概要
機関銃を搭載した無人の砲台(ほぼ銃座のような物)が光学センサやレーダーによって目標を自動的に捕捉、追尾し、射撃するという架空兵器だった現実の軍事兵器。
エイリアン2特別編(映画)や007ゴールデンアイ(ビデオゲーム)などに登場したものが有名。その他多くの作品に登場する。
アーマード・コアⅤやボーダーブレイクなどのロボットアクションゲーム、更に地球防衛軍シリーズなどでは機関銃に限らずミサイルや光学兵器などを搭載したタイプも存在する。
ゲームに登場するものは大抵のプレイヤーを上回る迅速かつ精密な射撃を実現しており、味方ならばとても頼りになるため「先生」とも呼ばれる。その他愛称として「千鳥(せんとり)先生」なども。「ちどりせんせい」ではない。
当然だが味方にすれば頼もしいが敵に回すと恐ろしい、を文字通り地で行っている。軍事兵器でありながら、すでに固定タイプのセントリーガンはマフィアや麻薬カルテル等が軍事運用している。キャタピラ付き移動タレットまでは流通や開発の関係上、まだ横流しはされていない。だがたとえ固定タイプと言えど、スマートフォンによる遠隔操作アプリまで流出している事から遠隔起動が可能。殺人や強盗にメカが新規参入した新時代の幕開けである。
この事からGTAでも「金になると見りゃ戦闘機だろうが何だろうが見境無く横流ししやがって、クズ共が!」と吐き捨てられている。
現実
韓国軍やイスラエル軍、アメリカ陸軍などが研究開発しており、実際に索敵、捕捉、照準まで自動化されたものが実用化、実戦配備されている。常に集中力の切れない見張り役と考えれば非常に有用。
しかしながら、地上戦における確実な敵味方識別は難しく、現状発砲まで完全に機械に任せることはできていない。
基本的にこれらタレットは専用の機材か、専用アプリを入れたスマートフォン等の操作機器から遠隔操作する。
トップ絵は旧式のもので現在は更なる改良により自動発射機能が追加。さらにキャタピラ付きタレットも開発され、軍属のオペレーター同伴での戦場での活躍も視野に入れている。
戦車や艦艇に搭載されたRWSはこれの延長線上にあり、一度捉えればスタビライザー機能で動きに合わせて追従して銃口を向け続ける、なんてことも可能。
現実での犯罪組織や軍による運営、ドラマ等にも出演。ゲーム上でも「DIVISION 2」等に出演している等、凄まじいまでの活躍で人気を獲得。ハリウッドの一流脇役並みの扱いとなっている。
(あくまでも脇役出演であるがため俳優を立てるための脇役としての活躍が主である)
無人ドローンによる爆撃はそれはそれで楽だそうだが、それだけに任す訳にも行かないため、この移動式タレットが開発されたと言う。
対空用途では、友軍航空機が高性能なIFFを積んでいることを前提として、発砲までを自動化したものも運用されている。それでもたまに誤射をするのだが。
また、ロケット弾や迫撃砲弾、ミサイル、UAVといった小型飛翔物に対し、自動で迎撃を行うC-RAMも開発されている。
リモコン機銃レベルではあるもののエイリアン2を見てファンが自作したり、リメイク版ジャッカルのように既製品の部品をベースに自作するなんて事も行われており、それらの前例や軍事用途として開発が進められている事から金銭等に余裕のある組織では同様に開発が進められていると思われる、という前提で対策が行われている。
実際のところ犯罪組織が使うのであれば完全自動化の誤射で被害が出ようとよほどのことがなければ知ったこっちゃないわけで、裏切る事のない忠実な護衛という需要は確実に存在しているわけである。
犯罪者がセントリーガンを使用するのは映画といった創作の世界だけの話ではなくなりつつある。
別名・呼び名
愛称
千鳥(せんとり)