった。ゆえに陸軍航空隊に納入されたC-69は1945年8月までの間に数機にとどまった。


その一方でロッキード社とTWAによる改良型の開発も密かに行われ、第二次世界大戦終結後にL-049として世に出たのであった。無論その1号機はTWAに引き渡され、1945年12月3日、ワシントンD.C.パリ線に就航した。

これをきっかけに、パンアメリカン航空エールフランス英国海外航空KLMオランダ航空カンタス航空などが発注、納入後は主に大西洋路線や太平洋路線に就航している。


だがL-049では性能に物足りなさが残っていたため、強力なエンジンに取り替えた上でほかのスペックアップを図り北アメリカ大陸無着陸横断を可能にしたL-649と、燃料タンクを増やし大西洋路線での使いやすさを向上させたL-749を1947年に登場させた。また、アメリカ陸軍航空隊から改組したアメリカ空軍も、L-749をC-121という名称で採用した。

ただ胴体の細さ故に貨物室が小さいという欠点を孕んでいたため、それをカバーするために胴体下部に取り付ける箱、人呼んで「スピードパック」を用意するハメになった。


航空利用者が徐々に増加していった事に伴い、それへの対応が求められた事から、胴体のストレッチを行ったL-1049スーパーコンステレーションを1949年に登場させた。だが、エンジンはL-649やL-749のままであったため全体的には性能が低下してしまう。

そこで1950年、エンジンを取り替えた上、強力なエンジンに対応出来る様に構造を強化したL-1049Cと、その客貨混載タイプのL-1049Dを登場させ、さらに翌年には、飛ばせる距離をさらに長くしたL-1049G(客貨混載・転換形はL-1049H)を世に送り出した。このL-1049Gにはオプションとして主翼の端に燃料タンクが増設出来るようになっており、実際に装着した物が少なからず存在する。


1954年にはエンジンをターボプロップとしたL-1249が、1956年にはエンジンを取り替えた(ただしレシプロエンジンだった)うえ主翼の設計をし直したL-1649スターライナーを世に送り出したのだが、前者はアメリカ空軍(YC-121F)とアメリカ海軍(R7V-2、なおそれ以前のシリーズも採用している)にしか採用されず、後者もジェット旅客機の登場などもありあまり売れなかった。

そして1958年、生産を終了した。


ジェット旅客機に圧される格好で第一線を退いてからも、細い胴体から来る容積の少なさなどが災いし、ライバルのDC-4DC-6より退役のペースは速かった(特にL-1049以降)。


それでも今なお何機かはアメリカやオーストラリアで動態保存されている(が、その多くはL-1049の軍用機バージョンのC-121だったりする)。


なお、その機体規模や用途、そしてDC-4やDC-6の存在などもあり、日本の航空会社での採用例はない。

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