人物
スティール・クープ博士によって製作されたファティマ。
パートナーはバッハトマ魔導帝国銀騎士団団長を務める若手エース騎士ジョー・ジィッド・マトリア。
星団暦3030年のハスハ侵攻戦で鹵獲したMHシュペルター(GTMデムザンバラ)をジィッドと共に駆る。
スペック…戦闘A・MH(GTM)制御B1・演算B1・耐久B2・精神B2・クリアランスVVS1・タイプL型
四大AFガーランドとして名高いクープ博士が手がけた「銘入り」なのだが、ガラの悪いDQN気質のチンピラ騎士であるジィッドからは、L型(成女タイプ)にもかかわらず二段サイズの小さいS型(少女タイプ)用のファティマ・スーツを無理やり着させられて人前で辱められたり、デコース・ワイズメルのパートナーであるエストと比較されて侮辱されたりと、何かと無茶な注文をつけられてはいじめられて泣かされている可哀想なファティマ。
しかし、それでも献身的にジィッドを支え、彼のために尽くそうとする。
パワーゲージ上の数値から読み取れる演算兵器としての性能は中の上程度でまとまっているものの、実はごく一部のわずかなファティマしか持ち得ないGTM調整能力を持つ超級ファティマである。
本来、ジィッド程度の能力では到底扱いきれない筈のデムザンバラを彼が操縦できているのは、実はニナリスがこっそりと大幅なデチューンや出力補正を行っているためなのだが、当然ながらジィッドはそのことには気づいていない。
ニナリスの行為はジィッドのためとはいえファティマ本来の権限を逸脱した違法行為であるものの、このことを知ったデコースはむしろニナリスの分析力と判断の精確さを高評価し、「一流の機械とはそういうもの」として黙認している。