概要
本名「ネビル・シュート・ノーウェイ」
第二次世界大戦の従軍中、あの珍兵器パンジャンドラムの開発に関わっていたことであまりにも有名。
パンジャンドラムとの関係
彼は元々航空会社に勤めていたエンジニア兼パイロットであり、自身で会社を立ち上げ経営していた時期もあった。
第一次・第二次世界大戦共に従軍経験があり、特に第二次世界大戦の時は自ら志願して従軍したと言われる。
第二次世界大戦中、パンジャンドラムをはじめとした特殊兵器の開発に参加。パンジャンドラムだけでなく火炎放射装甲車や対空火炎放射器といった様々な兵器の開発に携わったとされる。
特にパンジャンドラムは彼が名付け親と言われており、サミュエル・フットの詩「偉大なパンジャンドラム」から引用してつけたと言われている。
小説家としてのネビル・シュート
パンジャンドラム関係がクローズアップされがちだがネビル・シュートは小説家としても有名な人物である。
航空会社に勤務していた頃から既に余暇に執筆活動を行っており、エンジニアと小説家の二足の草鞋を履いていた。
その後、自ら立ち上げた会社を退社し本格的に小説作家として活動を開始。
従軍中も執筆活動を続けており、この頃発表した作品も多く存在する。
主に冒険小説を得意としていたが様々なジャンルの小説を発表しており、ベストセラーとなり映画化された作品も存在する。
日本ではあまりメジャーではないものの本国イギリスでの人気は高く、アガサ・クリスティやハモンド・イネスと並んで名前が挙がるほど。
代表作として
「渚にて─人類最後の日」「アリスのような町」
「パイド・パイパー」「チェカーボード」「ノー・ハイウェイ」
などがある。