トーケル・カラン・デイル・ビョルケンヘイム
とーけるからんでいるびょるけんへいむ
CV:山下誠一郎
書籍版6巻の初回特典版のドラマCD、『漆黒の英雄譚』に登場するオリジナルキャラクター。
リ・エスティーゼ王国に領土を持つ下級貴族・ビョルケンヘイム家の跡取り息子。
ビョルケンヘイム家に代々伝わる、生死のかかった実戦を経験するためにモンスターと戦う(人を殺した時のトラウマを軽くする目的もあるらしい)『成人の儀』を行うため、そしてそれに協力する冒険者を雇うためにエ・ランテルへやって来た。
以降は上述の通りモモン達にモンスター退治の依頼をし、当初はモモンを恋敵と思い込んで敵対的な態度を取るが、ギガント・バジリスクに遭遇した際のモモンの英雄的な活躍を間近で目撃し、モモンに心酔すると同時にこれまでの自らの愚かさを恥じるのだった。
なお何年後かは不明だが、自らに子供ができた際父が自分に語った成人の儀でのアンドレの勇姿と同様に、自身の子供にモモンの勇姿を語り継いだ。
モモン(オーバーロード) ナーベ アンドレ(オーバーロード)
この先、本編に関するネタバレ注意
しばらくしてアインズ・ウール・ゴウン魔導王を名乗るアンデッドがエ・ランテルの領土主張、実力行使を示す形で認めさせてアインズ・ウール・ゴウン魔導国が建国された。
そして更に時を経て、王国のとある貴族が無謀にも魔導国に一泡吹かせてやろうとローブル聖王国への支援部隊へちょっかいを出した事で魔導国を怒らせてしまい、王国は宣戦布告をしかけられる大事態に発展。その最中、王国の中でも優秀な政治力があった大貴族のレエブン候が家族を人質に取られたためやむなく王国を裏切り、魔導国の進軍に協力を取らざるを得ず、その効果もあり王国は殆ど成すすべなく攻め落とされる事となった。だが、この恩赦を受ける形でレエブン候と彼の派閥に属していた貴族達は家族と領地・領民を助命され、苦渋の思いに駆り立てられながらも魔導国に服従を選ぶ道を取る事になった。
この王国の末路からして、下級貴族ながらビョルケンヘイム家は十中八九レエブン候に属していた貴族であり、書籍版14巻の最後にアインズの元に召集をかけられた貴族の中に、トーケルの父親に当たる人物がいたと考えられる。