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概要編集

前作『GODZILLA』で散ったゴジラの唯一生き残った子供であり、『ゴジラ・ザ・シリーズ』の主人公である。


企画がお流れになってしまった前作の続編で予定されていた、「親よりも進化したゴジラ」の設定を受け継いでいる。

卵液を浴びたニック・タトプロスを刷り込みによって親と認識し、彼が率いるヒートチームと共に他の怪獣などと言った脅威と戦っていくことになる。


愛称として「リザード」や「ビッグガイ」などがある。


しかし、コモディスラックスとの悲恋や、サイバーゴジラと戦わされる、D.R.A.G.M.A.事件では世界を守って死亡したがD.R.A.G.M.A.を止められなかった歴史があった、などの悲劇のヒーローとしての描写もあり、これも、企画されていた続編の悲劇性に通じる部分がある。


データ編集

身長:1.8m(ベビー)→10.6m(一話)→55m(二話以降)

体重:6万t(「Cash of the Titans」にて判明)

走行速度:480〜800km/h

水中速度:60ノット


後のミレゴジ釈ゴジと変わらない身長でありながら、『ゴジラVSキングギドラ』以降の平成ゴジラと同じ6万tの体重を持つ。親と比べて120倍の体重に増加している理由は不明であり、この体重を持ちながら普通にビルに軽々と登る


親と異なり明確にとして設定されており、繁殖能力はないコモディスラックスが産んだ卵は、コモディスラックスの単為生殖能力によるもの)。


容姿編集

親のエメゴジと大部分は共通している。体色はシーンによりやや異なるが、紫がかった灰色に見えることが多い。また、前傾姿勢がちだった親よりも上体を起こしていることが多いなどの差異がある。


能力編集

熱線編集

GODZILLA in NY

  • 緑色の放射熱線(パワーブレス)を吐くことが可能。劇中では「ファイアブレス」などと呼ばれることもある。後ろから前へと移動するように背鰭が光ることや、目や首筋が光ることなどはレジェゴジシンゴジなどとも共通している。威力が上がったバージョンは「ハイ・パワーブレス」と呼ばれる。
  • 一部の書籍やコミックスやスチルでは、ハンナ・バーベラ版同様にオレンジ色の熱線(参照)や火炎放射として描写されている(日本の書籍ではオレンジ色だが、本国では比較的完成作品の色に近い)。
  • ゲーム作品では「火球」としての使用も可能であり(参照)(参照)、本編中でも、怪獣スキートラがゴジラの能力をコピーした際に火球として使用している。また、ゴジラ自身も、火球の様な形状のパワーブレスを使用した場面もある。
  • 威力と共に目の発光も変色し、威力が弱い順にオレンジとなる。
  • 威力と貫通力も高く、最低出力の「黄」の状態でも厚い岩やエイリアンの宇宙船を軽々と貫いたり、自分と同サイズの怪獣を吹っ飛ばす威力がある。
  • 温度も東宝版に劣らず、砂をガラスに変えたり、サブゼロマンタが吐いた冷気とぶつかると竜巻を発生させるなどの描写が見られた。
  • 精度も凄まじく、飛行機に纏わりつくハミングバードに対し使用した際は、動いている飛行機に影響を及ぼさずにハミングバードのみを撃ち落とすという離れ技も披露した。

身体能力編集

  • 親同様に地中移動能力があり、驚異的な速度での潜航が可能。敵の足元を崩落させて攻撃したり、敵の攻撃を避けるのに使ったりしている。移動の様子はほぼバラゴンである。
  • 耐久力は高く、10メートル級の時点でも戦車砲を2発受けた箇所から出血した程度で、全く決定打にはならなかった。成体サイズになってからは抜群の耐久力を誇り、怪獣の爪や牙でも傷つくことは稀。19話『An Early Frost』では既存の武器に対して耐性を持ち通常兵器が全く通用しないことが言及された。
  • 回復能力も優れ、巨大サソリとの闘いでは泥風呂に浸かることで急速に回復した。

知能編集

  • 高い知能を持ち、言語すら構築することも可能。その知能の高さたるや、ニックが本当は親ではないことを知っている程。それでも育ての親や仲間として彼と彼の仲間を守っている。
  • 目が見えない状態でもニックが英語で出した指示を理解し実行する描写が見られることから、多少の英語は理解している模様。
  • 道徳的な情緒を持ち合わせているようで、上述のコモディスラックスと愛を育む他、ネッシーの子供を助けて親元に帰すなどしている。モニクは「単なる種の保存本能」とバッサリ切り捨てていたが、それだけでは説明のつかない行動が多いのも確か。

余談編集

  • 企画段階ではゴーゴンという名前だった(参照)。
  • ゴジラS.P』の第6話冒頭に、子供部屋のおもちゃとして彼と嫁のコモディスラックス、因縁の相手であるジャイアントタートルなどのぬいぐるみが登場している。また、エメゴジの卵やゴズーキーなども見られた。
  • 放射火炎を明確に吐く事が親との一番の違いだが、親のエメゴジ自身も撮影開始直前までは放射火炎を吐く予定だったことが判明しており、実際にいくつかのコンセプトアートが確認されており(中には鼻から噴射しているバージョンもあった)、いくつかの玩具にも名残として放射火炎のパーツが付属していた。コンセプトアートや玩具から判断すると、予定されていた放射火炎の色は東宝版と同じく青色だったが、スロットマシーンなどに掲載されたイラストでは通常色の火炎放射になっている。そして、サイバーゴジラのパワーブレスも青色であった。
  • 「ハイ・パワーブレス」という名称は、徳間ガメラの得意技のプラズマ火球の威力が上がったバージョンが「ハイ・プラズマ」と呼ばれる事と類似している。
  • 当作品のパワーブレスを、実写版に落とし込むとこの様な様相になる

関連タグ編集

エメゴジ

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