概要
”セクシー造船”とは、『鎌倉殿の13人』第42話「夢のゆくえ」に登場する八田知家のことである。
鎌倉を訪れた渡来人技術者・陳和卿は鎌倉殿・源実朝と会い、かつて教えを乞うた宋朝の育王山の長老の生まれ変わりであることを伝える。
実朝も夢に見た高僧の言葉と、長老の言葉と全く同じであったことから、陳和卿の言葉を信じ、勧められるがまま「壮大な唐船建造」を志すにいたり、八田知家を造船監督に任じ、御家人に費用捻出を命じた。
新しく執権となった北条義時はそれらの言葉を京から実朝の側近につけられた公卿・源仲章が聞いたものを陳和卿に伝えたものと推測、費用捻出の重さに御家人が鎌倉殿の政権運営に不満をもつよう仕向けているとも推測、裏で後鳥羽上皇が暗躍していると推測した。
一方、造船監督に任じられた八田知家はこれが鎌倉で行う最後の仕事として隠居することを考えていることを三善康信に伝え、驚愕の事実を彼に伝えた。
「若く見えるが、年はあんたとそう変わらない」
驚く康信をしり目に、陳和卿と造船作業に打ち込む知家、彼らの苦労もあって唐船は見事完成、晴れて進水の日を迎えるが、船が重すぎて船を乗せていた丸太のコロが折れてしまい、海に入ることができない無惨な結末を迎えてしまう。
焦った康信と知家は唐船を沖に出そうと加わるが、康信はあまりの重さに腰を痛め、知家は上半身裸になって筋肉美を披露(このとき三浦義村も上半身裸になった)、しかし、彼らの努力もむなしく唐船は陸上で朽ち果てることとなった。
これらの結末にSNS上では同話の予告のうちから
- 「公式サイトの30秒予告、すべてを一瞬の八田セクシー殿に持って行かれてしまった」
- 「セクシー造船か…」
- 「八田殿の最後のセクシーが“セクシー唐船造船“なのかな？」
- 「まさか八田殿の最後の大仕事は造船作業ってこと？ だとしたらセクシーDIY大臣の総決算楽しみ！」
との声が上がっている。
事の真相
11月25日放送の「あさイチプレミアムトーク」にて、山本耕史氏(三浦義村役)の口から当該回の裏話が明かされる。それは、
- 自分は脚本に【何故か脱ぐ平六】と書かれていたので脱いだ(アドリブと思われるのは心外、自分は台本通りという旨の発言をしていた)
- アドリブなのは市原隼人氏(八田知家役)
- その市原氏から山本氏は『耕史さんに裸のバトンタッチしますよ』と言われた
という、もうなんとリアクションすれば良いのかも分からなくなるような事実であった。
