概要
英名:Desert Leaper
学名:Aquator adepsicautus
デザート・リーパーは5000万年後の北アフリカ、または西アジアの砂漠地帯に棲息する齧歯類の子孫。
体長3mほどと、砂漠地帯に棲息する種の中では特に大型の草食動物であり、毛は滑らかながらに短く、分厚い瞼を持ち、砂漠の砂を防ぐ役割を持っている。
また、肢は砂にめり込まない仕組みになっていて、
人類時代に全ての種が家畜化されていたラクダ科、特に短い毛などの特徴からヒトコブラクダの生態的地位を占めている。
(なお、中央アジアの寒冷地に棲息するフタコブラクダの生態的地位はウシ科のウーリージャイガンテロープが担っている。)
過酷な環境に耐えるためか、数ヶ月もの間 水や食糧を得なくても耐えられる身体を持ち、1年に数回、大量の雨が降って出来た小さなオアシス地帯を、鋭い嗅覚で、遠くの水の臭いを嗅ぎつけ、この時とばかりにオアシスに生える、草本類や木の芽などを食べ、100ℓ以上のその水を一気に飲み干す。 そして数週間が経たないうちに、尾も体も肥え太った姿へと変貌し、自身の体重と同じくらいの量の皮下脂肪を蓄え、それを消費することで3ヶ月は食事をしなくても生きることが出来る。
そして蓄えとなっていた皮下脂肪が尽き始めると、しばらくすれば全身シワだらけの奇妙な体つきとなり、肋骨がすっかり浮き出て瘦せ細った姿へと変貌する。そしてまた、新たなオアシスを見つけて数千キロもの(渡り)を再開する生活を送っている。
この皮下脂肪の殆どは尾につき、肥え太っている時は胴体と尾でバランスをとってカンガルーの如く二本肢で飛び跳ねながら移動するが、蓄えが尽くと、尾でバランスを取ることができなくなるせいか、四つ足で歩行する事となる。