ゼウス(LBX)
ぜうす
A国副大統領アルフェルド・ガーダインの専用機として、LBX管理機構「オメガダイン」が開発したLBXであり、アーマーフレームのタイプはブロウラーフレーム。
白と青を基調としたカラーリングであり、イフリート同様、通常のLBXより一回り大きい体躯を誇る。
オメガダインの技術を総結集して作られており、ガーダイン曰く「完全なる機体」との事。そこに風摩キリトのデクーOZから強奪したAI「パーフェクトブレイン」を搭載する事で「究極の機体」となり、LBXのひとつの完成形となった。
また、特殊モードの「GV(ギガボルテック)モード」を搭載。使用時は機体が青白い稲妻を纏った状態となり、ゲーム版では相手の雷属性攻撃を無効化する。また、敵として登場するこの状態のゼウスの武器は素手での格闘と落雷、2つのエネルギー弾を飛ばすなど、前作のイフリートを意識した攻撃モーションを披露する。
言うまでも無いだろうが、モチーフはギリシャ神話の大神「ゼウス」。雷霆を操る神としても知られており、本機が雷属性の攻撃を得意とする所以となっている。
前作のハーデスに続きギリシャ神話の三巨頭としては二柱目のLBX化となるが、残念ながらポセイドンの名を冠するLBXは登場せずに終わった。
基本装備は状況に応じて変形する「ケラブノス」。各形態ごとの名称は、槍「雷神槍ケラブノス」、剣「雷神剣ケラブノス」、ハンマー「雷神槌ケラブノス」。プラモデルでは、パーツの組み換えで各形態を再現可能(ただし、雷神槌はリミテッドクリアバージョンのみ)となっている。
ゲーム版では、エンペラーランチャー等と同じように、まだマルチギミックサック(可変式の武器)が実装されていなかった事もあってか、三形態がそれぞれ個別の武器として登場している。
必殺ファンクションは、両方のツノにエネルギーを集めて全身から高威力の電撃を放つ「GOD(ゴッド)ネメシス」。その演出は非常に壮大かつ派手なものであり、ミネルバ改を一撃でブレイクオーバーさせる程の威力を誇る(ただし、威力はイフリートのプロミネンスレイドには遠く及ばない)。
ゲーム版ではGVモード時に「超電磁ショック」も使用する。また、「GODネメシス」にはちょっとした攻略法があり、発射するギリギリタイミングでジオラマから落下すると一定時間無敵状態になれるので、それを利用する事で回避が可能となる(一応、GVモードやナイトモードでも防御は可能である)。
真ラスボスであるミゼルオーレギオンの存在もあってか、シリーズのラスボス機としては地味な立ち位置となってしまったものの、過去に人気Youtuberの「はじめしゃちょー」が本機のプラモデルを紹介していた事もあり、知名度自体は結構高い。
圧倒的な力でバン達を容易く退け、軍事衛星「パラダイス」のメインレーザー発射までの時間を稼ぐが、協力関係にあったDr.マミー(檜山真実)がガーダインを裏切り、パラダイスとゼウスのコントロールを奪う。そして、GVモードを発動した状態で、改めてバン達と戦う事になる。
その後、一度は撃破されるも、アダムとイブによって再びコントロールされ、キラードロイド・ペガサスに騎乗して「ゼウス・デストロイモード」となり、パラダイス最後の戦いが始まる。
アニメ版ではミネルバ改によって左足にダメージを負っていた事が仇となり、イカロス・フォースの00ソードを食らって一度は機能を停止した。
漫画版でも登場しており、こちらではペガサスとの合体も無く、最後までガーダインの機体としてバン達と戦った。
ただの槍の一振りですら必殺ファンクションと見まごう程の力を見せつけ、バン達を圧倒するが、最後はバンの機転によって動きを封じられ、そのままイカロス・ゼロの必殺ファンクション「メテオブレイカー」で真っ二つにされた。
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