CV:辻村真人
概要
『宇宙鉄人キョーダイン』第23話「悪魔の手か!? 闇将軍ガブリン」に登場。一人称は「わし」で、ガブリンを「閣下」と呼ぶ。
防衛軍の情報部に忍び込み、重要拠点のデータを盗み出す使命とする、蠅、というよりもメタルミュータントのような風貌をした液体金属性のダダロイドで、自らの身体を自在に液化する能力を持ち、隙間さえあればどんな場所にも侵入する事ができる(前回登場したクラゲモンの発展型とも言える)。
ただし、実体化と液体化の変形にはペンダント型をしたスイッチ(ゴンベスは「チェンジマシン」と呼称している)が必要となっており、その部分が弱点となっている。
士官のダダロイドでは珍しく人間に化けられる(前述のチェンジマシンは不要)。尤も、黒い帽子にサングラスとマスクを装着し、夏頃なのにトレンチコートを羽織るという不審な格好であり、劇中でも葉山健治に「怪しい奴」と言われていた。
武器は口から放つ溶解液。またボディは銃弾をクッションのごとく跳ね返し、ハサミ状の両手は鉄格子も破壊してしまう。なお、片腕だけなら本体から分離させて動かす事が可能。
劇中の活躍
液体金属と化して地球防衛軍基地に侵入し、見張りの兵士を殺害してミサイル基地の位置を記したマイクロフィルムを強奪する(なおケースは2個あったが、なぜか1個しか盗まなかった)。
関東第1秘密基地の場所が割り出され、ガブリンが秘密基地を壊滅させるのを見届けるが、キョーダインに見つかり、グランゼルに追跡される。液体金属と化してグランゼルから逃げるものの、残していた衣服を偶然見かけてハンドバッグを落としてしまった村瀬美子(実は健治の同級生・陽子の姉)という女性が間違えてチェンジマシンを回収してしまう。マシンを奪還するべく彼女を追い掛けるが、グランゼルが現れたため仕方なく退散する。その後、村瀬姉妹が住む部屋に密かに片腕を侵入させ、たまたまチェンジマシンを持っていた陽子を襲うが、折しもサイバグラフィー竜治がいたため失敗に終わる。
ガブリンから関西、九州、北海道などの秘密基地を探るように命令されるが、最初のマイクロフィルムの強奪から1ヶ月が経過している事をガブリン親衛隊に指摘され、返答に窮してしまう。ガブリンからも直接督促された事で彼は意を決してチェンジマシンの奪回に向かう。まずわざと健治の前に現れて、彼とその友達を誘導し、まんまと彼らを捕まえる。次に美子の勤める飲食店に現れ、マシンの返却を要求するが、サイバグラフィー竜治に見つかってしまう。健治達と美子を人質にしてサイバグラフィー竜治を親衛隊と共に襲うが、グランゼルに戻った彼とスカイゼルによって人質は解放されてしまう。スカイゼルの攻撃に翻弄された挙句、グランゼルが持っていたチェンジマシンで強制的に液体金属にされてしまい、グランゼルのダダニウムガソリンとスカイゼルのベルトミサイルで引火してしまい、炎上して爆発した。
余談
OPクレジットでは辻村氏の名前が「辻 真人」と誤植されていた。
関連タグ
宇宙鉄人キョーダイン ダダ星地球侵略ロボット軍 ダダロイド 液体金属
ヘルガデム:同じく液体化能力を持つロボット怪人。
T-1000:液体化能力を持つロボットの代表格。