「おれのよぉ、パタパタさあ ちょいカッコいいだろ?」
概要
『スーパーマリオRPG』で登場する敵キャラクター。
「こうもりパタパタ」というキャラにぶら下がるタコのようなモンスターでハナチャンの森に生息しており、エンカウントシンボルは存在せず他の敵と一緒に出現する。
戦闘では通常攻撃の倍の威力に加えて沈黙状態にさせる「どろみず」や「ライトニングボール」など様々な魔法攻撃を使用してくる。
魔法攻撃を使用する際、タコロンが口を巨大化させ、こうもりパタパタも同じように隙間が膨張してまるで人の顔のようになる。
「ほのお」や「ほのおのかべ」と火属性の技も使用するが同時に弱点でもあり、同じくジャンプ技も効果的なのでマリオのスペシャル技で早めに倒したい。
倒すと低確率で攻撃力アップのボーナスフラワーが出現する他、戦闘後やヨッシーのクッキーを使用するとハニーシロップを獲得する。
マロの「なにかんがえてるの」を使用するとこうもりパタパタを自慢してくる。
リメイク版のモンスターリストではタコロンがぶら下がっているキャラはパタパタではなさそうだが、タコロンはそう思っていないと解説されている。
- カルディのクイズ
タコロンがぶら下がっている「こうもりパタパタ」はクッパ城にいるパズル好きのハンマーブロス、カルディの出すクイズの一つの答えにもなっているのだが、「こうもりパタパタ」なんて種類のキャラは、マリオ関連の全シリーズを通して一切登場していない上にマリオRPGのゲーム中でもカルディのクイズ以外でその名前を知る機会は一切ない。
その上、SFC版ではグラフィックの関係で背景と合わさって翼が見えにくく、翼が黒いのは分っても蝙蝠なのかどうか等の細かい見分けは付きにくくなっている(リメイク版でもパタパタなのかどうかすら曖昧だと言われている)。また、それ以前にカルディが出てくるのは最終盤手前のクッパ城であり、タコロンの出現場所が序盤である関係上タコロンがどんな敵か覚えていなかったという人も多いと思われる。
更にカルディによるとタコロンは世界征服を狙っているらしいのだが、これは上記の「なにかんがえてるの」を使用しても分からない情報である為、唐突に「世界征服を狙うタコロン、彼がぶら下がっているものは?」なんて問題を出されても何の事だかさっぱりである。
一応タコロン自身が「なにかんがえてるの」でヒントになる内容の台詞(記事冒頭の文章)を言ってはいるが、それでもわざわざ調べなければ知り得ない情報なので、カルディの出題するクイズの中では最も理不尽な内容であると言える。
派生種
- タコベーダー
カントリーロードとビーンズバレーに生息しているタコロンの上位種で体色は赤色からピンク色になっている。
引き続き使用する「どろみず」と「ライトニングボール」の他に眠り状態にする「すいまのみず」や「でんげき」と「かんけつせん」の2つの魔法攻撃を新たに使用するようになった。
タコロンより技が多彩で同ダンジョンで出現するモンスターの中ではHPが高めで「かんけつせん」はアクセサリーでダメージの軽減や無効化ができず対策を怠るとパーティーが半壊する恐れもあるため出現したら真っ先に倒しておきたい存在。
火属性は弱点のままだが、ジャンプ技は弱点じゃなくなった上に雷技が効かなくなっているためマロは控えにするかパーティーにいる時は雷系の技以外で行動する事を念頭に置こう。
ボーナスフラワーはHPが全回復するものになり、ヨッシーのクッキーを使用するとオタマドリンクを獲得する事もある。
「なにかんがえてるの」を使用すると「タコだって、その気になれば 空だって飛べるさ♪」と謎の理論を考えている。
リメイク版のモンスターリストによれば、タコロンとは会うたびにバトルになる程のライバル関係で、バナナが好きとの事。
カッコつけたがりな面を持ち、自分を「タコヴェーダー」と呼んでいる。
そのため解説文でも「ライヴァル」「ヴァトル」「ヴァナナ」と、何かとバ行を強調して発音しようとしている。