もしかして:テウチライブ
概要
声:朝倉栄介
木ノ葉隠れの里の住人で、娘のアヤメと共にラーメン屋「一楽」を営んでいる。47歳。
作中ではほとんど名前が出ないこともあり読者・視聴者からはナルトが用いている呼称である「一楽のおっちゃん」がそのまま用いられることが多い。
うずまきナルトをはじめとした木ノ葉の里の忍者たちは常連であり、任務の帰りに彼の店でラーメンを食べる事も多い。
九尾の襲撃以前から里に暮らしていた他の大人達とは違い、九尾の人柱力故に里の人々から忌み嫌われていたナルトにも気さくに接し、快くラーメンを振る舞ってあげていた。里の人々の中でもうみのイルカと並んで木ノ葉の良心的な存在でもある。
また、はたけカカシの素顔を見た事がある数少ない人物でもある。映画「ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-」ではとある出来事で機嫌が悪くなっていたナルトに理不尽に八つ当たりされても怒ったりしないなど心の広い人物でもある。
その長い付き合いからナルトと日向ヒナタの結婚式にも招待されており、小説「木ノ葉秘伝」では悩んだ末に彼なりの結婚祝いを渡している。
アニメでは激太りした娘のためにダイエット向けの低カロリーラーメンを開発したり、修行先でつけ麺の良さに目覚めた娘によって店をつけ麺専門店にされてしまった事がある。
また、お笑い芸人のレギュラーをモデルにした従業員が働いていた事もある(アニメでは上述のつけ麺のエピソードに差し替えられている)。
またアニメ59話の中忍試験本選前日に食べにきたナルトに激励の意を込めて、盛りだくさんの具をトッピングしたラーメンを振舞ったこともある
アニメ版『ロック・リーの青春フルパワー忍伝』では親馬鹿の一面が強調されていた。
そしてアニメ第34ED「虹の空」(歌:FLOW)にてなんと彼をメインに据えられた映像が作られた。より具体的に説明すると、一楽のカウンターから彼が見てきたナルトの姿、そしてそれと比較するように過去の世代の情景が重なり合い、木ノ葉隠れの時代の移り変わりを表現している。その中には第二部時点(交際前)のナルトとヒナタが食事をする様子(アニナル設定を忠実に再現し、ヒナタが10杯以上のラーメンを苦もなく平らげ、ナルトはその半分で限界を迎え吐き気を催している)があり、それに重なるように波風ミナト・うずまきクシナ夫妻が食事をしていてクシナが吐き気を催し、その後妊娠が発覚するという描写がある。またこのEDには現在は既に故人となっているキャラ達(リン、自来也、前述のミナトとクシナ夫婦など)も多数登場しているのも特徴である。
なお、「一楽」のモデルとなったのは、原作者の岸本斉史が学生時代に通っていた同名のラーメン屋である。
移民説
ナルトに優しいのは九尾事件後に里外から移り住んできた移民だからという説が語られる事があり本項目にも長らくその旨が書かれていたが、本編・小説・ファンブックといった公式媒体では一切そのような情報は見られない。
『ザ・ロストタワー』ではカカシの下忍時代(つまりミナト存命時)に一楽がオープンした事が語られており、前述通り疾風伝EDではミナト達も訪れているためこの説とは矛盾が生じる。
余談
「実はうちは一族の生き残りでは?」という読者の考察が盛んな人物。
・未だ苗字が明かされない。
・回想でうちは一族の中に瓜二つの人物がいる。
・目を常時閉じている。
・疎まれたナルトに優しくしている。
…等の考察材料があるが、あくまで読者の半ばおふざけ的な考察であり、真相は不明。
なおうちはにも煎餅屋を営んでいる「うちはテヤキ」とその妻「うちはウルチ」という中年夫婦がいたが、イタチによる一族皆殺し事件の際に諸共犠牲になっており、作中時点ではすでに故人である。
BORUTOでは店はアヤメに譲っているが、本人は未だ登場していない。