概要
マリオストーリーに登場する村。ステージ7のさいはての地に存在する。英名は「Shiver City」。
ペンギンのターくんたちの集落で、その名の通り雪と氷に閉ざされている。
サムイサムイ雪原に隣接しているが、村長の許可がなければ通行できない。
一見ごく普通の村だが、その実態は歴代マリオシリーズの中でも飛びぬけて心証の悪い村。
ストーリーでは、マリオ一行は雪原に向かうために村長のもとを訪れるが、村長は部屋の中で倒れて死んでいた。
それを目撃した村長夫人は大騒ぎし、駆けつけた警備員と共に糾弾。マリオが殺害したと決めつけて冤罪をふっかける。
かくしてこの殺人事件ならぬ殺ペンギン事件の噂はすぐに村中に広まり、村民たちからは「近づかないで」と罵られるわ、「村長を殺した人相手に商売はできない」と買い物もできないわと散々な目に遭う。
その後村長が手に握っていた「ゴンベエ」という紙を元に調査を進めると、ゴンベエは村長と親しい作家であることが判明。
今度はゴンベエが犯人の濡れ衣を着せられそうになるが、そうこうしているうちに村長が息を吹き返す。
真相は、ゴンベエへの土産を探しているうちに足を滑らせて転び、頭を強打して気絶していただけというしょうもないものであった。
そんな人騒がせならぬペンギン騒がせな村長であったが、当初の目的であった通行の許可を出してくれ、晴れて一件落着となる。
…しかし、村長夫人や警備のペンギンはマリオやゴンベエを犯人扱いしたことに対してろくに謝罪もせず、村長夫人に至っては「最初から犯人ではないと思っていた」と掌返しをするなど最後まで印象が悪い。
こうして、プレイヤーの心に大きなモヤモヤを残したまま殺ペンギン事件は幕を閉じたのであった。
一応、「悪い人に見えない」と擁護したり、犯人扱いしたことに謝罪する村民も極僅かながら存在している。
また、警備員に犯人扱いされた際に連れている仲間が反論する台詞があるのだが、「マリオがそんなことするわけない」ときっぱりと反論するクリオやピンキー、「証拠もないのに犯人扱いするな(意訳)」と冷静に言い返すアカリンなど、マリオとの強い信頼関係が窺える一幕となっている。
関連イラスト
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ポワン…次回作ペーパーマリオRPGに登場するターくんの探偵。サムイサムイ村の警備員と似たような性格・キャラ付けとなっている。
レブレサック…他社のRPGに登場する村。無実の主人公を悪人扱いしたり、事件解決後に「最初から悪い人じゃないと思っていた」と言うおばさんがいるなど酷似している。