CV:塩野勝美(2体とも)
第24話「完璧マシン」 第25話「激突再び!」
概要
『仮面ライダーアギト』第24話、第25話に登場。
劇中では淡水エイに似た姿のポタモトリゴン・ククルスとトビエイに似た姿のポタモトリゴン・カッシスが確認されている。
人間を一時的に非物質化させる事で固体などを通過させる(例えばビルの屋上で襲われた場合、コンクリートの床を通り抜けて地面に撃突する。勿論床に穴などは開いていないし崩れてもいない)能力を持っており、この能力を使って“対象者を非物質化させてビル内にいながら転落死させる”という不可能犯罪を引き起こしていた。
『小説 仮面ライダーアギト』では姿を現していないが、作中で最初に発生した不可能犯罪が「屋上にいた人間が床をすり抜けて地面に転落死する」殺害方法だとされており、最初に出現したアンノウンとして存在が仄めかされている。
各個体
ポタモトリゴン・ククルス
身長 | 218.0cm |
---|---|
体重 | 160.0kg |
特色/力 | 非物質化 |
緑色の体色と一本角が特徴的な、淡水エイに似た姿の超越生命体。
個体名の意味は“上衣のエイ”。
手に触れた人間を非物質化させる能力を持っており、この能力でビルの屋内や屋上にいるアギトの力を覚醒させた人間=超能力者たちを次々に葬り去っていた。
戦闘の際は上記の能力のほか、刃の部分が無数の牙が鋸状に生えコンクリートすらも烈断できる程の威力を持つ“憤怒の杵”(ふんどのしょ。『仮面ライダーアギト超全集 上巻』p39)と呼ばれる両刃の剣を武器に複数の相手を同時に薙ぎ払う戦法を得意としている。
仮面ライダーG3-Xを使いこなせない氷川誠の頼みでG3-Xを装着する事となった津上翔一と交戦。
完全にG3-Xと同調した翔一の前に為す術もなく、「ケルベロス」の銃撃を受け爆死した。
ポタモリゴン・カッシス
身長 | 215.0cm |
---|---|
体重 | 159.0kg |
特色/力 | 高速滑空、非物質化 |
トビエイに似た姿を持つ超越生命体。個体名の意味は“兜のエイ”。
同族のポタモトリゴン・ククルスと違い青い体色をしており、角も二本角となっている。
頭部のヒレの先端が硬質化しており、これを鎖鎌の様に振り回して相手を寸断できるほか、絡め取った相手を非物質化させる能力を持っている。
また、空中を水きりの様に時速200kmのスピードで滑空する能力も有している。
劇中、ランニング中の女性に襲いかかるが、アンノウンの出現を察し駆けつけた仮面ライダーアギトに阻まれてしまう。
それを非物質化能力で返り討ちにした後、通報を受けて駆けつけた、制御チップを付けてG3-Xを使いこなせるようになった氷川と交戦。
その圧倒的な性能の前に同族のククルス同様にG3-Xになす術もなく圧倒され、最後はGX-05「ケルベロス」の銃撃を受け爆死した。
余談
デザイン担当の草彅琢仁曰く、自身がエイを飼育した経験を元に、マンタとガンギエイをモチーフに、生物感ある怪物を目指してデザインしたとのこと(『完全超悪』p139より)。
関連項目
アンノウン(仮面ライダーアギト) ロード怪人 エイ 仮面ライダーアギト
外部リンク
Web archive「仮面ライダーアギト」公式サイト ポタモトリゴン・ククルス
Web archive「仮面ライダーアギト」公式サイト ポタモトリゴン・カッシス