概要
ハチクマソフトによりNintendo Switch向けに発売されたゲームソフト。
特別版は設定資料集、サントラが同梱されている。
発売当初はプレイ実況などの公開の制約が公表されていたが、現在は公序良俗下でなら概ね良いとされている。
「日本神話RPG」と銘打たれているが、実のところスサノオが神話で行ったことは国譲り以外ほぼ終わっており、神話に基づきつつも完全なオリジナルストーリーになっている。
ストーリー
アマテラスの弟”スサノオ”は、傍若無人なふるまいで高天原(たかまがはら)を追放された。
しかし、追放先の芦原中津国(あしはらなかつくに)では、ヤマタノオロチを退治し、いけにえとなるところだった少女”クシナダ”を助けるなど、英雄神としての片鱗を見せていた。
スサノオはクシナダを妻とし、出雲国を統治し、大いに繁栄させると、役目を終え永き眠りについた。
そして100年の月日が過ぎ、スサノオを永き眠りから起こす使者が、高天原からやってくる……
システム
すごく大雑把に言えば「俯瞰視点の世界樹の迷宮」。
DQ11を彷彿させるスキルパネル「神力」でスキルを習得させ攻略していく。神力はいつでもリセットできるので時に大胆にスキルビルドを組み替えるのも手。
マップ構造こそ程々の広さで「全部埋めるのはやや骨」というだけでそこまで複雑怪奇ではないが、戦闘面は公式に「アルテリオス計算式」(攻撃力-防御力=ダメージ)である割にレベルを上げて物理で殴ればいいバランスではなく、世界樹のように無力化・耐久強化が基本になる。
戦闘もDQ11のように手番が来たときにコマンドを入力するターン制となっており、「使用したターン、特定の攻撃を防ぐ」スキルの存在から素早さの強化も蔑ろにできない。
装備品は各キャラの武器と勾玉のみで宝箱からの入手のみ、消耗品は基本宝箱からの入手する鍛冶素材のみで回復アイテムは一切ない。尚、HPは戦闘終了後に全快する。
登場キャラクター
- スサノオ(CV:一ノ瀬雅彦)
我らがご存じ須佐之男。DQNマザコンで有名なスサノオだが、クシナダを妻に迎えてからはすっかり丸くなり頼もしくなっている。クシナダに非常にぞっこんだが老けるのが嫌だとクシナダを櫛に変え傍らに置き100年の眠りにつくヤンデレな一面も。
戦闘面ではバリバリの物理アタッカーだがガードスキルや異常スキルなどの搦め手も使える。
複数対象の攻撃はないが、パーティーの矛であり、盾にもなるキャラクター。
- クシナダ(CV:陽向葵ゅか)
ヤマタノオロチより救出されスサノオの妻となったクシナダヒメ。100年間櫛として過ごそうがスサノオに一途な若奥様。
戦闘面では物理・魔法・回復・異常などいろいろできる魔法戦士。回復スキルの重みが大きい本作ではヒーラーとして起用したいが回復以外何をさせるかも考えたい。
- タクハタ/オモイカネ(CV:山田じぇみ子)
「重い鐘」こと知恵の神オモイカネとその妹女神栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)がモデルの女神のコンビ。タクハタがランドセルの要領でオモイカネをしょっている。オモイカネは本作でも知恵者だが口をきけないのでタクハタが代わりに喋る。兄妹共に非常に毒舌でメタ発言も多め。
戦闘では火・水・雷・魔属性を操る属性アタッカー。本作では弱点補正が最大2倍なので撃ち分けが重要。また、調子に乗って上位魔法を撃ちまくるとすぐガス欠するので出力の調整も必要。
搦め手が一切ないパーティー一の脳筋。
- ミカヅチ(CV:大山チロル)
快活ボクっ娘なタケミカヅチ。スサノオのお目付け役として登場。戦い好きで敵との掛け合いも多め。
戦闘面ではお得意の雷属性の攻撃の他弱体や異常を撒く軽戦士。無力化が重要な本作では一番槍として力を発揮する。
- ウズメ(CV:伊ヶ崎綾香)
高天原の踊り子アメノウズメ。彼女のせいでCERO:Bになっている。
見た目とは裏腹に真面目なお姉さんで高天原の案内人として共にする。
戦闘面では強化・弱体を一手に担うサポーター。MP管理がややシビアだが高難易度では外せない縁の下の力持ちであり、とにかく忙しい。
- ツクヨミ(CV:誠樹ふぁん)
天照大神と同格の筈なのに影が薄すぎる月読尊だが本作ではのじゃロリ。
普段は月に住んでいるが今回の異変で駆けつけた。
死神然として闇・毒・即死・各種バリアを使いこなす偏屈者。
癖の塊だがバリアスキルは高難易度のボス戦では必須級の剛の者。
その他声優